今のミニ四駆の改造をしていく上で欠かせないのが、ポリカボディ。
プラボディに比べて軽いボディということで、本格的な改造には欠かせません。
ポリカボディを使う上で重要なのが、切り方や載せ方。
曲線バサミをうまく使うことで、ポリカボディを切り過ぎてしまうという失敗も防げます。
✅この記事の内容
- ポリカボディの切り方
- ポリカボディの載せ方
- ポリカボディの固定
この記事では、ポリカボディのカットについて。
ポリカボディの切り方や載せ方、提灯への固定方法などについて紹介します。
ポリカボディの加工については、少しずつ加工していくことで失敗を防げます。
ポリカボディのカットにおすすめなのが、タミヤの曲線バサミ。
曲線部分の多いボディのカットでは、刃先が曲線のハサミの方が切りやすくておすすめです。
カットしたポリカボディをマシンに載せる際も、合わせながら調整。
干渉する部分を少しずつカットしていくことで、マシンに馴染んだ形にすることができます。
ポリカボディは、ボディの面積を残して低く載せた方がカッコイイ仕上がりになります。
細かな微調整が必要になりますが、慎重に加工をしていくことで失敗する確率も減らすことができます。
おすすめのポリカボディについては、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディの切り方
カットにはタミヤの曲線バサミがおすすめ
ポリカボディのカットには、「タミヤの曲線バサミ」がおすすめです。
ミニ四駆のボディは、タイヤのカウル部分などをはじめ曲線部分が多い。
そんな細かな曲線部分を、普通のハサミできれいに仕上げるのはむずかしいです。
何度もハサミを入れると、切り口がガタガタになってしまい仕上がりもいまいちに。
デザインナイフなどで少しずつ切っていくことも可能ですが、どうしても時間がかかってしまいます。
そんなポリカボディのカットにおすすめなのが、タミヤの曲線バサミ。
刃先が曲線になっているので、ボディのような曲線の多いデザインでもかんたんにカットできます。
使い方は普通のハサミと同じなので、ポリカボディのカットもキレイに仕上げることが可能です。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ No.05 曲線バサミ プラモデル用工具 74005
まずは大まかにカットしていく
ポリカボディのカットをする時、まずは不要な部分を大まかに切り取っていきます。
不要な部分となるのは、ポリカボディの製造上に作られた余白部分。
付属の説明書には、ボディデザインごとにカットするべき部分が記載されています。
不要な部分をカットする際、あまり細かく切りすぎないようにするのもポイント。
特に外側のカットした部分は、ポリカの端材として他の改造で使うこともできます。
ポリカの端材の使い道としては、提灯の補助となる「リフター」や「スラスト角の調整」などさまざま。
必要な時に加工して使いやすいように、ポリカの端材もだいたいの形は残してカットしておくのがおすすめです。
提灯のリフターについては、こちらの記事で紹介しています。
カットラインを書いておくのがおすすめ
本格的なポリカボディのカットの際は、カットラインを書いておくのがおすすめです。
ポリカボディの表面は、透明な保護フィルムが貼られています。
ポリカボディの塗装が終わり、実際に使う時はフィルムをはがして使用。
なのでボディの表側にマーカーなどでラインを書いても、使う時ははがすので問題ありません。
ボディ表面にカットラインを書いておくことで、切り過ぎてしまうことを防止。
カットラインをわかりやすくしておくことで、カットの際の失敗も少なくなります。
カットラインがわかりづらい場合は、付属の説明書通りにカットラインを書いておけば間違いありません。
ポリカボディの塗装については、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディの載せ方
シャーシに合わせて干渉する部分をカット
大まかに説明書通りのカットができたら、実際に使うシャーシにボディを合わせていきます。
この時にボディキャッチを使う場合は、そのままボディキャッチを取り付けるだけ。
しかし提灯などに合わせて使う場合は、干渉する部分を切り取っていく必要があります。
載せ方のポイントとしては、できるだけマシンに低くボディを載せられるようにカットすること。
低い位置にボディを載せることで、マシンの仕上がりとしても印象が変わってきます。
実際にポリカボディに干渉してくるのは、フロント提灯やバンパーなど。
マスダンパーの稼働範囲などに注意し、マシンの走りに影響しないように切り取っていきます。
干渉する部分を切り取っていく上では、ボディの原型が残るようにカットしていく方が見た目の仕上がりも良くなります。
干渉する部分のカットは少しずつ
シャーシに合わせてカットしていく時は、一度に切りすぎないのがポイントです。
最初のポリカボディのカットと同じように、干渉する部分にカットラインを入れておきます。
シャーシと合わせながら、干渉してくる部分にわかりやすく目印をつけてカット。
こうすることで、切り過ぎてしまう失敗を減らすことができます。
カットしてはシャーシに合わせていき、足りなければさらにカット。
地道な作業にはなってきますが、このくり返しによって正確にカットしていくことができます。
ポリカボディは、切りすぎてしまった場合にリカバリーが効きません。
なので失敗をしないためにも、細かく慎重に作業を進めていくことが大切です。
ポリカボディの固定
ボディの固定位置を決める
ポリカボディのカットが終わったら、提灯への取り付け位置を決めていきます。
まずは取り付ける提灯の上に、カットしたボディをセット。
ボディを取り付けたい位置に合わせて、油性マジックなどで印をつけておきます。
この時、ポリカボディをマシン全体を見た時に真っ直ぐに取り付けるのが重要。
真っ直ぐに取り付けるのがむずかしい場合は、直FRPプレートなどをガイドに使用するのもひとつの方法になってきます。
ボディの先端にビス穴があるボディの場合は、フロント提灯のビス穴にビスを通したボディを仮固定。
左右を合わせながら、取り付ける位置に印をつけていきます。
ポリカボディの固定は、3点固定がおすすめ。
左右だけの固定より安定し、走行中にボディが外れたりズレたりする心配もありません。
ビスや中空ピンを使って固定
ボディを取り付ける位置に印がつけられたら、ボディを固定していきます。
まずはボディの印を付けた部分に、固定用の穴をあけていきます。
使用するのは、ビスより一回り大きい2.1mmのドリルが理想。
2mmでも固定は可能ですが、ピッタリ過ぎて付け外しがむずかしくなるのが難点。
ビス穴をあけた後は、バリ取りをして仕上げていきます。
貫通後は、実際にボディを取り付けて位置を確認。
問題なければ、ビスを通してポリカボディを固定していきます。
ポリカボディの固定方法としては、ナットやゴム管などを使って固定していきます。
ボディが外れないように、ゴム管などは長めにしてしっかり固定することが必要です。
ボディの固定には、ビス以外に中空プロペラシャフトなどを使う場合も。
ビス山がないので付け外しがしやすいだけでなく、ビスより多少は軽くすることができるのでおすすめです。
中空ピンを使った改造については、こちらの記事でも紹介しています。
ポリカボディのカット まとめ
ポリカボディの加工で大切なのは、少しずつ加工していくことです。
ポリカボディのカットにおすすめなのが、タミヤの曲線バサミ。
曲線部分の多いボディのカットでは、刃先が曲線のハサミの方が切りやすくておすすめ。
さらにカットしたポリカボディをマシンに載せる際も、合わせながら調整していくだけ。
干渉する部分を少しずつカットしていくことで、マシンに馴染んだ形にすることができます。
ポリカボディは、ボディの面積を残して低く載せた方がカッコイイ仕上がりに。
細かな微調整が必要になりますが、慎重に加工をしていくことで失敗する確率も減らすことができます。
おすすめのポリカボディについては、こちらの記事で紹介しています。
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