ミニ四駆関連の商品は、毎年のようにタミヤから多くのマシンやパーツが発売になります。
そんな数あるミニ四駆商品の中でも、2023年は過去に話題となり今では貴重な商品が多く再販となりました。
✅この記事の内容
- 2023年のおすすめ
- それぞれの特徴
- 再販の影で話題だった商品
この記事では、2023年に発売されたミニ四駆商品の中で買ってよかったものを紹介。
これまでミニ四駆をやってきた経験から、この先の改造に使えて今後貴重になる可能性を基準にランキングしています。
2023年に発売されたミニ四駆商品の中で、買ってよかったものはこの5つです。
2023年のミニ四駆商品は、再販となるマシンキットやGUPが多かったです。
再販となったマシンやGUPについては、過去に人気で話題となった商品がほとんど。
発売から時間が経ったことで、今では入手困難なものも多かったです。
そんな商品が再販となったことで、ミニ四駆を始めたばかりの人にも手にいれるチャンスが。
これまではプレ値で手に入れづらかった商品が、比較的手に入れやすくなりました。
それでも限定発売の商品がほとんどなので、確実に手に入れるのは再販直後の今しかありません。
2022年に買ってよかった商品については、こちらの記事で紹介しています。
ネオVQS アドバンスパック (VZシャーシ)
改造もコスパも優秀なキット
2023年発売されたマシンキットの中で、もっとも優秀なキットが「アドバンスパック」です。
アドバンスパックの特徴は、「考えられた改造」と「コスパの良さ」。
付属のマシンとGUPを、説明書通りに組み立てるだけでも今のミニ四駆の改造をすることができます。
マシンの改造の仕方だけではなく、付属のGUPのコスパの良さも大きな魅力。
- ネオVQS(1210円)
- ライトダッシュモーター(484円)
- FRPフロントワイドステー(286円)×2
- 1.4mm中空軽量プロペラシャフト(154円)
- カーボン強化ギヤ(220円)
- ハイスピードEXカウンターギヤ(352円)
- ARサイドマスダンパーセット(682円)
- FRPマルチ強化プレート(220円)×2
- FRPリヤブレーキステー(418円)
- ブレーキスポンジ(ブルー)(484円)
- 2mmキャップスクリュー(594円)
※(単体価格)
アドバンスパックの価格が3,080円なのに対し、単品ですべて揃えた場合は5610円に。
2023年に発売となったマシンキットはいくつもありますが、アドバンスパックほど初心者向けでコスパの良いマシンは他にはありません。
この先しばらくは再販されない可能性
アドバンスパックが話題のキットだからこそ、2023年に再販となりました。
アドバンスパックの初回発売は、2020年の12月。
発売直後から優れたキットということで、話題にもなっていました。
そして人気になったこともあり、お店などでもすぐに見かけることがなくなるほど。
初心者向けの限定キットというのは、これまで他に発売されていません。
もちろん、再販となったのもはじめて。
2023年に再販になったことで、この先しばらくは再販される可能性も少ないはずです。
キットの優秀さや貴重性も考えれば、2023年に発売された商品の中で1位にはなってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 レーサーミニ四駆シリーズ モデル ネオVQS アドバンスパック VZシャーシ 95598
アドバンスパックについては、こちらの記事で紹介しています。
カーボンプレート(フルカウル,ブレーキステー)
今のミニ四駆の改造に欠かせないGUP
2023年発売のGUPの中で買ってよかったのは、「フルカウル」と「リヤブレーキステー」のカーボンプレートです。
フルカウルカーボンやカーボンリヤブレーキステーについては、これまでも発売されてきているカーボンプレート。
特にリヤブレーキステーについては、毎年ジャパンカップ商品としても発売されてきました。
フルカウルカーボンも、2022年のジャパンカップ仕様として発売。
なのではじめて再販となった昨年に比べれば、貴重性は薄れてきました。
それでもフルカウルカーボンやリヤブレーキステーは、今のミニ四駆の改造に欠かせないGUP。
加工の仕方を変えるだけで、いろいろな改造に使うことができます。
フルカウルFRPやFRPのリヤブレーキステーでも、同じような改造は可能。
しかしパーツの重さや強度面では、やはりカーボンの方が優れているのは間違いありません。
カーボンとFRPの違いについては、こちらの記事で紹介しています。
来年も発売される確証はない
2つのカーボンプレートがおすすめな理由は、確実に手に入る時に手に入れておくべきという理由もあります。
ミニ四駆の改造として必要となるカーボンプレートは、いくつか種類があります。
フルカウルカーボンであれば、アンカーやかんたんなピボット付きバンパーとして。
リヤブレーキステーについては、さまざまな形に加工をすることができます。
なのでブレーキステーとしての使い方だけでなく、前後のバンパーとして加工することも可能。
そんな役立つカーボンプレートの中でも、「カーボンマルチリヤワイドステー」については、2023年の発売がありませんでした。
マルチリヤカーボンも、バンパーや提灯などで役に立つプレート。
そんなGUPが、2023年はジャパンカップ仕様の発売も無し。
なのでそれ以外のカーボンプレートについても、来年確実に発売される可能性もありません。
2023年版のカーボンプレートだけがおすすめというわけでは、ありません。
しかしこの先も確実に必要となってくるカーボンプレートだからこそ、手に入るうちに買ってよかったのは間違いありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンフロントステー (1.5mm) フルカウルミニ四駆タイプ J-CUP 2023 95157
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンリヤブレーキステー (1.5mm) J-CUP 2023 95156
2mmアルミロックナット(6種類)
2018年以来の再販
2023年に再販となったGUPの中でも、1番種類が多かったのがアルミロックナットになります。
「アルミロックナット」とは、通常のロックナットとは違ってアルマイトカラーで仕上げられたロックナット。
通常品のカラーロックナットとしては、「レッド」と「ブルー」の2種類が発売されています。
そして2023年は、それ以外のカラーとして6種類が発売されました。
各色のアルミロックナットが、直近で発売されていたのは2018年。
それ以降再販されることがなかった中で、2023年には各色が再販となりました。
マシンの見た目も気にしたい場合、カラーのアルミロックナットも必要なGUPとなってきます。
純正のカラーロックナットは今だけ
アルミロックナットを各色揃えておくことで、マシンの改造の幅も広がってきます。
マシンや色によっては、カラーロックナットの必要性が変わってきます。
ボディやシャーシのデザインに使わない色であれば、合わない色のカラーロックナットも必要なし。
しかしアルミロックナットの場合、通常のロックナットとは色合いだけでなく軽さもメリットになってきます。
カラーのアルミロックナット自体は、貴重な限定のGUP。
これまでしばらく再販がなかったことから、タミヤ純正ではないカラーロックナットを見かけることもあります。
しかしタミヤ公式のレギュレーションとしては、タミヤ純正パーツ以外の使用は当然禁止。
大会などで違反にならないためにも、純正のGUPを手元に置いておくべきなのは間違いありません。
アルミロックナットは使っているうちにアルマイトも剥がれてくるので、数を持っておく方が使いやすくなってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 2mmアルミロックナット (グリーン5個) 95424
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 2mmアルミロックナット (オレンジ5個) 95556
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 2mmアルミロックナット ゴールド 5個 95458
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 2mmアルミロックナット ダークブルー 5個 95459
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 2mmアルミロックナット (ピンク5個) 95426
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 2mm アルミロックナット (パープル5個) 95555-000
ロックナットの違いについては、こちらの記事で紹介してます。
再販となった限定のマシンキット
プレ値になっていた商品も再版に
2023年は、人気のため今ではプレ値にもなっているキットが多く再販されました。
2023年に、限定商品として再販となったキットは7種類。
- エンペラーブラックススぺシャル(5月発売)
- ネオトライダガーZMC(8月発売)
- マンタレイMk.II ブラックスペシャル(8月発売)
- ライキリピンクスペシャル(9月発売)
- サンダーショットMk.II(9月発売)
- アバンテMk.IIIアズール(11月発売)
- エクスフローリー(12月発売)
どれも付属のポリカボディやシャーシなどが貴重なため、人気のキットになっていました。
そんなプレ値にもなっていたキットたちが、2023年は続々と再版に。
キットによっては、再販直後でもお店ですぐに見かけなくなったものもありました。
この状況を受けて、タミヤとしても再販商品の追加生産を発表。
再販商品であっても、その話題性や人気は変わっていませんでした。
立て続けの再販が良かったのか
2023年に立て続けに再販されたのは、決して良い面だけではありませんでした。
人気だった限定キットが、相次いで再販。
これによって、これまで縁が無かった人にも手に入れやすくはなりました。
しかし毎月のように再販が続いたことで、逆に手に入れづらくなった部分もあります。
まず限定キットの場合、マシンによって必要性も変わってきます。
特に付属のシャーシによっては、改造に使いづらい場合も。
さらにシャーシの色や種類によっては、マシンに合わないこともあります。
そんなキットの場合、限定キットといっても必要性としては薄れてきます。
さらに気になる商品が立て続けに再販となったことで、お金もかかってきます。
ミニ四駆の場合、お金がかかるのはマシンキットだけでなく改造のためのパーツも。
貴重なキットが再販となったのはうれしい部分はありますが、人によっては定期的な再販の方が手が出しやすい部分もありそうです。
ミニ四駆人気を続けるという面でも、貴重な再販キットを2023年に片寄らせず小出しにした方が良かった部分はあります。
商品リンク:ダッシュ1号・皇帝 エンペラー ブラックスペシャル 95296
商品リンク:ネオトライダガーZMCカーボンスペシャル
商品リンク:マンタレイMk.II ブラックスペシャル
商品リンク:ライキリピンクスペシャル
商品リンク:サンダーショット Mk.2 クリヤースペシャル
商品リンク:アバンテMk.3 アズール クリヤースペシャル
商品リンク:エクスフローリー ポリカボディスペシャル
各種再販キットについては、それぞれの記事で紹介しています。
HG ボールリンクマスダンパー(スクエア/カーボンプレート)
アンカーに欠かせないカーボンプレート
2023年に待望の再販となったGUPには、「ボールリンクマスダンパー」もありました。
「ボールリンクマスダンパー」とは、主にリヤ用に使われる可動式のマスダンパー。
FRPでの発売もされていましたが、2018年にカーボンプレートとしても発売されました。
しかし発売から時間が経っていたこともあり、カーボンはGUPとしても貴重なパーツに。
特にアンカーのパーツとしてもボールリンクマスダンパーのプレートが一般的になったことから、求められることも多くなっていました。
そんなボールリンクマスダンパーが、約5年越しの再版に。
貴重なパーツだったからこそ、再販されたタイミングこそ手に入れておくべきGUPになっています。
必要な場面は限られるGUP
そんな再販が話題となったボールリンクマスダンパーも、そこまで使う場面が多いわけではありません。
ボールリンクマスダンパーの代表的な使われ方としては、大きく2つ。
まずは、GUPの説明書通りの可動式マスダンパーとしての使い方。
可動式のマスダンパーとして使用することで、B-MAXGPのマシンでも無加工で制振性を上げることができます。
2つ目の使い方として多いのが、アンカーの加工用のパーツとして。
独特な形のカーボンプレートが、アンカーのベース部分として使いやすいのが特徴。
そこまで加工が必要なく作れるので、代表的な作り方として多く使われています。
実際にボールリンクマスダンパーが必要な場面としては、限られてきます。
なので再販されたボールリンクマスダンパーも、あれば困らないけれどそこまで数も必要ないGUPにはなってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 HG ボールベアリングマスダンパー (スクエア/カーボンプレート) 95387
リヤアンカーの作り方については、こちらの記事で紹介されています。
2023年話題となった2つの商品
再販が続いた2023年の中で、話題となっていたミニ四駆商品もありました。
1つ目が、「ローフリクションローハイトタイヤ」。
2023年に再販が発表されたGUPの中でも、確実に1番期待されていた商品です。
当初は9月に発売が予定されていましたが、発売日が延期。
2024年になっても再販日が未定となっているのは、待ち望まれている商品だけに気になる部分です。
そして話題になった2つ目の商品が、「レーザーミニ四駆シリーズ」。
第4次ブームの目玉ともされていたレーザーミニ四駆シリーズですが、タミヤのHP上でも掲載されなくなってしまいました。
レーザーミニ四駆シリーズとしての発売は、3種類のマシンだけで終了。
事実上の廃版になってしまったのは、残念な部分です。
「ダッシュ四駆郎」や「レッツ&ゴー」のように、長く続くミニ四駆シリーズとはなれませんでした。
再販ラッシュが続いた、2023年。
ですがその裏では、再販が延期となった商品や今後手に入る可能性が少なくなった商品もありました。
レーザーミニ四駆については、こちらの記事で紹介しています。
2022年を大きく上回った再販商品
2023年に発売されたミニ四駆商品の中で、買ってよかった商品はこの5種類。
2023年のミニ四駆商品は、再販商品が多かったです。
2023年に再販されたミニ四駆キットとGUPを合わせると、約20種類以上。
それに比べて、新規発売の商品は20種類に満たないくらいでした。
再販商品の数としては、2022年の再販商品を大きく上回っていました。
発売延期となっていたローフリクションローハイトタイヤも、2024年3月末に再販。
2024年は、話題となるような新規商品にも期待したいです。
ローフリクションタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
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