ミニ四駆経験者はもちろん、初心者や子どもでも参加しやすいのが「タミヤの公式大会」。
コースレイアウトによる完走のむずかしさはありますが、誰でも参加できる大会になっています。
しかしそこで気にしてしまうのが、むずかしい改造をしていないマシンでも走れるのか。
B-MAXマシンのような無加工マシンでも、調整すればしっかり完走することはできます。
✅この記事の内容
- B-MAXマシンの場合
- ノンベアリングマシンの場合
- 公式大会参加へのハードルは高くない
この記事では、無加工マシンでの公式大会参加について。
実際に、B-MAXマシンやノンベアリングマシンを走らせた様子と合わせて紹介します。
タミヤのミニ四駆公式大会は、条件さえ満たせば誰でも参加ができます。
本格的な「オープンクラス」以外にも、初心者向けな「トライアルクラス」。
子どもにも参加しやすい「ジュニアクラス」や「ファミリークラス」もあります。
そんな公式大会のコースも、しっかり調整することでどんなマシンでも走り切ることが可能。
今回は無加工マシンを使って、「BUNNY HOP CIRCUIT」の模擬コースを体験。
B-MAXレギュレーションの範囲で改造したマシンでも、ブレーキの調整などをすることで完走はできます。
また改造予算5000円以内で組んだノンベアリングマシンでも、速度などの物足りない部分は多いながらもそれなりに走ってくれます。
タミヤの公式大会は、レギュレーションの範囲内であればどんなマシンでも参加できます。
ミニ四駆初心者や子どもであれば、「トライアルクラス」や「ジュニアクラス」がおすすめ。
コースレイアウトに対するセッティングのむずかしさはありますが、参加してみる価値は十分です。
B-MAXマシンの場合
B-MAXマシンでも、完走は可能
むずかしい加工をせずに、GUPをポン付けして改造していくのがB-MAXマシン。
そんなB-MAXマシンでも、公式大会のコースは完走することができます。
今回使用したマシンは、MAシャーシのB-MAXマシン。
マシンのセッティングとしては、フロントにだけ「スライドダンパー」。
前後小径タイヤで、「HDモーター」でのセッティングになっています。
もちろん、何のセッティング調整も無しには完走できませんでした。
しかしコースに合わせて調整をしていくことで、完走までもっていくことは可能です。
B-MAXでも、アイガーでは飛びすぎてしまう
B-MAXマシンでも完走はできますが、そのためにはコースレイアウトに合わせた調整も必要です。
今回のコースレイアウトの場合、ブレーキ調整が必須になってきます。
特に「アイガーEVO.上り」では、速度調整をしないとそのまま飛び出してしまいます。
なので今回のB-MAXマシンの場合は、前後にブレーキを貼って調整。
ここでむずかしいのが、ブレーキの効かせ具合。
ベタベタのブレーキにしてしまうと、バンクを登り切ることができません。
実際に最初は、ブレーキが効きすぎてしまって45度バンクで止まってしまっていました。
結果的に、前後に2mmの赤ブレーキを貼って完走ができる程度に。
45度バンクでも多少の減速はしてしまいますが、アイガー上りでの速度は抑えることができていました。
しかしコースアウトポイントは、アイガー上りだけではありません。
コースの段差によってマシンの姿勢が崩れてしまうのも、他のオープンマシンと同様に対策が必要になってきます。
ノンベアリングマシンの場合
限られたパーツでのマシンも、調整すれば走り切れる
今回はノンベアリングマシンでも、公式大会の模擬コースを走らせています。
結果的に速度はまだまだ物足りない部分が多かったですが、ノンベアリングマシンでも完走は可能です。
ノンベアリングマシンの特徴は、改造パーツとしてベアリング関係を使っていない部分。
比較的安い金額で改造ができる反面、ベアリングを使っているマシンとは速度の差は出てきてしまいます。
しかしその足りない速度のおかげで、アイガーの上りを攻略しやすかった部分はありました。
もちろん多少のブレーキ調整は必要でしたが、そこまでアイガー上りで飛び過ぎるということも無し。
マシンの速度が足りない分、他の速いマシンより安定して走れるのは大きな特徴になってきます。
マシンの速度には限界がある
改造にベアリングを使っていないということで、やはりマシンの速度には限界がありました。
今回のセッティングとしては、「HDモーター」と多少のブレーキセッティング。
ギヤ周りや軸受けのベアリングはもちろん、ローラーもすべてプラローラーになっています。
マシンの速度にも限界があったため、他のマシンに追いつかれそうになる場面も。
そしてスライドダンパーを取り付けていない分、コースからの衝撃は受けやすかった印象。
実際にコースの壁によるギャップなどで、マシンの姿勢が崩れてしまうことも多かったです。
それでも追いつかれそうになったといっても、本格的な改造のオープンマシンと競った場合。
必要となる改造はありますが、トライアルクラスなどであれば十分楽しめるマシンにはなってきます。
公式大会参加へのハードルは高くない
セッティングはマシンによって変わってくる
今回本格的な改造のオープンマシンだけでなく、B-MAXやノンベアリングマシンを走らせることで気づける部分もありました。
まずはマシンの速度によって、セッティングの調整具合が大きく変わってくる部分。
同じ無加工のB-MAXとノンベアリングマシンでも、マシン速度によってブレーキの調整は違っていました。
特にアイガーの上りについては、マシンの侵入速度によるジャンプ飛距離の違いも目立ちました。
そして公式大会のような5レーンコースにおける、スライドダンパーの必要性も再認識。
「スライドダンパーのあるB-MAXマシン」と「取り付けていないノンベアリングマシン」。
速度やセッティングの違いはありながらも、走り方や安定性には違いが出ていました。
特に目立っていたのが、アイガー下りでのコースギャップによるマシンの振られ方。
ここに関しては、スライドダンパーの無いノンベアリングマシンの方が多くコースアウトしていました。
トライアル、ジュニアクラス向けのマシンとして
どんな改造をしたマシンでも、レギュレーション内でセッティングを出せていれば公式のコースも完走可能です。
そこは本格的な改造のオープンマシンも、B-MAXやノンベアリングマシンも同じになってきます。
B-MAXマシンやノンベアリングマシンのメリットは、むずかしい加工をしていないこと。
基本的にGUPはポン付けになっているので、初心者にもマネしやすい改造になっています。
またノンベアリングマシンであれば、低予算でマシンの改造ができます。
必要なパーツによっても金額は変わってきますが、公式大会に参加するためにはベアリングが必須ということもありません。
オープンクラスで競うには足りない部分も多いですが、トライアルクラスやジュニアクラスなどであれば十分にチャンスはあります。
同じ改造をしたからといって全く同じにはなりませんが、公式大会参加へのハードルは低くなってきます。
コースに対する対策は、オープンマシンも同じ
ミニ四駆初心者でも参加しやすいのが、タミヤの公式大会。
本格的な「オープンクラス」以外にも、初心者向けな「トライアルクラス」。
子どもにも参加しやすい「ジュニアクラス」や「ファミリークラス」もあります。
今回は無加工マシンを使って、「BUNNY HOP CIRCUIT」の模擬コースを体験してきました。
B-MAXマシンの場合、オープンマシンと同様にアイガー上りへの対策が必須。
アイガー上りと45度バンクに合わせたブレーキの調整が必要です。
またノンベアリングマシンの場合、ベアリングを使っていない分マシンの速度には限界が。
しかしその分、多少のブレーキ調整でも完走までもっていくことはできます。
「アイガーの上り」や「コースのギャップによるマシン姿勢」など、コースに対する対策はオープンマシンと変わりません。
可能な範囲で準備をするだけでも、完走率が変わってきます。
ミニ四駆初心者や子どもであれば、「トライアルクラス」や「ジュニアクラス」がおすすめ。
コースレイアウトに対するセッティングのむずかしさはありますが、公式大会に参加してみる価値は十分です。
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