2023年も7月になったことで、ジャパンカップが開催され始めました。
今回のコースで注目となっているのが、「カルーセルチェンジャー」。
侵入速度や対策などによっては、マシンの挙動が大きく乱れるのが特徴になっています。
東京大会への参加を前に、FORCE LABOでJCの模擬コースを経験してきました。
✅この記事の内容
- ジャパンカップ2023のコースを経験
- カルーセルのために重要なアイガーEVO.
- 東京大会に向けての課題
この記事では、JC2023のコースを走らせた感想について。
現状マシンでの問題点や、カルーセルチェンジャーでの走りについて紹介します。
2023年のジャパンカップに向けて、これまでの公式大会用のマシンを見直し。
シャーシをはじめ、JCコース用に対策も考えてみました。
そんなマシンをFORCE LABOの模擬コースで走らせたところ、いろいろな課題が出てきました。
- どこまでのブレーキならアイガーで効くか
- バンクが60°の場合どうするか
- カルーセルは運任せで良いのか
特に時間を費やしたのが、アイガーEVO.上りからのカルーセルチェンジャー。
頭の中で考えていたセッティングだけでは、実際に走らせると足りない部分が多かったです。
問題ない時もあれば、思いがけない走りになることもあるカルーセルチェンジャー。
今回のマシンの場合、とりあえず安定した状態でカルーセルに進入することがJCに向けての課題になってきそうです。
ジャパンカップ2023のコースを経験
JC2023のコースにどこまで通用するのか
今回ジャパンカップ2023の初戦となるのは、7月22日の東京大会1D。
そんな大会前に、JC2023のコースを経験しておきたいと走らせてきました。
JC2023の練習として走らせたのは、FORCE LABOのジャパンカップ2023模擬コース。
毎回ながら、模擬コースとしての再現度の高さには助けられています。
各セクションの再現度はもちろん。
当日のコースレイアウトでは、バンクの角度は20°と45°の組み合わせ。
直近の大会にあった、コースの設置によるギャップなども意識したレイアウトになっていました。
今回は自分の中でJC用として考えていたマシンセッティングが、実際にどこまで通用するのかを確認してきました。
まずはアイガーでコースアウトしない調整に
今回使用したマシンは、シャーシから新しく作り直した2023年の公式用マシンです。
模擬コースで走らせる前から、自分なりにJC2023用の対策は考えていました。
- アイガーEVO.で効かせるブレーキ
- カルーセルチェンジャー用にスラダン
- バンクの角度に対応できるブレーキ
まず1番に考えていたのは、アイガーEVO.上りでブレーキを効かせること。
これまでも経験してきたアイガーEVO.ですが、今回はカルーセルチェンジャー前での減速がより重要になってくるだろうと。
あとは、当日のバンク角度に合わせた選択肢を増やせればと考えていました。
カルーセルチェンジャーについては、まったくの未知。
とりあえずコースからの影響を受けにくくするために、スライドダンパーを柔らかく調整したくらいになっていました。
カルーセルのために重要なアイガーEVO.
カルーセルも最初はほとんど完走
2023年のJC注目のカルーセルチェンジャーについては、最初は完走率9割程度でした。
これまで経験したことのないようなコース形状となっている、カルーセルチェンジャー。
進入直後に右から左に弾かれることによって、マシンの走るラインが大きく変化します。
さらに弾かれた後の当たりどころによっては、コース内でマシンが回転。
カルーセルチェンジャーと言われるように、マシンの走るラインが重要となっていました。
実際に初見で走らせてみると、問題なくクリア。
そこから何度も走らせる中で、特に影響なくクリアできていました。
しかし少しずつマシンの速度が上がる中で、完走率も低下。
カルーセルチェンジャーについても、最初に比べてマシンの走り方が変わっていきました。
アイガー用のブレーキが45°バンクに影響
カルーセルチェンジャーと合わせて重要になってくるのが、ブレーキの調整です。
これまでの公式大会でも、目立つセクションとなっていたアイガーの上りと下り。
上りでのブレーキの効かせ方や、下りでのジャンプの挙動が重要なのはこれまで通りです。
さらに今回は、カルーセルチェンジャーを安定してクリアするための調整も必要でした。
そしてその場合に影響が出てくるのが、バンクの角度によるブレーキの調整。
当日のバンクの角度は、20°と45°。
特に45°バンクについては、ブレーキの位置やアイガー下り後の速度によって大きく影響を受けていました。
全体的に、頭の中でのブレーキ調整では思っていた以上に効いていなかった印象です。
東京大会に向けての課題
すべてに合わせたブレーキは必須
まずJC2023攻略のためには、ブレーキの調整は必須になってきます。
これまで通り、アイガーEVO.ではマシンが飛びすぎないように速度の調整が必要。
さらにアイガーEVO.進入前の挙動によっても、効き具合が変わってきます。
アイガーEVO.の前で、マシンの挙動が乱れると中途半端なブレーキに。
するとアイガーでの飛距離も、コーナーギリギリすぎると安定しませんでした。
特に安定しなかったのが、5レーンのカルーセルチェンジャー進入コース。
コーナーギリギリの飛距離になると、マシンは着地直後や少し浮いた状態。
するとカルーセルチェンジャーでマシンが弾かれたり、カルーセルの中で回転してしまい大幅なタイムロスになっていました。
JCに向けては、アイガーもカルーセルもバンクも全てに合わせたブレーキが必要になっていました。
カルーセルチェンジャーへの答えは見つからず
カルーセルチェンジャーについては、明確な答えを出せずに終わっています。
実際にカルーセルチェンジャーを走らせてわかったことは、いくつかあります。
- マシンが浮き上がった状態では不安定
- 進入にそれなりのマシン速度が必要
- 特別なギミックなしでもクリアは可能
あくまでも自分のマシンでの場合になってきますが、それなりに考えた対策があればもっと安定してくるはずです。
何となくいけるだろうと考えていたセッティングでも、最終的に2回に1回はクリアが可能。
しかし、確実に安定してクリアできるような答えにまではたどり着けませんでした。
当日できる対策についても、時間やパーツによって限界が。
ただ自分のマシンなりの走らせ方はわかったので、とりあえずはそこを目指しての調整になりそうです。
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今ある引き出しの中でのセッティングで初戦に
模擬コースながらも、JC2023のコースを走らせたことでむずかしさを経験することができました。
- どこまでのブレーキならアイガーで効くか
- バンクが60°の場合どうするか
- カルーセルは運任せで良いのか
特に、アイガーEVO.やカルーセルチェンジャーへの調整は必須になってきます。
しかしカルーセルチェンジャーについては、明確な対策ができていないのが現状。
JC2023の初戦となる東京大会1Dは、わかってる範囲での対策を施した上で参戦することになってきそうです。
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