電池とモーターによって走るミニ四駆にとって、「ターミナル」は重要。
ターミナルによって、電池のパワーをモーターやタイヤに伝えていきます。
そんなミニ四駆のターミナルには、シャーシによる違いや材質による違いがあります。
✅この記事の内容
- ミニ四駆の「ターミナル」
- ターミナルの種類
- ノーマルターミナルとゴールドターミナルの違い
この記事では、ミニ四駆のターミナルについて。
ターミナルの種類と、材質による違いについて解説します。
ミニ四駆のターミナルは、使うシャーシによって適応するターミナルが変わってきます。
S2型 | MS型 | X型 | B型 | ZERO型 | |
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対応シャーシ |
・スーパー2シャーシ |
・MSシャーシ ・MAシャーシ |
・スーパーXシャーシ ・スーパーXXシャーシ ・VSシャーシ ・ARシャーシ ・FM-Aシャーシ ・VZシャーシ |
・タイプ4シャーシ ・タイプ5シャーシ ・FMシャーシ ・スーパーFMシャーシ ・スーパーTZシャーシ ・スーパーTZ-Xシャーシ |
・ゼロシャーシ ・スーパー1シャーシ |
さらにターミナルの材質としても、キット付属のノーマルターミナルとGUPのゴールドターミナルの2種類があります。
ノーマルターミナル | ゴールドターミナル | |
材質 | 銅 | 金メッキ |
通電率 | 高い | 低い |
メンテナンス性 | 手間がかかる | かんたん |
※2種類で比較した場合
最終的に、どちらのターミナルを使うかは人それぞれ。
キット付属のノーマルターミナルは、通電率は高いですがこまめなメンテナンスが必要。
逆にこまめなメンテナンスには向いていないので、できるだけかんたんに使い続けたい。
そんな場合は、ゴールドターミナルが選択肢となってきます。
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ミニ四駆の「ターミナル」
マシンが走るために欠かせないパーツ
ミニ四駆でのターミナルは、電池からモーターへ電気を流す通り道になっています。
ミニ四駆は、モーターと電池のパワーによって速さが変化。
なので電気効率が良いほど、マシンとしては速くなってきます。
「ターミナルは、手で触らない方が良い」
僕のように、小学生時代にミニ四駆をやっていた人であれば聞いたことがあると思います。
こう言われていた理由も、ターミナルの通電率が下がってしまうため。
手の脂や汚れによって、ターミナルの通電率が下がって電気効率が悪くなってしまうからです。
ミニ四駆のターミナルは、モーターと電池をつなぐ重要なパーツ。
だからこそ、細かな扱い方だけでもマシンの速さに差が出てきます。
ターミナルの形状
S2型 | MS型 | X型 | B型 | ZERO型 | |
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対応シャーシ |
・スーパー2シャーシ |
・MSシャーシ ・MAシャーシ |
・スーパーXシャーシ ・スーパーXXシャーシ ・VSシャーシ ・ARシャーシ ・FM-Aシャーシ ・VZシャーシ |
・タイプ4シャーシ ・タイプ5シャーシ ・FMシャーシ ・スーパーFMシャーシ ・スーパーTZシャーシ ・スーパーTZ-Xシャーシ |
・ゼロシャーシ ・スーパー1シャーシ |
ミニ四駆のターミナルは、使うシャーシによって種類が変わってきます。
MAやMSのような両軸シャーシの場合は、使えるターミナルの形は1種類。
両軸シャーシ用のターミナルを使うだけで良いので、むずかしさはありません。
しかし適応ターミナルを選ぶのがむずかしいのが、方軸シャーシ。
10種類以上ある方軸シャーシの中でも、シャーシによって使えるターミナルの形が変わってきます。
マシンキットを組み立てる場合は、キット付属のターミナルを使えば良いだけなので問題なし。
しかしゴールドターミナルなどGUPを選ぶ場合は、適応シャーシを気にする必要が出てきます。
ターミナルの種類
ノーマルターミナル
ミニ四駆のマシンキットに最初から付属されているのが、ノーマルターミナルになります。
キット付属のターミナルについては、シャーシによってターミナルの形状は違います。
しかし、ノーマルターミナルに使われている材質としては「銅」。
なのでキット付属のノーマルターミナルは、銅ターミナルともよばれています。
ノーマルターミナルは材質が銅になっているため、電気の通電率が良いのが特徴。
マシンの速さだけを考えた場合、キット付属のノーマルターミナルも優秀なパーツになります。
一見、GUPのターミナルの方が優れている印象。
しかしノーマルターミナルもしっかりとした扱い方をすることで、十分使えるターミナルとなっています。
ゴールドターミナル
GUPとして販売されているターミナルが、ゴールドターミナルになります。
ゴールドターミナルも、使うシャーシによって種類がいろいろ。
ただし材質としては、ノーマルターミナルに金メッキの加工が施されたものになっています。
なので材質による通電率だけを比較した場合、ノーマルターミナルに比べて通電率では銅に劣ってきます。
ただし金メッキ加工されていることによって、腐食に強いなどの特徴も。
昔からミニ四駆のGUPとして当たり前に販売されていたのが、ゴールドターミナル。
ノーマルターミナルとは違った特徴がありますが、ミニ四駆の改造には欠かせないパーツのひとつになります。
ゴールドターミナルについては、こちらの記事でも紹介しています。
ノーマルターミナルとゴールドターミナルの違い
ノーマルターミナル | ゴールドターミナル | |
材質 | 銅 | 金メッキ |
通電率 | 高い | 低い |
メンテナンス性 | 手間がかかる | かんたん |
※2種類で比較した場合
通電率
ノーマルターミナルとゴールドターミナルの違いに、「通電率」があります。
「通電率」とは、かんたんにいえば電気の伝わりやすさ。
ミニ四駆の場合、この通電率の違いによってマシンの速さが大きく変わってきます。
一般的な金属の抵抗値は、金が「24.4 nΩ·m」に対して、銅は「16.8 nΩ·m」。
数値が小さいほど電気も流れやすいので、金より銅の方が電気抵抗が低いことになってきます。
電気抵抗が低い方が、より多く電気を流すことが可能。
なので金属の材質的にはゴールドターミナルより、銅が材質のノーマルターミナルの方が電気が伝わりやすくなっています。
通電率だけを比較した場合、ノーマルターミナルの方がマシンを速くすることができます。
メンテナンス性
2種類のターミナルの違いとしては、「メンテナンス性」もあります。
何度もコースを走らせるミニ四駆の場合、メンテナンス性の良さも重要。
セッティング変更のしやすさはもちろん、マシンの速度を落とさないための調整も必要になってきます。
GUPのゴールドターミナルの場合、腐食を防ぐための金メッキ加工が施されています。
この金メッキ加工によって、メンテナンス性としてはそこまで手間はかかりません。
ターミナルに付いてしまった手の脂なども、拭き取るだけで腐食を防ぐことが可能。
しかしノーマルターミナルの場合、材質でもある銅の特徴によって手間がかかってきます。
材質が10円玉と同じ銅であることからも、腐食しやすい。
なのでターミナルをメンテナンスをしていないと、マシンの速さも変わってきてしまいます。
実際のノーマルターミナルのメンテナンスとしては、こまめにコンパウンドなどで磨くなどが必要。
なのでゴールドターミナルと比べた場合、メンテナンス性としては手間がかかってきます。
ミニ四駆のターミナル まとめ
ミニ四駆のターミナルは、使うシャーシによってターミナルが変わります。
S2型 | MS型 | X型 | B型 | ZERO型 | |
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対応シャーシ |
・スーパー2シャーシ |
・MSシャーシ ・MAシャーシ |
・スーパーXシャーシ ・スーパーXXシャーシ ・VSシャーシ ・ARシャーシ ・FM-Aシャーシ ・VZシャーシ |
・タイプ4シャーシ ・タイプ5シャーシ ・FMシャーシ ・スーパーFMシャーシ ・スーパーTZシャーシ ・スーパーTZ-Xシャーシ |
・ゼロシャーシ ・スーパー1シャーシ |
さらにターミナルの材質としても、キット付属のノーマルターミナルとGUPのゴールドターミナルの2種類があります。
ノーマルターミナル | ゴールドターミナル | |
材質 | 銅 | 金メッキ |
通電率 | 高い | 低い |
メンテナンス性 | 手間がかかる | かんたん |
※2種類で比較した場合
最終的に、どちらのターミナルを使うかは人それぞれ。
キット付属のノーマルターミナルは、通電率は高いですがこまめなメンテナンスが必要。
逆にこまめなメンテナンスには向いていないので、できるだけかんたんに使い続けたい。
そんな場合は、ゴールドターミナルが選択肢となってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ MSシャーシ ゴールドターミナル
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ スーパーXシャーシ ゴールドターミナル
コメント
確かゴールドターミナルって中身は真鍮だった気がします。どうでしたっけ?
コメントありがとうございます。
ゴールドターミナルは、金メッキ加工が施されたターミナルですね。
なので接触面は、金メッキになります。
返信ありがとうございます。接触面が金であることでメッキをされている金属の電気の通しやすさをカバーしているという認識で正しいでしょうか?
通電率の良さでは、ゴールドターミナルよりもノーマルターミナルの方が優れていますね。
ただすぐに汚れてしまうので、こまめなメンテナンスがネックです…