ミニ四駆のマシンの中には、リヤバンパーの後ろに「スキッドローラー」を取り付けているもあります。
取り付け方はそれぞれですが、スロープなどでコースに接触させる効果は同じ。
このスキッドローラーを取り付けることで、多少の減速やマシンの姿勢制御なども可能になってきます。
✅この記事の内容
- スキッドローラーとは
- スキッドローラーによる効果
- リヤスキッドローラーの使い方
この記事では、ミニ四駆のスキッドローラーについて。
スキッドローラーの効果と、実際の使い方を合わせて紹介します。
「スキッドローラー」とは、DBやスロープなどでコースの路面と接触させるローラーのことです。
これによって、ジャンプ時のマシン速度を抑えることに。
またキャッチャーダンパーなどと合わせることで、マシンの姿勢を変化させることが可能。
GUPとしては、「リヤスキッドローラーセット」も発売されています。

どのシャーシでもかんたんに取り付けができるので、まずはどんな違いがあるのか使ってみるのもおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.520 リヤスキッドローラーセット 15520
その他のローラーについては、こちらの記事で紹介しています。
スキッドローラーとは
コースの路面にローラーを滑らせながら走る
スキッドローラーとは、コースの路面と接触させるローラーのことです。
「スキッド」とは、車輪などの滑り,横滑り,スリップという意味。
なのでミニ四駆でのスキッドローラーは、コースの路面にローラーを滑らせながら走るセッティングのことをいいます。
一般的な取り付けとしては、リヤバンパーより後ろ側に取り付け。
通常の走行ではコースと接触させずに、DBやスロープなどで接触するように取り付けます。
マシンやコースレイアウトによっては、効果的なセッティングにもなってきます。
リヤスキッドローラーセット
スキッドローラーは、GUPとしても発売されています。
代表的なGUPとしては、「リヤスキッドローラーセット」。
付属のPOM製8mmローラーを取り付けることで、かんたんにスキッドローラーを使うことができるのが特徴です。
実際にマシンに取り付けてみても、スキッドローラーの効果は出てきます。
素組み状態にGUPだけを取り付けた、大径タイヤのマシン。
本来であればスロープなどで不安定になってきそうですが、スキッドローラーによって安定。

スキッドローラーが接触することによって、ジャンプ姿勢も安定してきます。
また、ローラー部分を使って別のパーツと組み合わせることも可能。
FRPやカーボンプレートと合わせることで、付属のステー無しでも使うことができます。
ローラーもPOM製のプラローラーから、ベアリングローラーにすることで回転の良いローラーを使うことも可能です。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ リヤスキッドローラーセット
参考動画
スキッドローラーによる効果
リヤタイヤの空転で速度を落とす
スキッドローラーを取り付ける目的のひとつは、ジャンプ時などのマシンの減速にあります。
ミニ四駆のブレーキというと、スポンジブレーキなどによる減速が一般的。
しかしスキッドローラーを取り付けることでも、マシンを減速させることが可能です。
するとリヤタイヤは空転することになり、コースに対するグリップが効かなくなります。
これによってマシンの速度が落ち、多少の減速につながってきます。
スキッドローラーの場合は、マシンが減速してもある程度の速度は保った状態。
スポンジブレーキのように、減速後の再加速も少なくて済むのが特徴です。
ブレーキの効きとしては、スポンジブレーキには及びません。
しかし速度を落とさずに走りたい場合などには、使いやすいセッティングになってきます。
スポンジブレーキについては、こちらの記事で紹介しています。
マシンのジャンプ姿勢を変化
スキッドローラーを取り付けることで、マシンの姿勢を安定させることもできます。
左右のローラーがコースに触れることで、マシンのバランスも取りやすくなります。
またマシンによっては、キャッチャーダンパーと組み合わせることでマシンのジャンプ姿勢も変化。
フロントから落ちるジャンプになるので、片軸マシンなどと相性も良くなってきます。
スキッドローラーはブレーキとしてだけではなく、マシンの安定性の部分でもセッティングの選択肢になります。
キャッチャーダンパーについては、こちらの記事で紹介しています。
リヤスキッドローラーの使い方
取り付ける高さが重要
使い方がむずかしいイメージのあるスキッドローラーも、ポイントを抑えればむずかしくはありません。
スキッドローラーを使う上で重要なのは、取り付ける高さになってきます。
なので、スロープの時だけコースに接触する高さに取り付けるのが理想に。
この高さについては、マシンによって正解は異なる部分。
バンパーの高さやタイヤの大きさ、取り付けるスキッドローラーの大きさによっても高さは変わってきます。
決まった高さの正解はないので、スキッドローラーを取り付ける際はマシンに合った調整が必要になります。
バンクスルーについては、こちらの記事で紹介しています。
スキッドローラーの作り方
GUPを使う場合
GUPのリヤスキッドローラーはそのままでも十分使えますし、ローラー部分だけの使用も可能です。
そのまま取り付ける場合は、付属の説明書通りに取り付け。
またローラーをビス留めではなく、シャフトに通して左右いっしょに取り付ける方法もあります。
取り付け用のステーについても、FRPやカーボンを使ってマシンに合わせたセッティングが可能。
加工の難易度も上がってきますが、マシンによってはプレートに挟み込むようにスキッドローラーを取り付ける場合もあります。

まずは、GUPでリヤスキッドローラーを使ってみるのがおすすめ。
そこからローラーを変更したり、マシンへの取り付け方を変えてみるのが効率的な改造になってきます。
カーボンを使って作成
スキッドローラーは、カーボンステーやベアリングを使うことで作ることも可能です。
基本的な作り方としては、マシンに合わせて加工したカーボンなどにスキッドローラーとしてベアリングを取り付け。
ホイール用のシャフトともサイズが合うので、シャフトと組み合わせてベアリングを取り付ける場合も多いです。
もっともかんたんに作れるのは、マルチワイドリヤステーと520ベアリングを使った改造。
細かい加工は必要になってきますが、使うパーツ点数も少ないので作りやすいです。
作成したリヤ用のスキッドローラーを、公式大会マシンにも取り付けています。
スキッドローラーの作成は、細かい加工が必要になってきます。

手間がかかる分マシンに合わせた改造がしやすいので、本格的な改造におすすめです。
スキッドローラーを使ったマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
参考動画
リヤスキッドローラー まとめ
DBやスロープなどで、コースの路面と接触させるローラーを「スキッドローラー」とよばれています。
これによってジャンプ時のマシン速度を抑えたり、マシンの姿勢を変化させることが可能になってきます。
GUPとして、「リヤスキッドローラーセット」も発売されています。
どのシャーシでもかんたんに取り付けができるので、まずはどんな違いがあるのか使ってみるのがおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.520 リヤスキッドローラーセット 15520
その他のローラーについては、こちらの記事で紹介しています。
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