【ホイール貫通】やり方を解説|B-MAXでもやるべき理由とメリット

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ミニ四駆のホイール貫通って?

 

今のミニ四駆の改造として欠かせないのが、「ホイール貫通」です。

ホイールを貫通させることで、シャフトやタイヤを安定させるための加工

無加工改造が基本のB-MAXなどでも認められているほど、必要な加工のひとつになっています。

 

 

✅この記事の内容

  • ホイール貫通のメリット
  • ホイール貫通のデメリット
  • ホイール貫通のやり方

 

この記事では、ミニ四駆のホイール貫通について。

ホイール貫通をするメリットデメリット

実際のホイール貫通のやり方と合わせて紹介します。

 

 

ミニ四駆のホイール貫通とは、ホイールを貫通させることでシャフトを抜けづらくする加工のことです。

 

マシンの安定性や、コースでのトラブルを防ぐためにも必要となるのがホイールの貫通。

今ではB-MAXなどの無加工マシンの改造でも認められている、欠かせない改造にもなっています。

 

ホイール貫通自体は、身近なパーツ類で加工が可能

 

 

ホイール貫通をすることで、タイヤが外れたりブレを抑えるなどのメリットも

ちょっとした加工の手間はありますが、やらない理由がないほど必要な改造になってきます。

 

▽今すぐホイール貫通のやり方を見る▽

 

 

 

ホイール貫通のメリット

ホイール貫通のメリット

タイヤが外れにくくなる

タイヤが外れにくくなる

ホイール貫通をすることで、タイヤが外れるトラブルを防ぐことができます。

 

ミニ四駆初心者に多いコースでのトラブルに、マシンのタイヤが外れるということがあります。

これは、シャフトとホイールの取り付けが不安定なために起きてしまうトラブル。

組み立て時にしっかりと取り付けていたとしても、コースで走らせるたびに消耗して抜けやすくなってしまいます。

 

シャフトに対してホイールをはめているので、奥までしっかり挿さっているわけではありません

なので走行中の振動や負荷によって、タイヤが外れてしまう場合も。

 

そんな時にホイール貫通をすることで、シャフトをホイールの奥までしっかり挿すことができます

浅く挿さっている時に比べて安定感が違うので、タイヤが外れるようなトラブルも起きません。

 

ホイール貫通とは、シャフトを差し込む穴を貫通させる加工

シャフトがしっかり挿さることで、タイヤが外れるトラブルを抑えることができます。

 

 

タイヤのブレが少なくなる

タイヤのブレが少なくなる

ホイール貫通をすることで、タイヤのブレを抑えることもできます。

 

タイヤがブレる原因のひとつになってくるのが、ホイールの精度

ホイールのシャフト穴がブレているほど、タイヤのブレも大きくなってきます。

 

しかしホイール貫通をすることによって、タイヤのブレを少なくすることが可能

ただシャフトを挿し込むだけの場合に比べて、奥まで挿し込むことでホイールの安定性が変わってくるためです。

 

またホイール貫通の段階で、ホイールのブレを抑える加工も可能

シャフト径ギリギリの大きさに貫通させたり、治具を使って貫通させることでシャフト穴の精度も向上します。

 

タイヤのブレの原因となってくるのが、ホイール。

そんなホイールを貫通して精度を上げることで、タイヤのブレを少なくすることができます。

 

 

トレッド幅の調整が可能

トレッド幅の調整が可能

ホイール貫通をすることによって、マシンのトレッド幅を調整しやすくなります。

 

マシンのトレッド幅とは、左右のタイヤの幅

トレッド幅が広いほど、ジャンプ後の着地などでマシンの安定性はアップ。

逆にトレッド幅が狭いほど、コーナリングなどで速さを出すことができます。

 

ホイール貫通をしていない場合、マシンのトレッド幅はホイールの種類によって変わってきます

ホイールの中心と同じ幅の「ゼロセットホイール」や、内側に長くなっている「アウトセットホイール」では、取り付けた時のトレッド幅が決まってきます。

 

しかしホイール貫通をすることで、トレッド幅の調整が可能に

ホイールの取り付けが調整できることによって、マシンやコースに合わせたセッティングができます。

またアウトセットホイールを使う場合でも、逆履きにすることでトレッド幅を狭めることも。

 

ホイール貫通をすることで、マシンに合わせたトレッド幅の調整が可能

使うホイールの制限も少なくなるので、セッティングする上では大きなメリットになってきます。

 

トレッド幅については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

ホイール貫通による効果

ホイール貫通による効果

ホイール貫通は、B-MAXなどの無加工マシンほど効果的な改造になります。

 

ホイール貫通による加工は、B-MAXなどでも認められています

なのでB-MAXを基準に改造したマシンでも、ホイール貫通を実施しています。

 

実際にホイール貫通をしたマシンをコースで走らせてみても、使いやすさが変わってきました。

ホイール貫通によって、タイヤが外れるなどのトラブルは無し

さらにトレッド幅が狭くなることによって、無加工状態での取り付けよりコーナー速度なども上がってきます。

 

改造や加工が限られてくるB-MAXでこそ、ホイール貫通はやるべき改造になります。

 

ホイール貫通後の走行については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通のデメリット

ホイール貫通のデメリット

ホイール加工の手間

ホイール加工の手間

ホイール貫通をする場合、加工の手間はかかってきてしまいます

 

ホイール貫通をするためには、ホイールの加工が必須

やり方は後述しますが、ドリルやビスなどでシャフト穴を貫通させる必要があります。

 

さらにこのホイール貫通の精度によっても、仕上がりは変わってきます。

精度の高いホイールにするためには、貫通の精度も大切

なので加工の際は、細心の注意が必要になってきます。

 

ホイール貫通をする上では、加工の手間や精度が必要になる覚悟が必要になってきます。

 

 

メンテナンスの手間

メンテナンスの手間

ホイール貫通をした後も、メンテナンスは必要になってきます。

 

マシンは、コースで走らせるほど消耗してきます。

これは、ホイールなどの細かな部分も例外ではありません。

 

特にホイールの場合は、マシンの走行中の負荷によってシャフト穴が摩耗してきます。

シャフト穴が摩耗してくると、タイヤがブレたりシャフトが抜けやすくなる原因に

 

タイヤの安定性を上げるためにやるのが、ホイール貫通。

しかし使い続けるほど消耗してくるので、定期的なメンテナンスや見直しは必要になってきます。

 

 

 

ホイール貫通のやり方

ホイール貫通のやり方

ホイールを貫通させる方法

ホイールを貫通させる方法

ドリルを使う場合

ドリルを使う場合

ホイール貫通でも一般的な方法になるのが、ドリルでの貫通です。

 

ホイールの材質としては主にプラ製なので、それなりの硬さはあります。

なのでドリルで加工する方が、手間もかからずそれなりに精度を出して加工することが可能。

 

主にホイール貫通のドリル径として使用するのは、1.7mm1.8mmのドリル。

1.7mmだとシャフト径ピッタリになるので、しっかり取り付けることが可能。

ただ1.8mmドリルでも、安定した取り付けは可能です。

 

ドリルで貫通する場合、カウンターギヤなどをガイドにするのがおすすめ

ホイールのシャフト穴に対して真っ直ぐにドリルを入れられるので、ブレてしまう可能性も少なくすることができます

 

もし径の違うドリルがある場合は、小さいドリル径から加工を始めるのがおすすめ

1.0mm→1.5mm→1.7mmと径の大きさを上げていくことで、シャフト穴に対してブレを少なくすることができるのでおすすめです。

 

商品リンク:WAVE HGワンタッチピンバイス 1.7mm
商品リンク:SK11(エスケー11) 六角軸 鉄ドリル 1.8mm

 

ビス(キャップスクリュー)を使う場合

ビス(キャップスクリュー)を使う場合

ホイール貫通は、ミニ四駆パーツとして使われるビスなどでも可能です。

 

ホイール貫通で使われるビスとしては、30mmの長いビスキャップスクリューなど。

ホイールも幅があるため、それなりに長いビスが必要になってきます。

 

その中でもおすすめなのは、30mmくらいのビス

キャップスクリューでもホイール貫通は可能ですが、付属のレンチが使いづらいという難点が。

 

キャップスクリューは硬さがあって加工はしやすいですが、レンチの使いづらさによってホイール貫通の精度が落ちてしまう可能性も

なので使いやすいレンチがある場合は、キャップスクリューもおすすめになってきます。

 

ビスを使った場合のホイール貫通も、真っ直ぐに貫通させるためのガイドが重要

カウンターギヤはもちろん、GUPにもなっている六角マウントをガイドとして使用する方法も。

 

六角マウントから、ビスの先を少しだけ出してホイールに密着

あとはビスを締め込んでいくことで、ホイールに対して真っ直ぐに貫通させていくことができます。

 

商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ 2mm キャップスクリューセット (25mm・30mm)
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ 六角マウントセット(10mm,15mm)

 

治具を使う場合

治具を使う場合

ホイール貫通をする上では、治具の利用も便利でおすすめです。

 

ホイール貫通用の治具にも、いろいろと種類があります。

真っ直ぐに貫通させるガイドになるものはもちろん、シャフト穴を形成するための治具も。

 

中でもP!MODEL LABOのシャフトブレードについては、シャフト穴を成形するための治具

ハンマーなどで打ち込んでいくことで、シャフトと同じ六角穴を成形することができます。

ドリルなどでは丸穴として貫通させてしまいますが、シャフトブレードであれば六角穴として貫通させることが可能です。

 

真っ直ぐ確実に打ち込むためには、あらかじめ貫通させたシャフト穴に打ち込むのがおすすめ

より精度のあるホイール貫通をしたい場合は、治具を使ったホイール貫通もおすすめの方法です。

 

商品リンク:P49 ホイールシャフトブレードver.3

 

 

シャフトを取り付け

シャフトを取り付け

ホイールを貫通後は、シャフトを取り付けていきます

 

ホイール貫通後のシャフトとして使用するのは、72mmシャフト

通常キットの60mmシャフトに比べて長いことによって、貫通させたホイールに対して奥までしっかり挿し込むことができます

 

貫通後のホイールについては、必要であればバリ取りもしっかりと

特にホイールを逆履きで使用する場合は、取り付けやすくするためにもバリ取りは必須になってきます。

 

取り付け方としては、ホイールに対して真っ直ぐにシャフトを打ち込んでいくだけ。

この時手作業での取り付けはむずかしく、シャフトが曲がってしまう可能性も。

なのでゴムハンマーなどで打ち込んでいくことで、確実にしっかりとした取り付けが可能になってきます。

 

ただあまり力を入れてハンマーを打ち込むと、シャフトが曲がってしまう場合もあるので注意が必要です。

 

商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ No.60 マイクロハンマー

 

ホイールの逆履きについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

ゴム管でシャフトを保護

ゴム管でシャフトを保護

貫通したホイールを取り付け後は、はみ出したシャフトの保護も必要です。

 

貫通したホイールを72mmシャフトでマシンに取り付けると、シャフト部分がはみ出す場合が多いです。

しかし、このはみ出したシャフトをそのままにしておくのはミニ四駆の改造としてNG

 

はみ出したシャフトは危険で、ケガやコースを傷つけてしまう可能性が。

また公式大会をはじめとしてレースにおいても、レギュレーション違反となってしまいます。

 

なのではみ出したシャフトについては、しっかりと保護する必要があります。

この時に使用するのが、AOパーツにもなっているゴム管(ゴムパイプ)

必要な大きさに切り出して、はみ出したシャフトに取り付けるだけでかんたんに保護することができます。

 

ホイール貫通は、はみ出したシャフト部分まで保護することで完了

細かな手間にはなってきますが、確実に必要となる加工になります。

 

商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ ゴムパイプ3.5×60mm(5本)

 

ゴム管については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通 まとめ

ホイール貫通 まとめ

ミニ四駆のホイール貫通をすることで、シャフトが抜けづらくする加工をすることが可能です。

 

マシンの安定性コースでのトラブルを防ぐためにも必要となるのが、ホイールの貫通。

今ではB-MAXなどの無加工マシンの改造でも認められているほど、ミニ四駆に欠かせない改造になっています。

 

ホイール貫通は、身近なパーツ類で加工が可能です。

 

 

ホイール貫通をすることで、タイヤが外れたりブレを抑えるなどのメリットも

ちょっとした加工の手間はありますが、やらない理由がないほど必要な改造になってきます。

 

ムーチョ

ミニ四駆歴9年目。ブログ運営歴7年。
小学生以来のミニ四駆に復帰後、2018年よりブログを運営しています。
自分自身がミニ四駆を楽しんでいくにあたり、疑問に感じたり困ったことをブログとして発信中。ミニ四駆初心者やミニ四駆を始めようと思っている人に参考になればと当ブログを運営中。

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