ミニ四駆には、大きさや種類の違うローラーがたくさんあります。
マシンやセッティングによって、使うローラーの種類や取り付け位置、取り付け方などを考えていくのはむずかしい部分。
しかしそんな数多くあるローラーにも、基準となるセッティングはあります。
一般的に使われているローラーや取り付け方を知っているだけでも、ローラーセッティングの悩みも減らすことができます。
✅この記事の内容
- 基本となるセッティングは?
- よく使われている定番ローラーは?
- 前後のローラーベースは?
この記事では、ミニ四駆のローラーについて。
基本となるセッティングから、定番としてよく使われているローラー。
取り付け位置による走りの違いについても紹介します。
まずミニ四駆のローラーの取り付けは、「たからばこセッティング」が基本となっています。
取り付け可能なローラーの数が無制限となっている今でも、その基本は変わらず。
たからばこセッティングを基準として、スタビなどの必要な部分にローラーを足していく形になります。
また取り付け位置や目的によって、使うローラーもある程度決まってきます。
フロントに多いのは、13-12mmや9-8mmの2段アルミローラー。
リヤは速度や安定性によって、プラリング付きやオールアルミを使い分けていくのが定番。
さらに前後のローラーベースの違いを知っておくことで、ローラーセッティングの基本を抑えたセッティングが可能になってきます。
基本となるセッティングは?
ローラー取り付け位置の基本
ミニ四駆のローラーセッティングの基本は、「たからばこセッティング」になっています。
「たからばこセッティング」とは、マシンに取り付けられるローラーの数が6個までだった時に考えられたセッティング。
フロントに2個、リヤに4個取り付けることで、マシンを横から見た時にローラーの位置が二等辺三角形に。
この配置によって、ローラーが6個でも安定したセッティングとなっていました。
GUPにもなっているファーストトライパーツセットも、このセッティングが元となっています。
2022年時点でローラーの数は無制限となっていますが、ローラーの取り付け位置の基本の考え方はここになっています。
マシンに合った数や高さで考えていく
マシンに取り付けるローラーの数や高さによっても、走りは変わってきます。
今は特別ルールによって、取り付け可能なローラーの数が無制限。
これによって、ローラーセッティングの自由度も高くなっています。
しかし、ただ多くのローラーを取り付ければいいわけではないのがミニ四駆。
ローラーを取り付けるほど抵抗になり、マシンの速度にも影響してきます。
また、ローラーを取り付ける高さも重要。
フロントもリヤも、取り付ける位置はシャフトの高さを基準に考えていきます。
フロントローラーは、遠心力などの影響でマシンがバランスを崩さないような高さ。
またリヤは上下2段にすることで、マシンが傾いた時の支えになってきます。
マシンを安定して走らせるためには、「たからばこセッティング」を基準にマシンに合った数や高さを考えていくことが必要となってきます。
よく使われている定番ローラーは?
フロントは、2段アルミローラーが定番
数あるミニ四駆のローラーも、目的によって使うべき場所も決まってきます。
例えばフロントローラーの場合、13-12mmや9-8mmの2段アルミローラーが定番。
アルミローラーということで、コースの壁に対する食いつきが良いのが特徴。
また上下2段になっていることで、マシンが傾いた時などの支えにもなってきます。
上段のローラー径が少し小さいことで、普通に走っている分には摩擦による抵抗もありません。
フロントに2段アルミローラーを使うことで、マシン速度やLC対策としても定番のセッティングになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.398 GP.398 2段アルミローラーセット 13-12mm 15398
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.403 GP.403 2段アルミローラーセット 9-8mm 15403
リヤは、速度か安定性かで使い分け
リヤに取り付けるローラーも、マシンの速度か安定性かで使うローラーが決まってきます。
マシンの速度を稼ぐためには、摩擦抵抗の少ない「プラリング付きのベアリングローラー」を。
逆にマシンの安定性を考える場合は、コースへの食いつきの良い「オールアルミローラー」が選択肢になってきます。
現状プラリング付きのベアリングローラーの大きさは、19mmか17mmしかありません。
なので13mm径のローラーを使う場合は、オールアルミベアリングローラーがおすすめ。
プラリングより抵抗は大きくなりますが、立体LCなどでは食いつきの良さから使いやすい部分があります。
またローラー径に合わせてスタビもローラーを使うことで、マシンの減速を抑えながら安定性につなげることも可能です。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.251 GP.251 19mmプラリング付アルミベアリングローラー 15251
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.437 GP.437 13mmオールアルミベアリングローラー 15437
前後のローラーベースは?
ローラーベースも、それぞれメリットデメリットがある
ミニ四駆では「ローラーベース」といわれる、ローラー同士の間隔も重要になってきます。
特に前後のローラーベースによって、マシンの走りも変わってきます。
ローラーベースが短い場合、ローラーがタイヤに近い場合はコーナリングが速くなってきます。
コーナーを抜ける時も、マシンが左右に振られることが少なくなります。
しかしその分、ジャンプ時などはローラーがコースの壁を捉えきれないので不安定になってしまいます。
逆にローラーがタイヤより離れている場合、フロントは左右に振られやすくなってきます。
しかしローラーの位置が後ろ目になっていることで、ジャンプ時などは最後までローラーがコースの壁を捉えられるのでマシンの姿勢が安定。
ローラーベースが短い場合も長い場合も、取り付け方によってそれぞれマシンの走りに影響してくる部分が出てきます。
バランスを取ったセッティングが多い
そんな前後のローラーベースのセッティングとして多いのが、フロントは詰めてリヤは後ろ目なローラー配置。
フロントローラーをタイヤに近づけることで、コーナーの速度を稼げます。
コーナーを抜ける時のマシンも外側を向きやすくなるので、コーナー直後が安定。
さらにフロントローラーを詰めた分、リヤローラーを後ろ目にすることでジャンプ時の安定性にもつながります。
コーナー直後にDBやスロープがあるようなコースでも、マシンの姿勢を安定させることが可能になってきます。
このセッティングの場合、前後のローラーベースとしては大きく変わりません。
なのでそれぞれのバランスを取ったセッティングになってきます。
ローラーの種類や取り付け位置を使い分けていく
ミニ四駆のローラーの取り付けは、「たからばこセッティング」が基本です。
取り付け可能なローラーの数が無制限となっている今でも、取り付け方の基本は変わっていません。
たからばこセッティングを基準とし、スタビなどの必要な部分にローラーを足していく形になってきます。
また取り付け位置や目的によって、使うローラーもある程度決まってきます。
フロントに使われることが多いのは、13-12mmや9-8mmの2段アルミローラー。
リヤローラーは速度や安定性によって、プラリング付きやオールアルミを使い分けていく形となります。
さらに前後のローラーベースの違いを知っておくことで、ローラーセッティングの基本を抑えたセッティングも可能になってきます。
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