数あるミニ四駆の中でも、人気のマシンのひとつが「サイクロンマグナム」。
そんなサイクロンマグナムのポリカボディスペシャルが、2024年に発売されました。
今のミニ四駆に欠かせないポリカボディがそろったことで、本格的な改造にも使いやすくなりました。
✅この記事の内容
- シャーシ加工について
- 前後バンパーの構成
- 使用ボディ
この記事では、サイクロンマグナムの改造について。
マシン構成やポリカボディの載せ方についても紹介しています。
今回は、サイクロンマグナムのポリカボディを使ったマシンを作成しました。
- ボディ:サイクロンマグナム(ポリカ)
- シャーシ:MSフレキ
- タイヤ径:23mm
- フロント:ピボット,スラダン兼用
- リヤ:アンカー
今回のマシンの中心は、サイクロンマグナムのポリカボディ。
なので塗装も最低限で、ステッカーを貼ってボディは仕上げています。
蛍光グリーンのホイールやクリヤーブルーのスタビなども、サイクロンマグナムのイメージを意識しての改造になっています。
シャーシ
MSフレキ
シャーシは、今のミニ四駆に欠かせないMSフレキです。
MSフレキの作り方としては、一般的な作り方。
最初はマシンの重心を下げるのを目的として、軽量センターシャーシを「橋渡し」にして使用していました。
橋渡し加工によって、マシンの重心を下げることはできました。
地上高も1mm以上が確保できていたので、特に問題はなし。
ただ改造やコースを走らせた時に、メンテナンス性としては使いづらさを感じた部分も。
MSフレキの橋渡しも、使い方によってはすばらしい加工だと思います。
しかし実際にコースで走らせながら使ってみると使いづらさも感じたので、通常のMSフレキに戻すことにしました。
MSフレキの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
段上げ加工
今回は治具を使って、バンパー部分を段上げ加工しています。
マシンのタイヤ径は、23mm。
小径タイヤの分類に入るタイヤの場合、セッティングによっては問題も出てきます。
最低地上高の確保はもちろん、マシンによってはバンクやスロープで当たり過ぎてしまう場合も。
実際に今回のマシンも、段上げ加工する前はバンクでもスロープでもリヤステーが当たり過ぎていました。
しかもブレーキを貼る前から当たっていたので、マシンセッティングを考える上では使いづらいポイントに。
なのでリヤバンパーの取り付け部分を、段上げ加工。
今回はMSシャーシ用の治具を使って、1.5mmバンパー部分を段上げ加工しています。
段上げ加工によって、リヤバンパー部分にも余裕が。
アンカーの可動はもちろん、ブレーキセッティングでも使いやすさが出てきました。
商品リンク:MSシャーシ用 ユニット加工ツールLLC 《NO.31》
バンパー
フロント周り
ピボットとスラダンを載せ替え可能
フロントバンパーの構成としては、「ピボットバンパー」と「スライドダンパー」を載せ替え可能にしています。
ピボットバンパーの作りとしては、複雑な加工のないシンプルな作り。
スーパーX用ステーにフルカウルステーで作ったピボットを取り付けています。
ただ強度を出すために、すべてカーボンプレートを使って作成。
スライドダンパーについては、治具を使って加工したスライドダンパー。
ダブルバネによって、タミヤ製のスライドダンパーとは違った動きになっています。
そして2つのバンパーの土台となるブレーキステーを、共通の作りに。
ATとなるバネ部分を共通の作りにすることで、かんたんに付け替え可能なバンパーにしています。
「ピボットバンパー」と「スライドダンパー」の2種類のバンパーが使えることで、コースに合わせて調整ができるような作りにしました。
バンパーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
13mmローラー+クリヤーブルーのスタビ
フロントローラーには、13-12mmの2段アルミローラーを取り付けています。
ピボットバンパーもスライドダンパーも、作りの関係で19mmローラーは取り付けできません。
なので基準のローラーは、13mm径になってきます。
その中でも、LCなどでも使いやすい13-12mmの2段アルミローラーを使用することに。
そしてスタビには、「ハイマウントチューブスタビ」を使用。
さらに使ったスタビは、タミヤのイベント会場などで限定発売されているクリヤーブルーを取り付けています。
このスタビに関しては、機能性よりもマシンの見た目を重視。
ボディとなるサクロンマグナムのカラーに合わせて、クリヤーブルーを選択しています。
商品リンク:タミヤ(TAMIYA) ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ 2段アルミローラーセット 13-12mm
おすすめのローラーについては、こちらの記事で紹介しています。
リヤ周り
リヤアンカー
リヤバンパーとしては、アンカーを取り付けています。
アンカーの作りとしては、一般的によく使われているアンカー。
フルカウルカーボンを中心に、ボールリンクFRPやスタビキャップなどで組んでいます。
リヤローラーには、13mmオールアルミベアリングローラーを取り付け。
上下2段で取り付け、間にスタビとしてマルチブレーキセットのパーツを使用しています。
このリヤアンカーを取り付けた際、地上高がギリギリになってしまいました。
バンパーの下に引っかかり防止のプレートを1枚加えていることもあり、23mm径のタイヤではバンクやスロープでは干渉してしまう状態に。
なのでリヤバンパーの付け根部分を、治具によって段上げ。
この段上げによって、リヤ周りにも余裕を出すことができています。
リヤアンカーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
キャッチャーダンパー
リヤの制振機能としては、置きマスダン+キャッチャーダンパーになっています。
置きマスダンについては、とりあえず取り付けている状態。
マスダンパーの必要性や、使うマスダンパーの重さや形などは、コースを走らせながら合わせていくしかないためです。
キャッチャーダンパーについては、今のミニ四駆の改造として多い形を参考に作成。
むずかしい形でのカットにはなりましたが、シャーシにもしっくりと取り付けることができました。
型取りのための治具も販売されているため、治具を使えばもっと手軽に作ることができます。
キャッチャーダンパーには、マシンに取り付けた時に違和感のないブラックのミニ四キャッチャーを使用しています。
商品リンク:SKW-1001 キャッチャーダンパー加工治具
キャッチャーダンパーの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
ボディ
シンプルカラーのサイクロンマグナム
このマシンの中心となってくるのが、サイクロンマグナムのボディになります。
今回使用したポリカボディは、サイクロンマグナム クリヤーボディセットとして発売されたGUP。
ポリカボディの塗装については、ホワイトのポリカ用スプレーと付属のステッカーのみとなっています。
そもそもミニ四駆のマシンの中でも、サイクロンマグナムが1番好きなマシン。
そんなサイクロンマグナムの限定キットが発売となったタイミングもあり、新しくマシンを組んでみようとなりました。
ボディについては、もっとオリジナルな塗装や加工で作ってみても良かった部分。
しかし原作のサイクロンマグナムが好きなこともあり、とりあえずシンプルなカラーでマシンを組んでみました。
マシンの見た目としては、サイクロンマグナム感があって満足。
しかしステッカーを貼っていることによって、徐々にステッカー部分が劣化してきてしまうのが気になる部分にはなっています。
サイクロンマグナムについては、こちらの記事で紹介しています。
フロント提灯に合わせて加工
サイクロンマグナムのポリカボディを違和感なく載せることができたのは、低く載せることができたからです。
マシンの見た目を考える上では、ポリカボディの高さも重要。
特にフロント提灯などがある場合、干渉しないように加工していく必要があります。
高く取り付けすぎると、ボディだけが浮いてしまうようなイメージ。
逆に低く載せようとすると、カットし過ぎてあまり原型が残らない場合もあります。
フルカウルミニ四駆としてのイメージを残すためには、前後のカウル部分は重要。
なのでフロント提灯と干渉してしまう部分を、最小限に加工していくことで満足のいく載せ方ができました。
本当であれば、フロントライト部分も残して載せたかった部分も。
しかしフロント提灯の取り付け部分に干渉することから、くり抜く形での取り付けになっています。
ポリカボディの載せ方については、こちらの記事で紹介しています。
サイクロンマグナムの改造 まとめ
今回は、サイクロンマグナムのポリカボディを使ったマシンを作成。
- ボディ:サイクロンマグナム(ポリカ)
- シャーシ:MSフレキ
- タイヤ径:23mm
- フロント:ピボット,スラダン兼用
- リヤ:アンカー
今回のマシンはサイクロンマグナムのポリカボディが中心ということで塗装も最低限。
なので仕上げも、ステッカーを貼るだけに留めています。
蛍光グリーンのホイールやクリヤーブルーのスタビなども、サイクロンマグナムのイメージを意識しての改造。
2024年にサイクロンマグナムのポリカボディキットが発売されたことで、令和になってもフルカウルミニ四駆を改造することができました。
ハリケーンソニックの改造については、こちらの記事で紹介しています。
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