改造のしやすさや駆動の良さから、初心者にもおすすめといわれるのが「MAシャーシ」。
その剛性によってデメリットとなってくる点もありますが、扱いやすさでは間違いなく初心者向けのシャーシ。
MAシャーシのメリットデメリットを知ることで、幅広い改造をすることができます。
✅この記事の内容
- MAシャーシマシンの種類
- MAシャーシのメリットデメリット
- MAシャーシマシンの改造例
この記事では、MAシャーシの改造について。
MAシャーシマシンの種類や、メリットデメリット。
実際に改造したMAシャーシマシンと合わせて紹介します。
シャーシの作りの良さから、MAシャーシの改造のしやすさは間違いありません。
MAシャーシのマシンについては、発売から10年以上経っても新商品が発売されています。
それほど人気があり、扱いやすいのがMAシャーシ。
MAシャーシのメリット
- シャーシの剛性が高い
- 駆動周りが安定している
- 改造がしやすい
MAシャーシのデメリット
- シャーシが重い
- 剛性によるシャーシの硬さ
実際にMAシャーシは、幅広い改造によっていろいろなマシンを作ることができます。
- オープンマシン
- ピタダンパーマシン
- B-MAXGPマシン
- GTアドバンスマシン
他にも流行りのギミックバンパーなども取り付けやすいのは、MAシャーシの改造のしやすさがあってこそになってきます。
MAシャーシマシンの種類
※代表的なマシン例
ミニ四駆PROシリーズ
MAシャーシのマシンは、数あるミニ四駆シリーズの中でも「ミニ四駆PROシリーズ」に多くなっています。
ミニ四駆PROシリーズは、MAやMSシャーシなどの両軸シャーシが中心のシリーズ。
両軸シャーシに合うボディデザインとして、実車系やフルカウルボディのマシンが多くなっています。
なので取り付けるパーツによっては、ボディに干渉してきてしまう場合も。
そんなMAシャーシに合わせて、GUPも数々発売されてきています。
代表的なものとしては、「MAシャーシファーストトライパーツセット」や「MAシャーシサイドマスダンパーセット」。
特にファーストトライパーツセットはFRPプレートやローラー、マスダンパーもセットになっているので、最初の改造パーツとしておすすめになってきます。
ファーストトライパーツセットについては、こちらの記事で紹介しています。
今でも新しいマシンが発売されている
MAシャーシのマシンとしては、発売から10年以上経った今でも新商品が発売されています。
さらに限定商品としてデクロス-01 ブルーメッキボディやデクロス-02 クリヤーブラックスペシャルなども発売されるほど、MAシャーシのマシンは続いています。
他にもMAシャーシは、「スターターパック」も発売されています。
マシンキットだけではなく、各種GUPもセットになっているので初めての改造としてもおすすめのキット。
発売から時間が経っても新商品が発売されるほど、MAシャーシは初心者にもおすすめな良シャーシになっています。
スターターパックについては、こちらの記事で紹介しています。
MAシャーシのメリット
シャーシの剛性が高い
MAシャーシの特徴として、シャーシが丈夫に作られていることがあります。
シャーシの剛性については、マシンや好みによっても変わってきます。
頑丈なシャーシであれば駆動周りが安定してきますが、シャーシのしなやかさとしては足りない部分も。
MAシャーシは剛性が高いことによって、初心者向けなシャーシ。
しっかりした作りによって駆動が安定しているので、特に手を加えなくても速いマシンにすることができます。
前後バンパーの強度もあるので、ローラーのスラスト抜けの心配もありません。
シャーシの作りがしっかりしていることで破損しづらく、初心者にも扱いやすいシャーシになっています。
初心者におすすめのシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
駆動周りが安定している
MAシャーシのメリットとしては、駆動関係が安定している部分があります。
ミニ四駆を組み立てる上で、マシンの速さに関係してくるのがギヤなどの駆動周り。
ギヤ同士の噛み合わせの良さによって、電池やモーターからのパワーの伝わり方も変わってきます。
MAシャーシはシャーシの作りがしっかりしているので、特に手を加えなくてもギヤ周りが安定しているのが特徴。
両軸シャーシということで、方軸シャーシのようにプロペラシャフトも必要ありません。
効率の良いギヤ周りと、それをしっかり固定してくれるシャーシの作り。
この駆動の安定さによって、最初から速いマシンに仕上げることができます。
改造がしやすい
MAシャーシの特徴としては、改造がしやすい部分もあります。
MAシャーシが最初に発売されたのは、2013年。
発売から10年以上のシャーシにはなりますが、シャーシの改造のしやすさは扱いやすいポイントになってきます。
シャーシの改造しやすさには、いろいろな部分があります。
その中でも重要になってくるのが、いろいろなGUPを取り付けやすいこと。
シャーシに既存のビス穴が多くあることで、手軽にGUPを取り付けることができます。
さらにビス穴の位置がGUPとピッタリな部分も多いので、直感的にパーツを取り付けることも可能。
また手軽に「バンパーカット」や「電池落とし」などの改造もできるので、マシン改造の幅も広がってきます。
MAシャーシのバンパーカットや電池落としについては、こちらの記事で紹介しています。
MAシャーシのデメリット
シャーシが重い
MAシャーシのデメリットともなってくるのが、シャーシの重さになります。
ミニ四駆は、軽いマシンほど速度も出てきます。
なのでマシンの重さというのは、速さにも大きく関係してくる部分。
MAシャーシの重さは、タイヤや電池を合わせると約125g。
同じ両軸シャーシのMSシャーシは、約124g。
FM-AやVZシャーシなどの方軸シャーシは、どれも110g前後の重さになっています。
他のシャーシと比較して、もっとも重いシャーシとなってくるのがMAシャーシ。
剛性や駆動の良さがある反面、しっかりした作りによるシャーシの重さがあるのは気になるポイントです。
剛性によるシャーシの硬さ
シャーシの剛性の高さというのは、改造によってはデメリットにもなってきます。
今のミニ四駆コースの多くは、ジャンプや着地、バンクの多い立体コース。
特にジャンプ後の着地においては、シャーシの柔らかさによって安定性も変わってきます。
シャーシの柔軟性があるほど、ちょっとしたマシンの挙動の乱れにも対応可能。
このシャーシの柔らかさによって、ジャンプ後の着地などでコース内に収ってくれる場合もあります。
今のミニ四駆多く使われている、MSフレキの大きな特徴がこの柔軟性。
シャーシが稼働することで柔軟性が増し、コースでも安定して走ってくれます。
逆にMAシャーシの場合、しっかりした作りによって柔軟性はほとんどなし。
硬いシャーシということでコースとの接触によって弾かれる場合もあるので、剛性の高さはデメリットにもなってきます。
MAシャーシマシンの改造例
オープンマシン
改造の幅が広いMAシャーシだからこそ、さまざまな改造が可能になってきます。
今のミニ四駆としては当たり前のフロント提灯も、バンパー既存のビス穴を使うことでかんたんに取り付け可能。
さらにスライドダンパーを取り付けることで、コースに弾かれやすいというデメリットも補ってくれます。
小径タイヤや電池落としなどと合わせることで、マシンの重心を下げることも可能。
バンパーカットもかんたんにできるので、バンパーやブレーキの高さに悩まされることもありません。
コースレイアウトによる相性の部分はありますが、一般的な改造であればほとんどのコースを完走可能。
流行りの改造をする上で、シャーシの作りによって悩まされないのは使いやすい部分になっています。
MAシャーシの改造については、こちらの記事で紹介しています。
ピタダンパーマシン
MAシャーシの改造として、2023年に話題になっていたのが「ピタダンパーマシン」です。
「ピタダンパー」とは、フロント提灯とサイドマスダンパーを合わせた改造。
普通であればどちらかしかしない改造を、あえて両方取り付けています。
これによって、MAシャーシのデメリットでもあるシャーシの硬さからくる跳ねやすさを軽減。
フロント提灯+サイドマスダンパーという組み合わせによって、MAシャーシの制振性が上がっています。
パーツ点数としては多くなってしまいますが、新しいMAシャーシの改造として注目されています。
ピタダンパーマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
B-MAXGPマシン
無加工が基本のB-MAXGPマシンにおいて、MAシャーシは多く使われているシャーシです。
MAシャーシのメリットは、その駆動の良さ。
特に手を加えなくても速いマシンに仕上がることから、無加工マシンのシャーシとしても重宝されています。
シャーシへのパーツの取り付けのしやすさというメリットもあり、改造もかんたん。
無加工でも幅広い改造ができるので、B-MAXGP用のマシンとしてもMAシャーシは人気になっています。
ただシャーシの加工ができないため、電池の取り外しがしづらいのはデメリットにもなってくる部分です。
MAシャーシのB-MAXGPマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
GTアドバンスマシン
無加工でも使いやすいMAシャーシは、GTアドバンス用としてもおすすめです。
「GTアドバンス」とは、B-MAXGPと同じく無加工での改造が基本のマシン。
さらにベアリング類が使えないことから、より初心者向けなレギュレーションとなっています。
ここでも、MAシャーシの駆動の良さは大きなメリットに。
MAシャーシのキットには、カウンターギヤ用にPOM製のパーツがセットになっています。
このPOM製パーツが、ベアリングが使えないというレギュレーションの中でも大活躍。
改造にベアリング類を使えないことで、マシンのトータルコストとしても安く済ませることができます。
MAシャーシの付属パーツも優れていることから、GTアドバンス用マシンとしても使いやすいです。
GTアドバンスマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
幅広い改造が可能なMAシャーシ
初心者向けなシャーシといわれるだけあり、MAシャーシの作りの良さは間違いありません。
MAシャーシのメリット
- シャーシの剛性が高い
- 駆動周りが安定している
- 改造がしやすい
MAシャーシのデメリット
- シャーシが重い
- 剛性によるシャーシの硬さ
MAシャーシのマシンについては、発売から10年以上経っても新商品が発売されています。
それほど人気があり、扱いやすいのがMAシャーシ。
最近では無加工での改造が基本の「B-MAXGP」や「GTアドバンス」でも、MAシャーシは多く使われています。
他にも流行りのギミックバンパーなども取り付けやすいのは、MAシャーシの改造のしやすさがあってこそになってきます。
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