ミニ四駆のマシンの速さに大きく影響してくるのが、モーター。
さらに回転数を計測することによって、モーターのスペックを知る目安にはなってきます。
2024年現在では、安定した電源とスマホのアプリを使うことでモーターの回転数を計測することができます。
✅この記事の内容
- モーターの回転数とは
- モーターの回転数計測の注意点
- モーターの回転数の測り方
この記事では、モーターの回転数について。
回転数を計測する時の注意点と、実際の計測方法について紹介します。
モーターの回転数は、モーターの性能を知るひとつの目安になってきます。
高回転なモーターほど、よく回って回転数も上がってきます。
さらにモーター慣らしをすることで、もっと回転数を上げることも可能。
そんなモーターの回転数の計測には、スマホのアプリが便利。
あくまでも目安にはなってきますが、モーターの回転数を数値として見ることができます。
しかしモーターの回転数を計測する上では、いくつか注意点も。
無負荷時の状態であることや、使用する電源によって値が変わってくる点には注意が必要になってきます。
おすすめのモーターについては、こちらの記事で紹介しています。
モーターの回転数とは
高回転数のモーター
モーターの回転数については、モーターの種類によってある程度スペックが決まっています。
モーターの回転数とは、わかりやすく言えばモーターの速さ。
回転数が高いほどモーターも回るので、同じ種類のモーターであれば高回転のモーターの方がマシンは速くなります。
高回転数のモーターとしては、チューン系であればレブチューン2モーター。
ダッシュ系モーターではスプリントダッシュモーターやマッハダッシュモーターなどが代表的になってきます。
ただしミニ四駆の速さは、モーターの回転数だけで決まらないのがむずかしい部分。
モーターのトルクによってもコースでのマシンの速さは変わってくるので、高回転数モーターだから速いとはなりません。
高回転数のモーターの方が速いのは間違いありませんが、それが必ずしもコースで速いとは限りません。
速いモーターについては、こちらの記事でも紹介しています。
使うほど回転数は上がってくる
モーターは、使っているうちに回転数が上がってきます。
モーターは、ブラシとコミュテーターの接触によって通電します。
通電効率が良いほど、モーターの回転数もアップ。
なのでブラシが削れて接触面積が増えるほど、回転数は上昇してきます。
結果的に、よく使っているほどモーターほど高回転数に。
これを意図的に行なっているのが、モーター慣らしになってきます。
モーター慣らしは使い始める前にブラシを削っておくことで、通電効率を良くして回転数を上げることになります。
モーター慣らしのやり方については、こちらの記事で紹介しています。
モーターの回転数計測の注意点
走行時は負荷がかかる
モーターの回転数をアプリで計測する場合、無負荷状態での回転数になる点には注意が必要です。
実際のマシンの走行では、モーターにも負荷がかかっています。
モーターが回転すると同時に、各種ギヤやタイヤを動かすパワーが必要になるため。
モーターに負荷がかかることによって、実際の回転数としては無負荷状態よりダウン。
走行中のコースによっても負荷が変わってくるので、負荷がかかったモーターの回転数は安定しません。
モーターの回転数は速さの目安にはなりますが、実際の走行時とは変わってくる点には注意が必要です。
正確な計測には安定した電源が必要
モーターの回転数計測のために使う電源も、種類によっては安定しません。
モーターの回転数を計測する時に使用する電源は、いろいろあります。
1番かんたんなのは、モーターをシャーシにセットして単三電池で回す方法。
他にもパワーステーションやミニブレークインシステム、サンダーなどのようにモーター慣らしで使う機器を使用する場合も。
ただモーターの回転数を計測する場合、正確な値を計測するためには安定した電源が必要になります。
単三電池の場合は、回しているうちに出力が落ちてきてあまり安定しません。
さらに注意が必要なのが、パワーステーションやミニブレークインシステム。
これらのモーター慣らし機の場合、出力電圧の値が実際とは異なってきます。
電圧が異なる原因となっているのが、チョッパ制御による電圧制御。
出力波形が異なっているため、通常のテスターで出力電圧を測っても正確な値が出ません。
モーターの回転数の計測として多く使われているのがサンダーなどのため、不安定な電源で計測した場合は値も変わってくる点には注意です。
パルス電流については、こちらの記事でも紹介しています。
モーターの回転数の測り方
アプリを使って計測
モーターの回転数の測り方として代表的なのは、アプリを使った計測方法です。
基本的な計測方法としては、モーターを電源に接続して通電させるだけ。
単三電池などでもモーターの回転は可能ですが、サンダーなどの安定した電源を使った方が正確に測定することができます。
今のミニ四駆では、モーターの回転数をスマホのアプリを使って計測することが可能。
代表的なアプリとして、もっとも多く使われているのは「Giri」。
さらに2024年6月には、「MPA」というモーター測定用のアプリもリリースされています。
どちらのアプリも、モーターの回転音をスマホのマイクで拾うことで回転数を計測。
「Giri」は回転数の計測だけでなく、回転数をメモするパネルも搭載しています。
もちろんモーターの回転する音を拾っているだけなので、あくまでも目安にはなってくる点には注意が必要です。
おすすめのモーター慣らし機については、こちらの記事で紹介しています。
スピードチェッカー+アプリ
モーターの回転数を計測する上では、スピードチェッカーを使う方法もあります。
スピードチェッカーを使うことで、マシンの速度を測ることが可能。
モーターの純粋な回転数とは違いますが、モーターの回転数はマシンの速さに影響。
マシンの速さを計測することで、モーターの回転数の目安を知ることはできます。
スピードチェッカーを使った場合の計測では、モーターに負荷がかかった状態での計測が可能。
アプリでの計測のように無負荷ではないので、両方の結果を比較することでより実走行に近い状態で計測できます。
モーターの正確な回転数の計測にはなりませんが、マシンの速さを知る上ではスピードチェッカーを使うのもひとつの方法です。
モーターの回転数 まとめ
モーターの回転数は、モーターの性能を知るひとつの目安です。
高回転なモーターほどよく回り、さらにモーター慣らしをすることでもっと回転数を上げることも可能。
そんなモーターの回転数の計測には、スマホのアプリが便利。
あくまでも目安にはなってきますが、モーターの回転数を数値として見ることができます。
しかしモーターの回転数を計測する上では、いくつか注意点も。
無負荷時の状態であることや、使用する電源によって値が変わってくる点には注意が必要です。
おすすめのモーターについては、こちらの記事で紹介しています。
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