アイガーの上りや下りなど、セクション自体はこれまでのミニ四駆GPと同じ。
しかし同じセクションでも、レイアウトによってむずかしさが変わるのが公式大会のコースです。
今回はそんなスプリングのコースレイアウトに合わせて、マシンセッティングを調整していきました。
✅この記事の内容
- フロントは段下げスラダンに13mm径のローラー
- リヤはパーツ点数の少ないアンカーに
- 東京1,2での反省からブレーキ調整はきつめに
この記事では、ミニ四駆GPスプリングでのマシンセッティングについて。
模擬コースでの練習から調整した、前後バンパーやブレーキについて紹介します。
今回スプリングに向けても、自分なりにマシンセッティングを考えて挑戦してきました。
しかしその結果としては、完走しながらも速度負け。
マシンのベースとしては、これまでのMSフレキになっています。
- シャーシ:MSフレキ
- モーター:MDモーター(約34000 r/m)
- ギヤ比:3.7:1
- タイヤ:23mm
- フロント:段下げスラダン、13mmローラー
- リヤ:アンカー、19mmローラー
今回は模擬コースでの練習時から、MDモーターでマシンのセッティングを調整。
アイガー対策としてのブレーキセッティングはもちろん、そこからの加速なども考えてギヤ比やタイヤも選んでいます。
大幅なマシンセッティングとしては、安定して完走までいけていたので間違いはなかった印象。
敗因としては、最後に追加した大ワッシャー1枚分の調整。
これによって、それまで問題なかった45°バンクでの減速につながってしまいました。
今回のポイントとしては、「45°バンク」「X Fall」「アイガー上り」すべてを意識した調整。
ここからさらにマシンの作りを見直すことで、もう少し幅の広い調整をするのが課題となりそうです。
フロントは段下げスラダンに13mm径のローラー
ローラー位置を1段下げたスライドダンパー
今回スプリングに向けては、ローラー位置を1段下げたスライドダンパーを使用しています。
最近のマシンではよく見かける、ローラー位置を下げたスライドダンパー。
1段下げることで、タミヤの純正スラダンだと高めになるローラー位置を下げることができます。
これまでのローラー位置でも走れてはいましたが、高いのがどうしても気にはなっていました。
しかし純正スラダンを使っている以上、取り付け位置にも限界が。
なので治具などはない中で、自分なりに使えそうなパーツの中で段下げスラダンに加工し取り付けています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 ミニ四駆40周年記念 HG フロントワイドスライドダンパー用カーボンステー 2mm 95641 オレンジ
13mm径のローラーでジャンプ後の安定を
今回のマシン、フロントは「13-12mmの2段アルミローラー」を取り付けています。
段下げスラダンの構造上、19mm径のローラーは取り付けできません。
これまで通り9-8mmのローラーでも問題はなかったんですが、とりあえず13-12mmに。
実際に模擬コースを走らせてみて、違ったら替えてみようというくらいのつもりでした。
今回のセッティングとしては、「ローリングフォール」や「アイガー」でのジャンプ後にローラーがしっかりコースに当たるように調整。
そのために、ローラー位置を1段下げたスライドダンパー。
さらに少しでも食いつきやすいローラーにしたかったのもあり、13-12mmと13mmローラーをスタビにしています。
コースからのギャップ対策としては、柔らかく調整したスライドダンパーの減衰で何とかなればと考えていました。
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商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.437 GP.437 13mm オールアルミベアリングローラー 15437
リヤはパーツ点数の少ないアンカーに
ATスラダンからアンカーに変更した理由
今回はリヤもこれまでのATスラダンからアンカーに変更しています。
ATスラダンからアンカーに変更した理由は2つ。
まずはマシンの重量を軽くするため。
少しでもマシンの重さを抑えようとした時に、自分なりに加工した2軸のスラダンよりアンカーの方がパーツ点数も少なくなってきます。
結果的にマシンの重さも多少変わるだろうと、アンカーに変更。
もう1つの理由としては、リヤのローラー位置を後ろにもってくるため。
公式コースを走らせる上で重要になってくるのが、マシンがジャンプした時の安定性。
少しでも後ろ目にローラーをもってくることで、最後までしっかりとコースを捉えた状態でジャンプ姿勢に入るのを期待していました。
マシンの重さとローラー位置を考え、今回はATスラダンからアンカーに変更。
模擬コースや本番でも安定したジャンプ姿勢だったことから、それなりに効果は出ていた印象です。
パーツ点数が増えるなら19mmローラーに
リヤアンカーへの変更に合わせて、リヤのローラーも19mmローラーに変更しています。
ミニ四駆GP東京1では、13mm径のローラーをリヤに使用。
13mm径にしていたのには、それでも模擬コースでの練習時にジャンプが安定していた部分がありました。
その流れで13mmローラーを使用していましたが、コースへの引っかかりによるコースアウトなども。
その対策としての引っかかり防止ステーの取り付けなど、パーツ点数が増えてしまった問題もありました。
そんな経験から、今回はリヤローラーを「19mmのプラリング付き」に。
スライドダンパーでもないことから、少しでもコースからの衝撃を受けづらい大きい径のローラーにしています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 19mmプラリング付 アルミベアリングローラー 5本スポーク ライトブルー 95397
東京1,2での反省からブレーキ調整はきつめに
2mmと3mmの中間の効きに調整
今回スプリングに向けては、ブレーキセッティングを1番に模擬コースを走らせてきました。
特にアイガー上りへの対策としてのブレーキ調整。
東京1,2でも、ブレーキは効いていましたがギリギリだった印象。
本番で走っている様子をみても、思っていた以上に飛距離が出ていました。
そんな経験から、今回は少しきつめにブレーキ調整をしていこうと。
「とりあえず大丈夫そう」というギリギリのセッティングよりも、「確実に効いている」という確信を得れるセッティングを意識しました。
実際に調整してみると、「2mmではあまり効かない」けど「3mmだと効きすぎてしまう」むずかしさも。
なので結果的に、フロントバンパーに大ワッシャーを挟んで高さを下げることで調整しました。
アイガーの次に苦戦したのが「X Fall」
今回のブレーキ調整については、アイガーだけでなく「X-Fall」前のスロープにも合わせていました。
実際に模擬コースで走らせていると、アイガー以外に「X Fall」でコースアウトする場面も。
原因としては、スロープでコーナーギリギリまで飛び過ぎてしまっていたこと。
マシンがコースに対して不安定な状態になるので、「ローリングフォール」で大きく傾いてしまっていました。
その対策として、ここのスロープでも速度が抑えられるようなブレーキ調整に。
「45°バンク」「X Fall」「アイガー上り」すべてに最適なブレーキ調整することが必要となっていました。
最終的に、自分のマシンなりのセッティングの目星には到達。
しかし当日はレースの状況などから、リヤのブレーキステーにも大ワッシャーを1枚追加。
結果的にブレーキの効きは上がっていました。
しかしそれまでは問題なかった45°バンクでの減速につながってしまい、速度負けという結果になってしまいました。
1番の敗因は、弱気なセッティングへの変更
今回はスプリングのコースに合わせて、自分なりにマシンのセッティングを調整。
- シャーシ:MSフレキ
- モーター:MDモーター(約34000 r/m)
- ギヤ比:3.7:1
- タイヤ:23mm
- フロント:段下げスラダン、13mmローラー
- リヤ:アンカー、19mmローラー
終わってみると、模擬コースでの調整のままいけば結果は違ったかもしれません。
ブレーキの目安は出ていたことからも、完走はできていた可能性も高いです。
しかし当日の寒さや雨、レース状況などから不安が大きくなってしまい弱気なセッティングに。
まずは当日の状況にも合わせられる経験。
さらにバンパーの高さなど、マシンの作りとして見直すべき部分もありそうです。
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