- シュティーアってどんなマシン?
- シュティーアの特徴は?
- どんな改造ができるの?
実車系マシンの新商品として発売されたのが、シュティーア。
雄牛をイメージしたというボディデザインと、初心者にも扱いやすいMAシャーシが特徴のマシンになっています。
✅シュティーアのおすすめポイント
- 雄牛イメージの力強いボディデザイン
- 改造の幅が広いMAシャーシ
- 通常品のGUPでも速いマシンに改造可能
もちろん、実車系のボディは改造が限られてしまうというデメリットも。
そこらへんも含めて、シュティーアをレビューしていきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆PROシリーズ No.60 シュティーア
シュティーアの商品概要
- シュティーア(STIER)はドイツ語で“雄牛”のこと
- ハイパフォーマンスを発揮するハイパーカーのフォルムをベースに雄牛の力強さをプラスしたスタイル
- 牛の角をイメージしたU字型のフロント部分が特徴
- 左右のリヤフェンダーがウイングと一体になったデザインも見どころ
- 実車を思わせるシルバーの5本スポークホイールには小径ローハイトタイヤを装着
引用元:タミヤHP
要約すると、シュティーアは「雄牛をイメージしたハイパーカーデザインのMAマシン」になっています。
シュティーアの気になるポイント
実車系ボディの使いづらさ
シュティーアのボディは魅力でもある反面、改造が制限されてしまう部分があります。
シュティーアをはじめとする実車系マシンのボディは、その実車に近いデザイン性からもかっこよさがあります。
大きめのボディや前後のタイヤにかかるカウル部分は、他のマシンとは違った魅力が。
しかしその大きめのボディによって、マシンを改造する際には制限もかかってきてしまいます。
たとえば、サイドマスダンパーを取り付けようとした場合。
ボウルタイプのARシャーシ用マスダンパーを取り付けようとしても、ボディが干渉してきてしまいます。
なので取り付ける場合は、実車系ボディを想定したMAシャーシ用マスダンパーに。
結果サイドマスダンパーを取り付けようとした場合、使えるパーツが限られてしまうという使いづらさは目立ってしまいます。
さらに今ではあまり使われることはありませんが、大径タイヤにしようとした際はカウル部分が干渉して取り付けできないなどの問題も出てきます。
シュティーアのおすすめポイント
雄牛のボディデザイン
マシン改造をする上では制限のかかるボディですが、ボディの完成度としては高いマシンになっています。
中でも、最近の実車系マシンの特徴のひとつがリヤウイング。
シュティーアの場合はリヤフェンダーと一体のデザインになっていて、ボディ全体での統一感を感じられます。
他にもエストューラは、中央部分が凹んだ独特なリヤウイング。
デザイン違いのマシンも多いイグニシオンの場合は、GTマシンのトレンドにもなっている吊り下げ式のリヤウイングが特徴的になっています。
同じ実車系のマシンボディといっても、マシンごとの個性が目立つのもひとつのポイントです。
初心者向けなMAシャーシ
シュティーアで使われているのは、ミニ四駆初心者にもおすすめできるMAシャーシになっています。
方軸シャーシとは違って、プロペラシャフトがないのが特徴のMAシャーシ。
両軸モーターから直にギヤにパワーが伝わることによって、方軸シャーシのような駆動のむずかしさがありません。
この扱いやすさが、ミニ四駆の初心者にもおすすめできるポイント。
むずかしい調整が必要ないので、説明書通りの組み立てでもそれなりにマシンの速さを出すことができます。
2024年時点で最新のマシンが、初心者向けのMAシャーシとして発売。
実車系マシンとしてMAシャーシが採用され続けているのは、初心者にも使いやすいシャーシという部分は大きいです。
MAシャーシについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
シュティーアにおすすめの改造
MAシャーシ ファーストトライパーツセット
MAシャーシの改造としてまずおすすめなのは、MAシャーシ用のファーストトライパーツセットです。
ファーストトライパーツセットが改造におすすめな理由のひとつが、コスパの良さ。
このセットだけで、今のミニ四駆に必要な改造を一通り取り付けることができます。
- 前後FRPによるローラー幅の確保
- フロント2個リヤ4個の安定したローラーセッティング
- アジャストマスダンパーによる制振効果
ファーストトライパーツセットを取り付けるだけで、速度の上がったチューン系モーターでもLCをクリアできるようになります。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ MAシャーシ ファーストトライパーツセット
ファーストトライパーツセットについては、こちらの記事で紹介しています。
MAシャーシ サイドマスダンパーセット
シュティーアの制振性を上げる上では、サイドマスダンパーがおすすめです。
今のミニ四駆コースには、制振効果のあるマスダンパーが必須。
しかしシュティーアも素組みの状態では、マスダンパーがありません。
ファーストトライパーツセットにマスダンパーは付属していますが、リヤ側だけの取り付けでは不十分。
そこで取り付けるのが、MAシャーシ用のサイドマスダンパーセット。
実車系のボディでも干渉することなく取り付けできて、マシンの制振性を上げることができます。
モーターがシャーシの中央部分にあるのが、MAシャーシ。
シャーシのサイド部分にマスダンパーを取り付けることで、ジャンプの着地などでマシンが跳ね上がるのを抑えてくれます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ MAシャーシ サイドマスダンパーセット
マスダンパーの効果については、こちらの記事で紹介しています。
ローフリクション小径ローハイトタイヤ
マシンの速度アップのためには、タイヤをローフリクションタイヤに変更するのがおすすめ。
キットに付属のタイヤは、柔らかい素材のノーマルタイヤ。
柔らかいタイヤの場合、グリップ力が強いのでコーナリングなどでは速度が出ません。
なのでタイヤを硬いタイヤに替えることで、コーナーなどでマシンの速度アップをすることができます。
そこでおすすめなのは、ローフリクション小径ローハイトタイヤ。
今のミニ四駆のタイヤの中で、もっとも使われているのがローフリクションタイヤ。
マルーン色は限定商品のため入手はむずかしいですが、2024年11月に発売された黒なら通常品のため入手が可能。
ローフリクションタイヤはコーナリング速度が上がるだけでなく、ジャンプ後の着地などでも跳ねづらいのが特徴。
タイヤを替えるだけで、マシン速度と制振性の両方を上げることができます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm) & カーボン強化ホイール(フィン)
ローフリクションタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
リヤブレーキステー
MAシャーシのフロント用ブレーキとしては、リヤブレーキステーが使いやすいです。
リヤブレーキステーという名称通り、本来はリヤ用のブレーキステー。
しかしMAシャーシの場合、このリヤブレーキステーがフロント用ブレーキとして使いやすくなっています。
MAシャーシは、シャーシのフロント底面が曲線になっています。
この曲線に合わせてリヤブレーキステーを取り付けることで、フロント用ブレーキとして最適。
MAシャーシの場合、このフロントブレーキの角度が計算されたかのように絶妙。
リヤブレーキステーを取り付けるだけで、バンクでは当たらずスロープだけで当たる「ブレーキのバンクスルー」が可能になっています。
リヤブレーキステーの取り付けには、ビスの頭がコースに当たらないように皿ビス加工が必要。
しかし、それだけで使いやすいブレーキを取り付けることが可能になってきます。
商品リンク:タミヤ(TAMIYA) ミニ四駆グレードアップパーツ FRP リヤブレーキステーセット
バンクスルーについては、こちらの記事で紹介しています。
シュティーア まとめ
最新の実車系マシンとして、シュティーアは初心者にもおすすめのマシンになっています。
シュティーアのおすすめポイント
- 雄牛をイメージした力強いボディデザイン
- 改造の幅が広いMAシャーシ
- 通常品のGUPでも速いマシンに改造可能
やはり採用されているシャーシが、MAシャーシというのが大きなポイント。
MAシャーシは改造パーツも多く、駆動のむずかしさがないのが使いやすい部分になっています。
ボディによって取り付けるパーツは選ぶ必要がありますが、無加工改造が基本のB-MAXやGTアドバンスでも使いやすいマシンになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆PROシリーズ No.60 シュティーア
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