今のミニ四駆の改造には欠かせなくなってきている、ミニ四駆用の治具。
治具といっても、シャーシ加工用からバンパー類の加工用までいろいろな種類があります。
用途によって使い方も変わってきますが、治具の種類を知っておくことでミニ四駆の改造もはかどってきます。
✅この記事の内容
- シャーシ加工におすすめの治具
- バンパー加工におすすめの治具
- タイヤやホイールにおすすめの治具
- 加工の補助におすすめの治具
この記事では、ミニ四駆用の治具について。
それぞれの加工におすすめの治具を紹介します。
今のミニ四駆の改造では、治具を使った加工も一般的になってきています。
そもそも「治具」とは、部品を固定したり作業のガイドになるものをいいます。
ミニ四駆ではパーツをしっかり固定し、ガイドに沿って加工するだけでかんたんに加工をすることが可能に。
治具のメリットとしては、加工がかんたんになるだけではなく、再現性もあるという部分にあります。
手作業だけの加工では精度が変わってくるのに対し、治具を使えば再現性を持たせることが可能。
今ではシャーシやバンパーだけでなく、細かな部分の加工用治具も。
ミニ四駆の作業効率が上がる面でも、治具の活用は欠かせなくなっています。
シャーシ加工におすすめの治具
MSフレキ加工用治具
ミニ四駆用の便利な治具も、MSフレキの加工用の治具が発売されたことから広まりました。
MSフレキ用の治具といっても、加工の仕方によって種類がさまざま。
いま多くのMSフレキ用治具が発売されているのも、加工方法の違いがあるからこそです。
MSフレキ加工用治具の一例
MSフレキの一般的な加工としてはまっすぐカットですが、治具によっては斜めにカットする場合も。
どの治具も実際に加工に使ってきたからこその治具なので、その実用性は間違いありません。
MSフレキ加工用の治具にも種類があるので、自分がどんな加工をしたいかで選ぶ必要があります。
MSフレキの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
「段上げ」や「電池落とし」加工治具
シャーシ加工用の治具としては、シャーシに合わせた加工用治具も数多く発売されています。
シャーシ加工用治具の一例
今のミニ四駆の改造としては一般的な、シャーシの段上げ加工。
シャーシの底面を削ることで、小径タイヤでもブレーキの高さを確保できるようになります。
またMAシャーシの電池落としや、シャーシのバンパーカットなども治具を使って可能。
治具が無くても加工はできますが、再現性や作業効率を考えると治具があった方が便利なのは間違いありません。
治具を使ったMAシャーシの電池落としについては、こちらの記事で紹介しています。
バンパー加工におすすめの治具
バンパー加工用の治具
今のミニ四駆に多いギミックバンパーも、治具を使うことでかんたんに作ることができます。
バンパー加工用治具の一例
バンパー加工用治具で代表的なのは、リヤアンカー加工用の治具。
簡易的に作成できるものから、有名レーサーが考案したアンカーも治具を使って作ることができます。
またピボットバンパーやスライドダンパーも、治具を使えば既存のGUPで作成可能に。
ローラーの位置や高さを調整した作りも、治具があればかんたんに加工ができます。
加工の作業効率が上がるのはもちろん、既存のGUPとは違った作り方ができるのも治具のメリットになってきます。
治具を使ったスライドダンパーについては、こちらの記事で紹介しています。
ブレーキ関連の治具
マシンをコースで走らせる時に欠かせない、ブレーキ関連の治具もいろいろ発売されています。
ブレーキ加工用治具の一例
ブレーキプレート作成用の治具を使えば、スロープやバンクに合わせた角度での加工もかんたんにできます。
またブレーキスライサーなら、ブレーキスポンジを斜めにカットが可能。
加工ブレーキ用の治具の場合は、圧縮ブレーキなどをることもできます。
ブレーキプレートの作成やブレーキのカットについては、治具が無くても可能です。
しかし再現性や精度という部分では、治具には敵いません。
ブレーキの加工については、こちらの記事で紹介しています。
タイヤやホイールにおすすめの治具
タイヤ用の治具
タイヤ用の治具には、ペラタイヤ加工用やタイヤ接着に便利な治具があります。
タイヤ用治具の一例
タイヤ用の治具として代表的なのは、加工用の治具。
ペラタイヤ加工やハーフタイヤ加工をする際に、作業効率が大幅に変わってきます。
また小径タイヤを、ローハイトホイールにはめるための治具も魅力的。
特にローハイトローフリクションタイヤの再販がない中では、小径のローフリクションタイヤを使う場合も。
そんな小径サイズのタイヤを、治具を使うことでかんたんに取り付けることができます。
タイヤ用の治具には、加工がかんたんになる治具はもちろん。
今のミニ四駆事情にあった、作業効率などを考えられた治具もそろっています。
治具を使ったペラタイヤ加工については、こちらの記事で紹介しています。
ホイール用の治具
ホイール用の治具としては、ホイール加工用の治具が多くなっています。
ホイール用治具の一例
ホイールでもっとも必要になってくる加工が、ホイール貫通。
そんなホイール貫通も、治具を使うことで正確に貫通させることができます。
さらにホイール自体を加工する場合にも、治具は便利。
ホイールの軽量化やレギュレーションギリギリまで幅を詰めたい場合。
治具を使うことで、かんたんにホイールの加工をすることができます。
治具を使ったホイール加工については、こちらの記事で紹介しています。
加工の補助におすすめの治具
ギヤやギヤカバー用の治具
ミニ四駆の便利治具の中には、駆動関係に使える治具も多くあります。
駆動関係治具の一例
スパーギヤ加工用の治具では、ギヤの干渉を減らして軽量化が可能。
またギヤの面取り用治具では、新品のギヤなどに多いバリを取ってマシン速度の向上につながってきます。
またギヤカバー加工用の治具を使うことで、ノーマルギヤカバーの強度を上げることも。
カーボンの加工などが必要になりますが、治具の補助があることで正確に加工をすることができます。
ギヤ関係やギヤカバーなどは、そこまで目立つ部分ではありません。
だからこそ、加工や調整が便利になる治具は使いやすくなってきます。
その他の便利治具
ミニ四駆の加工治具の中には、細かな部分で役立つ治具も多くなっています。
その他の治具の一例
今のミニ四駆のセッティングとして多いキャッチャーダンパーも、治具を使うことで再現性高く作ることができます。
またFRPやカーボンに新規にビス穴をあけて、確実な固定をすることも可能。
ネジ切りタップを使うことで、ミニ四駆のビスサイズのビス穴やネジ切りをすることができます。
他にもシャフトを任意の長さで切断しやすくなるような、かゆいところに手が届くような便利治具もあるのが特徴的になっています。
キャッチャーダンパーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
治具の活用もおすすめ
今のミニ四駆の改造では、治具を使った加工も一般的です。
そもそも「治具」とは、部品を固定したり作業のガイドになるもの。
ミニ四駆ではパーツをしっかり固定し、ガイドに沿って加工するだけでかんたんに加工をすることが可能になってきます。
治具のメリットとしては、加工がかんたんになるだけではなく、再現性もあるという部分も。
手作業だけの加工では精度が変わってくるのに対し、治具を使えば再現性を持たせることができます。
今ではシャーシやバンパーだけでなく、細かな部分の加工用治具も可能。
ミニ四駆の作業効率が上がる面でも、治具を使ってみるのもおすすめです。
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