ミニ四駆におけるマシンセッティングは、考えるべき部分がとても多いです。
その中のひとつになってくるのが、タイヤセッティング。
マシンの改造に使うタイヤの種類としては、ある程度限られてきます。
しかしその中からタイヤ径や組み合わせなどを考えると、コースに合ったタイヤ選びはむずかしくなってきます。
✅この記事の内容
- 現状のタイヤセッティングは最適なのか?
- タイヤの組み合わせを変えて比較
- タイヤ変更をした結果
この記事では、ミニ四駆のタイヤセッティングについて。
今回はMSフレキをコースで走らせる中で、タイヤセッティングによる違いを検証してみました。
最適なタイヤセッティングというのは、マシンやコースレイアウトによっても変わってくる部分です。
今回はいくつかタイヤを替えながら、コースに合ったタイヤセッティングを考えてみました。
結果だけみると、今回のコースで良かった組み合わせとしてはデフォルトだった「前後マルーン」。
そしてコースに合ったセッティングがみえてくることで、タイムアタックの結果も変わってきます。
しかし今回のコースレイアウトでは最適だったセッティングも、前後入れ替えた場合やタイヤ径を替えるだけでも結果は変わってきます。
やり始めたらキリがなく、むずかしいのがミニ四駆のセッティング。
タイヤセッティングだけを考えた場合、多少は幅を持っておくことでコースに合わせたセッティングも考えやすくなってきます。
現状のタイヤセッティングは最適なのか?
23mm径のタイヤでも、選択肢は出てくる
現状MSフレキのデフォルトのセッティングとしては、「23mm径のマルーンタイヤ」になっています。
タイヤ径が23mmになっている理由としては、今のマシンの場合はその方が扱いやすいから。
ブレーキセッティングの目安も、この高さへ合わせています。
しかしタイヤ径を決めていたとしても、前後タイヤの組み合わせとしてはこれが最適なのか。
もっとコースに合ったタイヤがあるのではと考える部分もあります。
タイヤセッティングを替えることで、コースでのタイムはどこまで変わるのか。
まずは現状セッティングで、コースに合わせたセッティングを出してみました。
確実に完走できるタイムを基準に比較
現状セッティングでのタイムの平均としては、37秒台でした。
このタイムも、確実に完走可能な安定したマシンセッティング。
全体的なコースレイアウトとしては、平面の多いストレートコース。
しかしコース中盤の連続コーナー、チューリップセクションではそれなりのトルクも必要とされるコースでした。
今回のコースアウトポイントになったのは、速度の乗った状態での「コーナー直DB」や「LC」。
そこへセッティングを合わせてのタイムが基準となっています。
あとはタイヤ以外を同じ条件にした場合、どこまでタイムが変わるのかが重要になってきます。
タイヤの組み合わせを変えて比較
フロントをスーパーハードに変更した場合
まずはフロントのタイヤを、「23mm径のスーパーハードタイヤ」に変更しました。
スーパーハードタイヤの場合、同じタイヤ径でもマルーンタイヤよりもグリップ力があります。
なので平面での速度としては、マルーンタイヤよりは劣ってきます。
しかしセクション後の再加速や連続コーナーについては、トルクも出るのでマルーンタイヤよりも優れているはずという考えはありました。
実際に走らせてみると、ジャンプの飛距離などがやはり変わっていた部分も。
そして連続コーナーでの速さも、マルーンの時よりは速かった印象。
それでもこのセッティングでのタイムも、37秒前後。
けっきょく、前後マルーンの場合には少し届かないくらいのタイムになりました。
アルミホイールのマルーンだった場合
次に23mm径のタイヤで、「アルミホイールのハーフタイヤ」に変更。
組み合わせとしては、フロントはスーパーハード、リヤはマルーンタイヤです。
アルミホイールにすることで、タイヤ全体の重さは重くなってしまいます。
ここに関しては、軽いほど速いミニ四駆においてはデメリットにもなってくる部分。
しかしアルミホイールにすることで、重心が低くなるというメリットも出てきます。
さらにハーフタイヤにした場合にも、グリップ力などはそこまで変わらないのではと。
実際にコースを走らせたタイムとしては、37秒前後が限界。
前後マルーンの時と比較しても、あと一歩届かないくらいのタイムになりました。
タイヤ変更をした結果
最適なセッティングからのタイムアタック
タイヤセッティングを変えたことで、タイムにも変化はあらわれていました。
1番タイムが速かったのは、「前後マルーンタイヤで23mm径」の場合。
この理由としては、やはりコースレイアウトがスピードコースだったことが考えられます。
連続コーナーなどでは、多少トルクも必要。
しかし全体的に、どちらかといえば速度を伸ばす部分の方が多かったコースでした。
結果からみれば、このコースレイアウトではこのタイヤセッティングが1番合っていたことになります。
そしてコースに合ったタイヤセッティングが決まってから、限界までタイムアタック。
最終的に34秒前半まではタイムを縮めることもできました。
選択肢があれば、最適解も探れる
コースレイアウトに合わせたセッティングを出すためには、やはりセッティングの幅は必要でした。
今回であれば、タイヤセッティング。
最終的にはデフォルトのセッティングが1番になりましたが、まだまだセッティングの余地もあります。
- リヤタイヤを替えた場合は?
- ハード+スーパーハードだったら?
- タイヤ径が違った場合は?
タイヤのセッティングだけでも、これだけの選択肢が出てきます。
あらためてミニ四駆のセッティングのむずかしさを感じますが、選択肢があるのに越したことはありません。
コースに合わせたセッティングを考えるためには、タイヤのセッティングがあった方がやりやすくなってきます。
幅があることで、セッティングも考えやすくなる
最適なタイヤセッティングというのは、マシンやコースレイアウトによっても変わってきます。
今回はいくつかタイヤを替えながら、コースに合ったタイヤセッティングを検証。
結果だけみると、今回のコースで良かった組み合わせとしてはデフォルトだった「前後マルーン」でした。
そしてその時のコースに合ったタイヤで、マシンを調整。
コースに合ったセッティングがみえてくることで、タイムアタックの結果も変わってきます。
しかし今回のコースレイアウトでは最適だったセッティングも、前後入れ替えた場合やタイヤ径を替えるだけでも結果は変わってきます。
やり始めたらキリがなく、むずかしいのがミニ四駆のセッティング。
タイヤセッティングだけを考えた場合。
多少は幅を持っておくことで、コースに合わせたセッティングも考えやすくなってきます。
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