ミニ四駆のローラーには、ベアリングローラー以外にキット付属のプラローラーもあります。
耐久性や回転性などで、あまり使われることのなかったのがプラローラー。
しかしGTアドバンスが話題となったことで、プラローラーの必要性も増してきました。
✅この記事の内容
- 「POM」と「ABS」の違い
- 取り付け方と回らない原因
- おすすめは「13mm」と「19mm」の2段
この記事では、ミニ四駆のプラローラーについて。
「POM」と「ABS」の違いや、回らない原因。
おすすめのプラローラーと合わせて紹介します。
ミニ四駆のプラローラーも、素材による違いや正しい取り付け方が大切になってきます。
ミニ四駆のプラローラーには、「POM樹脂製」と「ABS樹脂製」の大きく2種類があります。
それぞれ、摩擦抵抗や耐衝撃性などの違いが。
どちらも真鍮やワッシャー、グリスを正しく使うことで実用的なローラーにはなってきます。
さらにGUPとして13mmと19mmの2段プラローラーが発売されたことで、使い方の幅も広がりました。
特に、プラローラーしか使うことができないGTアドバンスのレギュレーション。
そんなレギュレーションにおいては、プラローラーの正しい使い方と適切な選択が重要になってきます。
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「POM」と「ABS」の違い
POM樹脂
ミニ四駆のプラローラーには、素材によって種類があります。
その中でも今のミニ四駆に多く使われているのは、「POM製」のローラーです。
ミニ四駆キットに付属しているプラローラーは、キットによっても種類が変わってきます。
そんなキット付属ローラーの中でも、最近のマシンに多いのはPOM(低摩擦樹脂)製のプラローラー。
「POM樹脂」とは、プラスチックの素材の1種。
POM樹脂の特徴のひとつとして、耐摩耗性が高いという長所があります。
摩擦係数が小さく摩耗がほとんどないことから、ミニ四駆のローラーとしても使いやすい素材となっています。
製品を製造する上での良さもありますが、ローラーとして使う上でのメリットも。
摩擦抵抗が小さいことで、ローラーがコースと接触した時のマシンの速さにも影響してきます。
ABS樹脂
ミニ四駆のプラローラーの素材としてもうひとつあるのが、「ABS樹脂製」のプラローラーです。
「ABS樹脂」とは、3種類の素材を組み合わせて作られた樹脂のこと。
ABS樹脂の特徴としては、耐熱温度の高さや耐衝撃性などがあります。
ミニ四駆のシャーシの素材としても多く見かけるのが、ABS樹脂。
外部からの衝撃に強いという特徴があるため、耐久性も重要になるミニ四駆のシャーシにも適した素材となっています。
このABS樹脂がプラローラーに使われることで、衝撃にも強いローラーに。
ローラーの形状や劣化具合にもよりますが、POM製ローラーよりは衝撃に強いローラーとなってきます。
取り付け方と回らない原因
正しい取り付け方
プラ製ローラーも、正しい取り付け方をすることで実用的なローラーになってきます。
ミニ四駆を始めた時に1番最初に取り付けるのが、プラローラー。
プラローラーの多くは、キットにはじめから付属したローラーになっているためです。
そんなプラローラーの場合、そのままの取り付けではローラーとしても機能しません。
付属のツバ付き真鍮とグリスを使うことで、回るローラーになってきます。
耐久性などのデメリットもありますが、使い方によってはプラローラーもマシンセッティングのひとつの選択肢になってきます。
プラローラーが回らない原因
プラローラーが回らない原因の多くは、正しい取り付け方をしていない部分にあります。
キット付属なこともあり、手軽に使うことができるプラローラー。
しかしプラローラーを取り付ける上では、取り付け方が重要になってきます。
- ツバ付き真鍮を使う
- ワッシャーで挟む
- グリスアップをする
ツバ付き真鍮やワッシャーを使うことで、ローラーに過度な圧をかけないようにすることが必要。
そして回るローラーにするためにもうひとつ重要なのが、しっかりグリスアップをすることです。
いくら摩擦抵抗の小さいローラーでも、多少の摩擦はあります。
グリスを潤滑油として付着させることで、ただ取り付けるよりも回るローラーになるのは間違いありません。
おすすめのグリスについては、こちらの記事で紹介しています。
おすすめのプラローラー
GTアドバンスでプラローラーも注目に
あまり使われないイメージのあるプラローラーも、使い方次第では実用的なローラーになってきます。
プラローラーといえば、耐久性が低くあまり回らないローラーという印象。
実際多くの改造に使われているベアリングローラーと比較すると、耐久性も回転数も劣ってきます。
しかしここ最近のミニ四駆では、「B-MAXGP」や「GTアドバンス」なども話題。
特にGTアドバンスで使用できるローラーは、プラローラーだけ。
プラローラーしか使えないからこそ、素材による特徴や使い方を知っておくことが大切になってきます。
他にもオープンマシンでも、スタビ代わりとしてプラローラーが使われる場合も。
ベアリングローラーよりも手軽なローラーだからこそ、使いやすい場面も多くなってきます。
GTアドバンスについては、こちらの記事で紹介しています。
おすすめは「13mm」と「19mm」の2段
キット付属のプラローラー以外でもおすすめなのは、「13mm」と「19mm」の2段プラローラーになってきます。
これまでは、キット付属のような形状しかなかったプラローラー。
ローラーの厚みや形状の違いはありましたが、1段のローラーがほとんどでした。
そんなプラローラーの新しい選択肢として発売されたのが、「13mm」と「19mm」。
2021年と2022年にそれぞれGUPとして、2段のプラローラーが発売となりました。
2段のとなったことで、プラローラーとしての安定性が向上。
LC対策のひとつとして、プラローラーも選択肢のひとつとなってきました。
さらに「520ベアリング」を使用することで、さらに回転性の向上も可能。
もともと低摩擦が特徴のプラローラーだからこそ、520ベアリングと合わせることでより使いやすいローラーとなりました。
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商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ No.532 GP.532 2段低摩擦プラローラー 19-19mm ブルー 15532
2段プラローラーを使ったマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
GTアドバンスに欠かせないプラローラー
ミニ四駆のプラローラーは、素材による違いや正しい取り付け方が大切になってきます。
ミニ四駆のプラローラーは、「POM樹脂製」と「ABS樹脂製」の大きく2種類。
それぞれ、摩擦抵抗や耐衝撃性などの違いがあります。
さらにGUPとして13mmと19mmの2段プラローラーが発売されたことで、使い方の幅も広がりました。
特に、プラローラーしか使うことができないGTアドバンスのレギュレーション。
そんなレギュレーションにおいては、プラローラーの正しい使い方と適切な選択が重要になってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ No.529 2段低摩擦プラローラー (13-13mm) ブラック 15529
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ No.532 GP.532 2段低摩擦プラローラー 19-19mm ブルー 15532
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