ミニ四駆の組み立てや改造をする上で、欠かせないのが「工具類」。
マシンの組み立てや改造、加工によっても、必要な工具は変わってきます。
この記事では、ミニ四駆の組み立てから改造や加工まで、手元に置いておくべき工具を厳選して紹介します。
ミニ四駆を始める時、まず必要となる工具はこちらです。
ぼく自身、ミニ四駆をはじめたばかりの頃は、
ミニ四駆用の工具はどこまで必要なんだろう?
と悩んだ経験があります。
なのでこの記事では、
「まずは、組み立てや改造に必要な工具。そこから、さらに加工していくのに必要となる工具!」
という部分まで落とし込んでいます。
さらに記事の中では、それぞれの工具のおすすめも合わせて紹介しているので参考にしてください。
「そんなことより、早くそれぞれのおすすめ工具が知りたい!」という人は、下記のリンクから参照可能です。
プラスドライバー
プラスドライバーの選び方
ビスに適したサイズ
ミニ四駆で使用するドライバーは、適したサイズが大切になってきます。
ミニ四駆のビスのサイズは、M2mmビス。
ミニ四駆で使用する場合、このサイズに適した大きさである必要があります。
プラスドライバーのサイズが合わないと、ネジ頭が潰れてしまいます。
またネジ頭とドライバーが合わずに、締め付けることもできません。
なので確実な組み立てや改造のためにも、サイズの適したプラスドライバーが必要になります。
力の入りやすいグリップ
プラスドライバーの場合、使いやすさも重要になってきます。
プラスドライバーは、手の力でビスを締め付けていきます。
なので、手作業で締め付ける力が「トルク」に。
プラスドライバーの場合、持ち手のグリップによっても力のかかり具合が変わります。
力の入りやすいグリップほど、加える力が小さくてもしっかり締め付けることが可能に。
プラスドライバーの使い勝手によって、マシンセッティングの精度も変わってきます。
使いやすいドライバーを使うことで、レース中などのマシントラブルに対しても最速でリカバリーすることができるようになります。
ミニ四駆におすすめのドライバー
ミニ四駆ドライバーセット PRO
プラスドライバーだけでなく、ボックスドライバーもセットになっているのが「ミニ四駆ドライバーセットPRO」です。
ミニ四駆ドライバーセットPROのポイント
- ミニ四駆のビスに適したサイズ
- ボックスドライバーを付け替えて使用可能
- 新発売の六角レンチドライバーにも対応
「プラスドライバー+ボックスドライバー」という、ミニ四駆には欠かせない組み合わせ。
余りがちなゴムパイプを取り付けるだけで使いやすさも増すので、ぜったいにおすすめの工具になります。
後述する六角レンチドライバーにも対応しているので、これを買っておけば間違いありません。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ミニ四駆ドライバーセット PRO
ミニ四駆 プラスドライバーPRO
シンプルなプラスドライバーとなってくるのが、「ミニ四駆プラスドライバーPRO」です。
ミニ四駆プラスドライバーPROのポイント
- 精密加工によってビスの溝にピッタリ
- 軸は短いので使いやすい
- 持ちやすいグリップで力も入りやすい
ミニ四駆のプラスドライバーとして、使いやすさは間違いありません。
ただボックスドライバーなどは付いていないので、予備のプラスドライバーなどしてはおすすめになってきます。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ミニ四駆プラスドライバーPRO
ボックスドライバー(4mm/4.5mm)
2mmナットと2mmロックナットの取り付けに必要になるのが、「ボックスドライバー」です。
ボックスドライバーのポイント
- 2mmナット,ロックナットの締め込みが可能
- GUP付属のレンチが不要
- グリップが大きく力が入りやすい
ボックスドライバーによって、組み立てや改造の作業効率が上がるのは間違いなし。
しかしミニ四駆ドライバーセットPROがあれば、ボックスドライバーも付属しています。
なので、プラスドライバーしか持っていない場合におすすめになってきます。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ボックスドライバー 4mm/4.5mm
ミニ四駆 六角レンチドライバービット
ミニ四駆の改造をしていく上で、キャップスクリューに欠かせないのが「六角レンチドライバービット」になってきます。
六角レンチドライバービットセットのポイント
- ミニ四駆ドライバーセットPROと合わせて使用
- 2mmキャップスクリュー用の差し替えビット
- GUP付属の六角レンチより作業効率アップ
2024年10月に発売予定の、ありそうでなかった六角レンチ用のビット。
ミニ四駆ドライバーセットPROと合わせて使用するので、ミニ四駆の改造には欠かせない工具になってきます。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ミニ四駆 六角レンチ ドライバービット
ニッパー
ニッパーの選び方
刃の種類や形状
プラモデル用のニッパーは、刃の種類や形状によって使いやすさが変わってきます。
刃の種類としては、「精密ニッパー」と「片刃ニッパー」があります。
精密ニッパーは、刃の部分がコンパクトにデザインされているため細かい作業に最適。
片刃ニッパーは刃の片面だけがカットできる切刃になっているので、素材をしっかり支えながらカットすることが可能です。
ニッパーの刃の形状としては、「ストレート」や「ラウンド」などがあります。
精密な作業に適しているのがストレート刃ですが、切れ味としてはラウンド刃の方が優れています。
なのでミニ四駆のような細かい加工の場合は、ストレート刃の精密ニッパーが適しています。
握りやすいグリップ
プラモデル用ニッパーは、製品によってグリップ部分のサイズやデザインが違ってきます。
ニッパー選びで大切なのは、グリップ部分が手にフィットすること。
加工の際の力加減の調節が上手くできないと、失敗やケガにもつながってしまうためです。
自分の手に合ったグリップであれば、力が入れやすく長時間作業での負担も軽減。
さらに滑りにくいグリップであれば、手に馴染みやすくしっかり握ることができます。
なのでニッパー選びでは、グリップの形状や大きさなど自分の手に合うモデルを探すのも大切です。
おすすめのニッパー
モデラーズニッパーα
ミニ四駆などの細かい作業にも使いやすいのが、「モデラーズニッパーα」になります。
モデラーズニッパーαのポイント
- 細かな部分も切り取りやすいプラスチック用
- 軟質樹脂製のグリップは手になじみやすい
- 限定モデルでカラーバリエーションも豊富
ミニ四駆の組み立てや加工用のニッパーとしても、使いやすいのが特徴。
切れ味も申し分ないので、作業効率も上がるのでおすすめです。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ モデラーズニッパーα
薄刃ニッパー
精密ニッパーの刃先が、より細くなっているのが「薄刃ニッパー」になります。
薄刃ニッパーのポイント
- 精密ニッパーよりも刃先がさらに細く薄い
- 細かい隙間や狭い部分のカットに最適
- グリップも特殊ゾルコーティングで握りやすい
モデラーズニッパーαよりも刃先が細いので、細かい加工に最適なサイズ。
狭い部分や、小さな加工にも使いやすいニッパーになっています。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ 先細薄刃ニッパー
ヤスリ
ヤスリの選び方
ヤスリのタイプ
ミニ四駆用のヤスリといっても、紙や金属、スポンジなどいろいろな種類があります。
- 紙ヤスリ
- 金属ヤスリ
- スポンジヤスリ
- スティックヤスリ
ヤスリのタイプによって、使いやすさも変わってきます。
細かい部分のヤスリがけであれば、スポンジヤスリやスティックヤスリが最適。
逆に広い面をヤスリがけする場合は、板ヤスリなどの面積の広いヤスリの方が使いやすくなってきます。
他にも紙ヤスリの場合は、「水研ぎ」をすることでFRPやカーボンの表面を磨くこともできます。
目の粗さ
ヤスリを使う上で確認すべきなのが、「番手」とよばれる目の粗さになります。
ヤスリには「#400」のように、番手や粒度とよばれる番号が。
この番号が目の粗さで、数字が小さいほど目が荒く、大きいほど目が細かくなっています。
FRPやカーボンなどの加工した断面などをキレイに仕上げたい場合は、複数の粗さのヤスリを使用。
反対にシャーシの底面などを一気に削っていきたい場合は、目の粗いヤスリの方が早く削ることができます。
ヤスリの番手は、ヤスリがけの目的によって使い分けていく必要があります。
ヤスリがけについては、こちらの記事で紹介しています。
おすすめのヤスリ
ベーシックヤスリセット
形状の違う金属ヤスリが3種類セットになっているのが、「ベーシックヤスリセット」です。
ベーシックヤスリセットのポイント
- 平、半丸、丸ヤスリの3種類がセット
- 細かい加工作業に適したコンパクトサイズ
- 目の粗さは細目なので仕上がりもキレイ
ミニ四駆の組み立てや改造で、もっとも使いやすいのが金属ヤスリ。
加工した断面の仕上げはもちろん、丸ヤスリがあればビス穴の拡張などもすることができます。
ベーシックヤスリセットのように、形の違う金属ヤスリがあるだけでミニ四駆のヤスリがけは大きく作業効率が上がります。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ベーシックヤスリセット
フィニッシングペーパー
FRPやカーボンプレートの表面をヤスリがけする場合、「フィニッシングペーパー(紙ヤスリ)」がおすすめです。
フィニッシングペーパーのポイント
- 目詰まりしにくく、粒子の精度が高い
- 水をつけての水研ぎにも最適
- 目的によって番手も選べる
FRPの表面をマッドな仕上がりにしたり、カーボンのプリントを消す場合に紙ヤスリは使いやすいです。
また水研ぎ加工をすることで、表面の仕上がりを変えることも可能。
マシンの仕上がりを1段階上げたい場合に、紙ヤスリは欠かせません。
商品リンク:タミヤ メイクアップ材シリーズ フィニッシングペーパー
板ヤスリ
シャーシの底面やプレート類を削り加工をする場合は、「板ヤスリ」がおすすめです。
板ヤスリのポイント
- 面積が広いので広範囲を加工可能
- ダイヤモンド砥石のため目詰まりもしづらい
- FRPやカーボンの削り加工にも最適
板ヤスリは広範囲を削れることで、タイヤ径に合わせたシャーシ底面の加工。
またブレーキプレート加工のための、貼り合わせたFRPやカーボンを削るのにも欠かせません。
紙ヤスリとは違い繰り返し使用できるので、いろいろな加工の場面で使うことができます。
商品リンク:MOPCONY ダイヤモンド砥石 #400#1000
あると便利なおすすめ工具
デザインナイフ
ニッパーでカットした断面や細かい加工に欠かせないのが、「デザインナイフ」になります。
デザインナイフのポイント
- ニッパーなどでの加工後のバリ取りに欠かせない
- 細かな部分の加工や切り取りが可能
- 刃を付け替えることで使い続けられる
加工後のバリ取りなどでは、デザインナイフが欠かせません。
カッターナイフとは違って刃が小さいので、細かな部分の加工にも使いやすいのがポイント。
刃を付け替えることで切れ味も戻るので、デザインナイフがあるだけで加工の精度が変わってきます。
商品リンク:タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ デザインナイフ
ピンセット
細かいパーツの多いミニ四駆には、「ピンセット」も欠かせません。
ピンセットのポイント
- 細かなパーツやビス類を扱いやすい
- 狭い部分の加工などにも使いやすい
- ステッカー貼りなどにも大活躍
昔からミニ四駆用の工具としても欠かせない、ピンセット。
細かいパーツはもちろん、ビスやナットなどを扱う上でもピンセットが大活躍します。
特に手が大きい大人の場合、細かいパーツの扱いをする上でピンセットはマストアイテムになってきます。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ クラフトピンセット
クラフトのこ
シャーシやプレート類の加工に必要になってくるのが、「クラフトのこ」です。
クラフトのこのポイント
- ナイフなどではむずかしいシャーシの加工が可能
- FRPやカーボンの加工にも使える
- クラフトのこに合わせた治具も発売されている
ノコギリに近いクラフトのこがあることで、加工の難易度が大きく変わってきます。
特にシャーシをカットする際は、クラフトのこがあるだけでかんたんに加工が可能。
いま流行りのMSフレキなども、「クラフトのこ+治具」でかんたんに加工することができるのでおすすめです。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ 薄刃クラフトのこ
リューター(ルーター)
今のミニ四駆の加工において、欠かせない工具となってくるのが「リューター」です。
リューターのポイント
- 手作業よりも作業効率が良い
- ビットを付け替えてさまざまな加工が可能
- ペラタイヤの加工も可能
リューターのような電動工具があることで、ミニ四駆の作業効率は大きく変わってきます。
特にカーボンプレートのカットや加工は、手作業だけではまず無理。
なのでカーボンやペラタイヤなどの本格的な改造をしていこうとした場合、リューターが必要になってきます。
ミニ四駆を始めたばかりの時は、そこまで必要ありません。
しかし本格的な改造をしていく場合は、リューターがあった方が良いのは間違いありません。
商品リンク:プロクソン(PROXXON) ミニルーター
おすすめのリューターについては、こちらの記事で紹介しています。
結局どの工具から揃えればいいか
まずは「ドライバー」と「ニッパー」
ミニ四駆を始める上で欠かせないのが、「ドライバー」と「ニッパー」になります。
「とりあえずミニ四駆の組み立てに必要な工具をそろえたい」という人は、まずはドライバーとニッパーを準備。
この2種類があるだけで、ミニ四駆の組み立てには問題ありません。
ニッパーがあれば、パーツをランナーから切り離すことが可能。
さらにプラスドライバーがあれば、ローラー類をビス留めすることができます。
ドライバーとニッパーは、ミニ四駆に欠かせない工具。
最初だけでなくずっと使い続ける工具だからこそ、それなりのものから使い始めるのがおすすめです。
必要に応じて買い揃えていく
ドライバーとニッパー以外の工具については、必要性に応じて買い揃えていくのがおすすめです。
改造に適した工具がないと、ミニ四駆の改造を進めていく上でも詰まってしまいます。
これ以外にも、加工によって必要な工具が変わってきます。
なので改造や加工を進めていくうちに、必要となったタイミングで工具を準備していくのがおすすめです。
ミニ四駆におすすめの工具 まとめ
ミニ四駆を始める時に、必要となる工具はこちら。
まずミニ四駆を始める上で必要となるのが、「プラスドライバー」と「ニッパー」。
さらに「ヤスリ」や「ピンセット」があると、仕上がりや組み立てのしやすさが変わってきます。
ミニ四駆の改造は、すればするほど必要となる工具も増えていきます。
中途半端な工具などではケガにつながる可能性もあるので、ある程度精度の良い工具を揃えていくことをおすすめします。
コメント
タミヤのルーターってどうですか?安価だし買おうかと思っているのですが回転数とか小さいと
嫌だなと思っていまして。
組み立て式のルーターですよね?
たまに使っている人見かけますけど、加工とかには問題なさそうですよ。
ただミニ四駆と同じようなモーターで動いているので、パワーはそれなり。
お値段相応という印象ですかね。
教えて頂いて有難うございました!買ってみようと思います!