数々のマシンやパーツを使うのが、ミニ四駆の改造。
しかしミニ四駆を始めたばかりの人の場合「ここにはどんなパーツを使っているのか」、「どんな風に取り付けているのか」などわかりづらいポイントも出てきます。
✅この記事の内容
- 2025年4月でおすすめはクロススピアー02
- パーツ無加工で改造した場合
- パーツ加工した場合の改造
この記事では、2025年4月現在でのミニ四駆のおすすめ改造を。
初心者向けの無加工改造と、実際にパーツを加工して改造したマシンを紹介します。
今のミニ四駆の本格的な改造としては、MSシャーシを使った「MSフレキ」がもっとも多いです。
パーツ無加工のポン付け改造マシンだけでなく、実際にパーツを加工して改造したマシンを解説していきます。
今回のマシンの主な改造
今回の改造では、初心者向けにFRPプレートを使用。
それぞれの改造や取り付け方についても、詳しく紹介しています。
あくまでも、2025年4月時点で入手できるマシンやパーツを使用して改造。

入手難易度の高いパーツも無いので、ミニ四駆を始めたばかりの人にも参考にしやすい改造になっています。
メインはクロススピアー02
クロススピアー02の特徴
クロススピアー02は、ハイパーデザイナー・やまざきたかゆき氏がデザインしたミニ四駆になっています。
2024年5月に発売されたクロススピアー01の兄弟マシンとして発売されたのが「クロススピアー02」。
兄弟マシンということもあり、ボディ形状や高さなどの細かなデザインの部分で似たマシンになっています。
そんなクロススピアー02の特徴は、マシン全体の軽さになっています。
さらに採用されているシャーシもVZシャーシということで、シャーシも含めて軽量寄りなマシンになっています。
クロススピアー02はデザイン性だけではなく、実際に改造していくマシンとしても優れたマシンキットになっています。
商品リンク:タミヤ レーサーミニ四駆シリーズ クロススピアー02
クロススピアー02がおすすめな理由
クロススピアー02がおすすめな理由は、シャーシが最新のVZシャーシという部分です。
ミニ四駆の場合、使用するシャーシによっても改造のしやすさが変わってきます。
シャーシによってモーターの位置も違い、古いシャーシほどビス穴が少なく改造の幅も狭いため。
そんな中、VZシャーシは最新のシャーシということで改造の幅も広いのが特徴。
そこまで加工の必要もないので、初心者でもいろいろなバンパーを取り付けることができます。
マシンの速さに関係する駆動周りについては、本格的に速いマシンにするなら手を加えた方が良い場合も。
しかし古いシャーシとは違って最初からある程度の精度にはなっているので、むずかしく手を加えなくても速いマシンにすることができます。

付属のタイヤも小径ローハイトのスーパーハードタイヤなので、そのままでも改造に使いやすくなっています。
VZシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
パーツ無加工での改造の場合
GUPのポン付け改造もしやすいVZシャーシ
改造の幅が広いVZシャーシによって、GUPのポン付けでもそれなりに改造していくことができます。
シャーシの改造のしやすさは、既存のビス穴の多さによっても変化。
旧シャーシほどシャーシのビス穴が少ないので、パーツの取り付けだけでも悩んでしまいます。
しかしVZシャーシの場合は、パーツ取り付け用のビス穴も多いです。
今では種類の多いGUPを、取り付けたい場所に取り付けやすいのも無加工改造ではポイントになってきます。
他のシャーシのようにバンパーカットの加工が必要ないので、無加工でも改造の幅が広がってきます。
無加工改造のおすすめパーツ
無加工で改造をしていく場合、1番取り付けやすいのは「VZシャーシ用のファーストトライパーツセット」になります。
初心者向けのGUPとして発売されているのが、ファーストトライパーツセット。
前後のFRPプレートだけでなく、ローラーやマスダンパーもセットになっているパーツです。
このファーストトライパーツセットを取り付けるだけでも、コースでの安定性は向上。
マスダンパーによって制振性も上がるので、初心者向けな改造パーツになっています。

無加工での改造だとパーツが限られてきそうですが、使うシャーシによって改造の幅も広がってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ VZシャーシ ファーストトライパーツセット
ファーストトライパーツセットについては、こちらの記事で紹介しています。
パーツ加工した場合の改造
シャーシ周りの改造
前後バンパーやフロント提灯以外は、パーツの付け替えだけでも十分走れるマシンに仕上げることができます。
- STEP1プロペラシャフトを中空プロペラシャフトに交換
- STEP2軸受をHG丸穴ボールベアリングに交換
- STEP3ホイール貫通後、72mm中空シャフトに交換
- STEP4フロントタイヤをローフリクションタイヤに交換
ギヤ周りや軸受けについては、より優れたGUPに交換。
特に軸受けにボールベアリングを使うことで、プラベアリングよりも回転性を良くすることができます。
そして今回のマシンは、前後でタイヤの種類を替えています。

さらにホイール貫通してから72mmの中空シャフトに交換するなど、走行中のトラブルも防げるような改造もしています。
商品リンク:1.4mm中空軽量プロペラシャフト
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ HG丸穴ボールベアリング
商品リンク:タミヤ グレードアップ 72mm中空ステンレスシャフト
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm) & カーボン強化ホイール(フィン)
ピボットATバンパーの取り付け
フロントバンパーには、ピボット付きのATバンパーを取り付けています。
今回使用したVZシャーシについては、バンパーカットがかんたんなのもポイント。
なので加工をしなくてもいろいろなバンパーを取り付けることができ、初心者でも改造しやすいシャーシになっています。
- STEP1シャーシのフロント部分を少し加工
- STEP2シャーシを皿ビス加工後、ビスを通す
- STEP3加工したリヤブレーキステーを取り付け
- STEP4ピボットバンパーを取り付け
- STEP5スラダン用バネとロックナットでを固定
取り付け自体も、シャーシにビスを通して上からピボットATバンパーを取り付けるだけ。
既存のビス穴とATバンパーのビス穴もピッタリなので、かんたんに取り付けることができます。
フロントローラーは、13-12mmの2段アルミローラーを使用。
ハイマウントチューブスタビをスタビとして取り付けることで、LCなどでも安定性の高いローラー配置になっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ 2段アルミローラーセット 13-12mm
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ ハイマウントチューブスタビセット
ピボットATバンパーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
フロント提灯の取り付け
フロント側の制振機能としては、フロント提灯を取り付けています。
今のミニ四駆の改造としては、制振機能となるマスダンパーが必須。
さらにマスダンパーを吊るして取り付ける、フロント提灯も欠かせない改造になってきます。
- STEP1フロントバンパーのビスに提灯を通す
- STEP2提灯の可動域や高さを調整
- STEP3ゴム管やロックナットで固定
今回のフロント提灯については、FRPを加工することでかんたんに作れる形の提灯になっています。
また提灯の取り付け部分は、ハトメを使って補強しています。
ハトメが削れてきてもハトメだけを交換すればいいので、FRPプレートでも長持ちさせることができます。
フロント提灯の位置としては、できるだけ低い位置への取り付けが理想。

マシンの重心が下がることによって、制振効果も高くなってきます。
フロント提灯の作り方については、こちらの記事で紹介しています。
リヤアンカーの取り付け
リヤバンパーには、リヤアンカーといわれる今は定番のバンパーを取り付けました。
リヤバンパーについても、付属のリヤバンパーを取り付けずに使用。
バンパーカットの必要が無いので、そのまま任意のリヤバンパーを取り付けることができます。
- STEP1マルチワイドステーを加工
- STEP2ビスを通してアンカーを取り付け
- STEP3リヤブレーキステーを取り付け
今回使用したのは、最近のミニ四駆の改造としては定番のリヤアンカー。
リヤローラーには、13mmオールアルミローラーを使用。
上下2段に取り付けることで、マシンのバランスを保つようにしています。
さらにシャーシ底面には、リヤブレーキステーをブレーキとして取り付け。
ブレーキを貼る面積も広いので、コースに合わせた調整も可能になっています。

リヤブレーキステーと合わせて抑えを取り付けることで、リヤアンカーのガタ付きを少なくしています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ 13mmオールアルミベアリングローラー
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ FRP リヤブレーキステーセット
リヤアンカーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディ(アバンテMk.II)
今回ボディには、「アバンテMk.IIのポリカボディ」を使用しています。
今のミニ四駆の改造としては、ポリカボディが主流。
さらにハサミでかんたんにカットできるので、提灯に合わせた形に加工しやすいのも大きなポイントになっています。
- STEP1ポリカボディを大まかにカット
- STEP2提灯などと干渉する部分をカット
- STEP3塗装用にマスキング
- STEP4ポリカ用スプレーで塗装
- STEP5提灯に載せてゴム管などで固定
アバンテMk.IIのポリカボディについては、通常品番の商品。
時期によっては手に入りづらいタイミングもありますが、基本的には手に入れやすいポリカボディになっています。
今回ポリカボディは、ポリカ用スプレーのフロストパープルで塗装。
裏打ち塗装や塗り分けはせずに、キャノピー部分のマスキングのみで仕上げています。
商品リンク:タミヤ グレードアップ アバンテMk.II クリヤーボディセット
商品リンク:タミヤ ポリカーボネートスプレー PS-45 フロストパープル
ポリカボディの塗装やカットについては、こちらの記事で紹介しています。
2025年4月現在でおすすめの改造 まとめ
今回のマシンの主な改造
今回の改造では、初心者向けにFRPプレートを使用しています。
このマシンの改造は、あくまでも2025年4月時点で入手できるマシンやパーツを使用して改造。

入手難易度の高いパーツも無いので、ミニ四駆を始めたばかりの人にも参考にしやすい改造になっています。
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