ミニ四駆のタイヤ中には、「縮みタイヤ」とよばれるものがあります。
パーツクリーナーに漬け込んでから乾燥させることで、硬くて滑りやすいタイヤにすること。
縮みタイヤは作り方もかんたんで、使うメリットもあるのでおすすめのタイヤです。
✅この記事の内容
- 縮みタイヤを作るメリット
- 効果があるから使われる縮みタイヤ
- 縮みタイヤの作り方
この記事では、ミニ四駆の縮みタイヤについて。
縮みタイヤを作るメリットや効果、実際の作り方も紹介します。
ミニ四駆でいう縮みタイヤとは、タイヤのゴムの材質をパーツクリーナーによって変化させたタイヤのことです。
縮みタイヤが使われている理由は、硬くてグリップの少ないタイヤにすることができるから。
同じように硬くてグリップの少ないタイヤとしては、「ローフリクションタイヤ」が代表格になってきます。
しかしマルーンタイヤは多くのマシンで使われているからこそ、手に入れるためのハードルが高いのも難点。
そんな時に縮みタイヤを作って使うことで、似たような特徴のタイヤを使うことができます。
縮みタイヤの作り方もかんたんで、「スーパーハードタイヤ」や「ハードタイヤ」をパーツクリーナーに漬け込みしっかり乾燥させることで硬いタイヤに仕上がります。
ローフリクションタイヤとまったく同じとはなりませんが、少なくとも使いやすいタイヤなのは間違いないのでおすすめです。
縮みタイヤを作るメリット
セッティングの選択肢を増やせる
縮みタイヤを作るメリットとしては、マシンのセッティングの幅が広がることがあります。
ミニ四駆は、マシンやコースレイアウトに対して改造をしていきます。
その中でも、マシンの走りに大きく影響してくるセッティングのひとつがタイヤ。
マシンのタイヤ径はもちろん。
タイヤの種類によって、グリップ力やコーナリングの速さが変わってきます。
そんなタイヤの種類も使い分けて改造していくのが、ミニ四駆。
縮みタイヤを作ることによって、セッティングの選択肢をひとつ増やすことができます。
マルーンが無くても似たタイヤを使える
縮みタイヤを作ることで、硬くてグリップ力の少ないタイヤを使うことができます。
ミニ四駆のタイヤの種類の中で、硬くてグリップ力が少ないタイヤは「ローフリクションタイヤ」。
マルーンタイヤともよばれているこのタイヤが、もっとも硬くてグリップが少ないタイヤになっています。
そのグリップの無さからコーナリングが速いため、今では多くのマシンに使われています。
しかしそんなローフリクションタイヤの、1番の問題が手に入らないこと。
探せば購入は可能ですが、定価以上の価格での入手になってしまう場合もあります。
そんな時に縮みタイヤを作ることによって、似たように硬くてグリップの少ないタイヤを手に入れることが可能に。
「スーパーハードタイヤ」や「ハードタイヤ」などがあればかんたんに作れるので、マルーンタイヤが手元に無くても似たようなタイヤを使うことができます。
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効果があるから使われる縮みタイヤ
硬くなることで摩擦抵抗が減り、グリップも抜ける
縮みタイヤを使う理由のひとつに、コーナリングが速いタイヤということがあります。
縮みタイヤは、パーツクリーナーに漬け込むことでゴムの成分が変わってきます。
乾燥するととても硬くなるので、タイヤのグリップ力が大きく変化。
タイヤのグリップ力が抜けることによって、コーナリング時の摩擦抵抗も少なくなってきます。
タイヤの成分が変わって摩擦抵抗が減ることによって、元の状態と比較してもコーナリング速度が上がります。
この理由だけでも、縮みタイヤをマシンセッティングとして使う理由にはなってきます。
削りやすいので、精度の良いペラタイヤを作りやすい
タイヤ自体が硬くなることによって、ペラタイヤへの加工もしやすくなってきます。
今のミニ四駆の改造で欠かせないひとつが「ペラタイヤ」。
タイヤを削って加工していくことで、タイヤ径をマシンに合わせて調整することができます。
そんなタイヤ加工のやりやすさは、使うタイヤの硬さによっても変わってきます。
ヤスリで削っていく際、柔らかいタイヤほど削りづらいです。
しっかり削ることができないとタイヤの表面がざらついてしまい、精度の良いペラタイヤにはなりません。
だからこそ、硬くなった縮みタイヤはヤスリでも削りやすく加工がしやすい。
硬くて摩擦抵抗の少ないタイヤは、自分のマシンに合わせた大きさへの加工もしやすくなってきます。
縮みタイヤの作り方
STEP1:パーツクリーナーに漬け込む
セッティングのひとつとしてあった方が良い、縮みタイヤの作り方もかんたんです。
まず必要となるのが「パーツクリーナー」。
そして、タイヤを漬け込める大きさの「密閉容器」。
容器の中にタイヤが浸かるほどのパーツクリーナーを入れて、蓋を締めるだけです。
1日ほど漬け込むことで、タイヤの中の柔軟剤成分がパーツクリーナーに溶け出します。
これによって、漬け込んだタイヤの大きさは元の大きさより大きくなっていきます。
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STEP2:ホイールに合わせてしっかり乾燥
パーツクリーナーに漬け込んで大きくなったタイヤを、あとは乾燥させていくだけです。
取り出したタイヤをしっかりと乾燥させることで、硬くて滑りやすいタイヤになっていきます。
タイヤを乾燥させる時、使うホイールが決まっていればホイールに合わせて乾燥させることをおすすめします。
パーツクリーナーに漬けたタイヤは、乾燥するととても硬くなります。
タイヤ径も元より小さくなるので、ホイールへの取り付けでも大変に。
なので乾燥させる段階でホイールを合わせていた方が、取り付けの苦労を無くすことができます。
最低丸1日は乾燥させることで、しっかりと乾いてくれます。
タイヤの加工をする場合は、しっかりと乾燥させてから加工しないと問題も出てくるので注意が必要です。
簡単に作れる縮みタイヤも優秀なタイヤ
縮みタイヤとは、タイヤのゴムの材質をパーツクリーナーによって変化させたタイヤのことです。
縮みタイヤが使われている理由は、硬くてグリップの少ないタイヤにできることから。
同じように硬くてグリップの少ないタイヤとしては、「ローフリクションタイヤ」が有名。
しかしマルーンタイヤは多くのマシンで使われているからこそ、手に入れるためのハードルが高くなってしまいます。
そんな時に縮みタイヤを作って使うことで、似たような特徴のタイヤを使うことが可能に。
縮みタイヤの作り方も、「スーパーハードタイヤ」や「ハードタイヤ」をパーツクリーナーに漬け込みしっかり乾燥させるだけ。
ローフリクションタイヤとまったく同じとはなりませんが、少なくとも使いやすいタイヤなのは間違いないのでおすすめです。
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