ミニ四駆のセッティングには欠かせないのが「ブレーキ」。
そんなブレーキも、貼り方によっては走行中に剥がれてしまう場合があります。
その場合、めくれたブレーキによってマシンが減速したり、ノーブレーキでコースを走ることに。
そんなトラブルを防ぐためにも、剥がれづらいブレーキの貼り方は重要になってきます。
✅この記事の内容
- ブレーキが剥がれる原因
- フロントブレーキにおすすめの貼り方
- ブレーキの接着力を上げる貼り方
この記事では、ミニ四駆のブレーキの貼り方について。
ブレーキが剥がれる原因と、剥がれづらい貼り方について紹介します。
ミニ四駆のブレーキが剥がれる原因はいくつかあります。
その中でも多いのが、「コースとの摩擦の大きさ」と「もともとの粘着力の弱さ」です。
そんなブレーキが剥がれやすい状況を回避することで、しっかりブレーキを使うことができます。
どれかひとつやるだけでも効果はありますが、いくつかを同時にやった方が効果も大きくなります。
ブレーキの角を落とした上で、マルチテープを貼る。
両面テープで補強したブレーキを、脱脂したステーに貼る。
ただブレーキを貼るだけなのに、ちょっとしたひと手間にはなってきます。
しかしこのひと手間によって、走行中にブレーキが剥がれたりというトラブルも起きづらくなってきます。
ブレーキが剥がれる原因
ブレーキがコースと接触した時の摩擦
ミニ四駆のブレーキは、コースと接触することでブレーキとしての効果が出てきます。
しかしそんな度重なるコースとの接触によって、ブレーキは剥がれやすくなります。
ミニ四駆がコースを走る時の、ブレーキとコースの摩擦は意外に大きいです。
速いマシンの速度を落とそうとするほど、さらに摩擦は大きく。
なので速いマシン、効きやすいブレーキほど、コースとの摩擦は大きくなってきます。
そんな摩擦の積み重ねによって、貼り付けているブレーキも剝がれやすくなってしまいます。
もともとのテープは粘着力が弱い
ブレーキがはがれやすい原因としては、もともとの粘着力が弱いという面もあります。
ミニ四駆のブレーキは、はじめから裏面には両面テープが貼り付けられています。
少し前のGUPのブレーキセットでは、両面テープの付いていないものも。
しかし基本的に多く使われているブレーキには、はじめから粘着テープは付いています。
なのでセッティングでブレーキを貼る場合、多くの場合は既存の粘着テープをそのまま使用。
必要な大きさに切り出し貼り付けるだけなので、使い勝手が良いのは間違いありません。
しかし既存のテープでは、粘着力の強さに多少の不安も。
普通に使う分には、マシンに貼れないということはありません。
しかしブレーキをしっかりと効かせようとする場合。
速いマシンほど摩擦抵抗も大きいので、既存のテープでは粘着力が足りずに剥がれやすくなってしまうことになります。
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フロントブレーキにおすすめの貼り方
ブレーキの角を落とす
ミニ四駆のブレーキを剥がれづらくする方法は、セッティングの仕方によってもいろいろあります。
まず代表的なのが、ブレーキスポンジの角を落とす方法。
特にフロントにブレーキを使う場合、角を落とすことによって剥がれづらくなってきます。
フロントにブレーキを貼った場合、マシンの進行方向に対して1番早く強い摩擦が働いてきます。
この時に角のあるブレーキの場合、まずは角の部分にだけ摩擦による後ろ向きの力が。
この力によって、ブレーキは前からめくれて剥がれてきます。
そんなめくれたブレーキがマシンに貼りつき、思わぬ形で減速や停止につながります。
そうならないためには、ブレーキの角を落として貼り付けることが有効。
ハサミなどで角を切り落としたり、ブレーキ自体を斜めに加工することで角が当たらずにブレーキ全体で摩擦を受けることができます。
ブレーキの厚みがあるほどこの影響は大きいので、3mmブレーキほどしっかり角を落とす方が剥がれづらくなってきます。
マルチテープで覆う
ブレーキの角を落とす以外にも、「マルチテープ」を貼ることで剥がれづらくすることはできます。
フロントブレーキでよく見かけるのが、マルチテープで少し隠すようなブレーキセッティング。
ブレーキの効きを調整する目的もありますが、これによって剥がれづらくする目的もあります。
効果としてはブレーキの角を落とす場合と同じで、コースとの摩擦を角の1点で受けづらくするため。
マルチテープを貼ることで角は隠れ、ブレーキ全体で摩擦抵抗を受けることが可能になります。
マルチテープを貼っていない場合と比べると、ブレーキの効き具合は変わってきます。
しかし隠す範囲によって調整もできるので、剥がれづらくするのと合わせておすすめの方法です。
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ブレーキの接着力を上げる貼り方
ブレーキを貼る側に一工夫
ブレーキを貼る側を工夫することでも、剥がれづらくすることはできます。
ミニ四駆をコースで走らせていると、色々な汚れが付いてきます。
小さなゴミやホコリはもちろん、グリスなどのオイル成分も。
マシンやギヤのメンテナンスとして、グリスやオイルなどは多く使われています。
そんなオイル成分がFRPやカーボンのステーに付いた場合、どうしても滑りやすい。
なのでそのままブレーキを貼り付けた場合、粘着力も普通より弱くなります。
対策としては、ステー部分にマルチテープを貼ってその上へブレーキを貼り付け。
または、ブレーキを貼る部分を一度パーツクリーナーなどで脱脂。
ブレーキを貼る側を工夫することで、剥がれやすい状況を回避することができます。
両面テープを追加して粘着力を上げる
ブレーキを剥がれづらくするためには、両面テープを追加することも効果的です。
前述の通り、既存のテープでは粘着力が物足りません。
なのでさらに強力な両面テープを貼ることで、剥がれづらくすることができます。
良く使われているのが「日東の両面テープ」。
ミニ四駆のセッティングではしっかりブレーキを貼れるのはもちろん、貼り直しができる方が使いやすくなってきます。
もちろん、何度も貼り替えていたら粘着力は落ちてきます。
しかし強力な両面テープで補強することで、もともとのテープよりも安心感が出てきます。
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ブレーキが剥がれるトラブルを無くす
ミニ四駆のブレーキが剥がれる原因で多いのは、「コースとの摩擦の大きさ」と「もともとの粘着力の弱さ」です。
そんなブレーキが剥がれやすい状況を回避することで、しっかりブレーキを使うことができます。
おすすめなのは、いくつかを同時にやって効果も大きくする方法。
ブレーキの角を落とした上で、マルチテープを貼る。
両面テープで補強したブレーキを、脱脂したステーに貼る。
ブレーキを貼るだけなのに、ちょっとしたひと手間にはなってきます。
しかしこのひと手間によって、走行中にブレーキが剥がれたりというトラブルも起きづらくなるのでおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.463 ミニ四駆マルチテープ (10mm幅 ブルー) 15463
商品リンク:日東 再剥離可能強力両面テープNO5000NS 15mm×20m 5000NS15
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