2024年のジャパンカップコースには、対策すべきポイントがいくつもあります。
マシンが安定して完走するためには、すべてのセクションに対しての対策は必要。
今回はコースに対する調整をしたことで、ジャパンカップ2024東京大会1Dも完走することができました。
✅この記事の内容
- FDKダブルバウンシング対策
- ハリケーンコイル対策
- グランピーチェンジャー対策
この記事では、ジャパンカップ2024のコース対策について。
FDKダブルバウンシングやハリケーンコイル、グランピーチェンジャーの対策について紹介します。
2024年のジャパンカップコース、初参戦ながら完走まではいくことができました。
しかし完走することはできましたが、マシンの速度として劣っていたのも事実。
特に壁ブレーキについては想定よりも効いてしまい、速度負けの要因のひとつになってしまいました。
今回紹介する対策も、あくまでも自分のマシンの場合。
決して正解というわけではないので、改造の参考程度になる部分には注意してください。
2024年のジャパンカップコースで、主に対策したのは3つ。
- FDKダブルバウンシング
- ハリケーンコイル
- グランピーチェンジャー
各セクションの対策を考えるにあたっては、超速ガイドを参考にしている部分も。
特にFDKダブルバウンシングについては、2022-2023年の超速ガイドのバウンシング対策を参考にしています。
コースレイアウトは違えど、セクションに対する考え方は同じなので超速ガイドを参考にするのもおすすめです。
ジャパンカップ2024東京1Dについては、こちらの記事で紹介しています。
FDKダブルバウンシング対策
組み合わせによって変わるセッティング
FDKダブルバウンシングでは、傾斜角度の違いによる飛距離によってマシンがバランスを崩してコースアウトしてしまいます。
FDKダブルバウンシングのポイントは、2種類の傾斜があるコースの組み合わせ。
傾斜角度の違うAとBの組み合わせによって、むずかしさは変わってきます。
- AB×AB
- AB×BA
- BA×AB
- BA×BA
組み合わせによっては飛び越しも可能にはなりますが、手前のセクションやマシン速度を考えるとかなりむずかしいです。
1枚目のバウンシングでのジャンプ後、2枚目の着地点によってもマシンのバランスが変わってきます。
飛距離が出すぎて2枚目のバウンシングに着地した場合、不安定なまま2回目のジャンプに。
傾斜の角度としては、Aの方がBよりきつい角度になっています。
1枚目のバウンシングがAでもBでも、傾斜角度に合わせた調整をしないと不安定なジャンプで2枚目のバウンシングに突入してしまいコースアウトにつながってきます。
確実にブレーキを効かせる調整
FDKダブルバウンシングの対策として、フロントブレーキを調整しました。
FDKダブルバウンシングでのコースアウトを防ぐために必要なのは、マシンの安定性。
AかBかで傾斜の角度は変わってきますが、2枚目のバウンシングへの着地点によってマシンの安定性が変わってきます。
東京大会1Dのバウンシングの組み合わせは「ABBA」ということで、確実にブレーキで速度を落とす方向に。
まずは1枚目のバウンシングで飛距離を抑えるため、フロントブレーキを調整しました。
マシンによって必要なブレーキの厚みや種類、貼る位置も変わってきます。
今回のマシンについては、フロントに2mmの赤ブレーキを貼ることで調整。
さらに加工ブレーキにすることで、ブレーキの効き具合も効きやすくしました。
FDKダブルバウンシングの対策としては、当日の組み合わせによって調整が必要。
しかし超速ガイドで紹介されていた対策ページを参考にすることで、バウンシングに対する考え方を知ることができるのでおすすめです。
加工ブレーキや超速ガイドについては、こちらの記事で紹介しています。
ハリケーンコイル対策
1番遠心力がかかるのは最内コース
ハリケーンコイルでコースアウトするとすれば、最内の1コースがもっとも多くなってきます。
ハリケーンコイルでは、360°のコーナリングをしながら上り坂を上がっていきます。
この時、最初の180°の左コーナーがもっともむずかしいポイントに。
さらにコーナリングの角度としては、最内の1コースがもっともキツくなっています。
大外の5コースに比べて急カーブになっていることによって、マシンに遠心力がかかりやすいのが特徴。
大きな遠心力がかかることによって、マシンはインリフトやアウトリフトをしやすくなります。
特にマシンの内側が持ち上がることによって、コースの壁をローラーが捉えきれず不安定になりコースアウトする場合も。
ハリケーンコイルの対策としては、内側の1コースや2コースでのコーナリングの安定性が必要となってきます。
壁ブレーキを取り付け
壁ブレーキも取り付け完了✨
かんたんな作りながらも、それなりの形にはなりました👍
あとはブレーキの厚さや種類をどうするかだな…ボディの塗装が乾いたら、やっとジャパンカップ用マシンが完成だ!#ミニ四駆 pic.twitter.com/HCQTHBPIx5
— ムーチョ@ミニ四駆ブロガー (@mini4wdblog) July 23, 2024
ハリケーンコイル対策として、コースの壁に当てるための壁ブレーキを取り付けました。
ハリケーンコイル対策として必要になってくるのが、最内コースでインリフトした場合でもコーナリングできること。
マシンの内側が持ち上がることによって、右側の下段ローラーがコースの壁を捉えられずに不安定な状態になってしまいます。
その対策として、壁ブレーキを取り付け。
壁ブレーキによって、マシンが持ち上がった時にコースに当たってマシンの支えとなります。
マシンの内側が持ち上がった時に壁ブレーキが当たることで、マシンの浮き上がりを制限。
ブレーキを当てることで速度も落とせるので、安定したコーナリングが可能になります。
取り付けた壁ブレーキについては、むずかしい加工がなくても取り付け可能なもの。
高さも調整することで、他のセクションでは影響の出ない作りにしています。
壁ブレーキの作り方
リヤの壁ブレーキには、こいつを活用✨
ほとんど使われることのない、「シャフトストッパー」。
これを使えば、カーボンを取り付ける向きを変えられる👍もちろん加工をすればもっと軽くできるけど、今回はとりあえず形にしたくて…
ただ、取り付けるビスの長さの調整は必要そうだな💦#ミニ四駆 pic.twitter.com/s3KkNpe4bO
— ムーチョ@ミニ四駆ブロガー (@mini4wdblog) July 18, 2024
今回取り付けた壁ブレーキについては、むずかしい加工はほとんどない作りになっています。
ハリケーンコイルの壁ブレーキとして必要なのは、高さ。
ハリケーンコイルのコースの壁は通常より高くなっているので、そこにだけ当たる高さに調整する必要があります。
今回壁ブレーキとして使用したパーツは3種類。
- カーボンマルチ補強プレート
- シャフトストッパー
- カーボンの端材
シャフトストッパーを使うことで、むずかしい加工をしなくてもカーボンを取り付ける向きを変えることが可能。
さらにシャフトストッパーを使うことで、マシンに合わせた高さ調整もしやすくなっています。
今回の効き過ぎてしまった壁ブレーキについても、次までに取り付け角度を変えて調整する必要があります。
作りとしては、シャフトストッパーを2枚の直カーボンで挟むだけ。
片方にカーボンの端材などをブレーキとして取り付けるだけで、壁ブレーキの形にすることができます。
角度をつけた時に干渉する部分をヤスリなどで削ることで、安定した形で取り付けることが可能に。
ほとんど無加工の取り付けなので、パーツの重さとしては出てきてしまいます。
しかしかんたんに取り付け可能なので、初心者にもおすすめの改造です。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ HG カーボンマルチ補強プレート (1.5mm)
商品リンク:ミニ四駆アルミシャフトストッパー(4個)
グランピーチェンジャー対策
速度を落とし過ぎずに上がりきれるか
グランピーチェンジャーのコースアウトとしては、しっかり登りきれるかどうかになってきます。
2024年のジャパンカップコースの目玉ともなっていたのが、グランピーチェンジャー。
ひねりつつ急勾配を登るというコンセプトの通り、通常のチェンジャーとは違うコースの作りになっています。
グランピーチェンジャーのポイントになってくるのが、速度を落とさずに登りきれるかどうか。
ブレーキを効かせ過ぎて、チェンジャーを登りきれなければコースアウト。
さらに登りきっても速度が足りなければ、重力によって落ちてきてしまう可能性もあります。
グランピーチェンジャーの手前にはコーナーとバウンシングもあるため、チェンジャーも考えたブレーキ調整が必要となってきます。
ブレーキ調整とアンダーローラー
フロントアンダーローラーもようやく完成✨
問題だったローラーのビス頭については、「皿ビス+カーボンの端材」で対策👍
スラダンに干渉しないように、カーボンの端材を加工して取り付けました😁最低地上高も1mm以上で、問題なし‼️#ミニ四駆 pic.twitter.com/188UnlldRQ
— ムーチョ@ミニ四駆ブロガー (@mini4wdblog) July 16, 2024
グランピーチェンジャーの対策としては、マシンの速度を落とさないことが必要になってきます。
マシンの速度を落とさないためにまず必要になってくるのが、ブレーキの調整です。
2024年のコースでは、FDKダブルバウンシングでのブレーキセッティングが必要。
しかし効きすぎるブレーキにしてしまうと、グランピーチェンジャーの登りがむずかしくなってしまうのがむずかしいポイント。
さらにチェンジャーを登りきった後も、マシンの速度を落とさず安定させる必要が。
フロントにアンダーローラーを取り付けることで、マシンが傾いても安定するように調整しました。
アンダーローラーとしては、ゴムリング付きの17mmローラーを使用。
これによって、傾斜のかかるチェンジャーで滑り落ちないような対策としています。
グランピーチェンジャーを通過するのは、5周するうちの1回だけ。
なのでアンダーローラーは17mm径にすることで、傾いた時にしか当たらないように調整しています。
商品リンク:タミヤ(TAMIYA) ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ 17mmアルミベアリングローラー
ローラーの種類については、こちらの記事で紹介しています。
ジャパンカップ2024対策マシン まとめ
2024年のジャパンカップコース、初参戦ながら完走まではいくことはできました。
しかし完走することはできたものの、マシンの速度として劣っていました。
なので今回紹介した対策も、あくまでも改造の参考程度になる部分には注意してください。
2024年のジャパンカップコースで、主に対策したポイントは3つ。
- FDKダブルバウンシング
- ハリケーンコイル
- グランピーチェンジャー
各セクションの対策を考えるにあたっては、超速ガイドを参考。
特にFDKダブルバウンシングについては、2022-2023年の超速ガイドのバウンシング対策を参考にしています。
コースレイアウトは違えど、セクションに対する考え方は同じなので超速ガイドを参考にしてみるのもおすすめです。
ジャパンカップ2024東京1Dについては、こちらの記事で紹介しています。
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