- レクサス LBX MORIZO RRはどんな商品?
- ミニ四駆のレクサスの特徴は?
- どんな改造がおすすめ?
実車系ミニ四駆の最新作として発売されたのが、レクサス LBX MORIZO RR。
ミニ四駆版レクサスとしての完成度の高さはもちろん。
新しいボディキャッチが付属するなど、気になるマシンとなっています。
✅レクサス LBX MORIZO RRのおすすめポイント
- 実車に近い完成度のマシン
- 初心者向けのMAシャーシ
- ディスプレイとしても最適
もちろん、実車系マシンということで改造が限られてしまうというデメリットも。
そこらへんも含めて、実際にレクサス LBX MORIZO RRをレビューしていきます。
商品リンク:タミヤ 1/32 ミニ四駆PROシリーズ レクサス LBX MORIZO RR
レクサス LBX MORIZO RRの商品概要
- 2025年3月8日発売
- LBX MORIZO RRをミニ四駆化
- ダイナミックなスタイルを実車の雰囲気豊かに再現
- 特徴的なフロントグリルはステッカーで用意
- MORIZO RRの迫力あふれる走りもそのままのマシン
引用元:タミヤHP

要約すると、実在するレクサス LBX MORIZO RRを再現したMAシャーシのミニ四駆になります。
レクサス LBX MORIZO RRの気になるポイント
実車系のボディ
レクサス LBX MORIZO RRで気になるのは、実車をモデルに作られたことによるボディ形状になります。
レクサス LBX MORIZO RRは実際の車のデザインが、そのままミニ四駆として再現。
なので実車系マシンとしての完成度は高いですが、ボディが目立つマシンになっています。
実車系マシンのボディということで、通常のミニ四駆に比べてもボディの面積が大きいのが特徴。
これによって、ミニ四駆として改造していこうとした時にいろいろと制限が出てきてしまうのが気になる部分です。
たとえば前後のバンパーにGUPを取り付けていこうとした場合、ボディと干渉してしまう部分が多く取り付けがむずかしい場合も。
さらに実車系のボディはサイドステー部分にも重なってくるので、サイドステー部分の改造も悩まされてしまいます。
他にもMAシャーシ以外のシャーシで使おうとした場合も、問題は出てきます。
フロントモーターのFM-Aシャーシはもちろん、VZなどの方軸シャーシでもボディを載せると干渉してくる場合も。

実車モデルでかっこいいボディのデザインですが、ミニ四駆として改造するとなると悩むポイントも多くなってきます。
レクサス LBX MORIZO RRのおすすめポイント
より実車に近いマシン
レクサス LBX MORIZO RRは、実車さながらの完成度となっています。
馴染みのある実車がモデルのミニ四駆というと、2019年に発売されたヤリスに続くマシンになります。
ほとんどのミニ四駆がシャーシに合わせたボディデザインになっているのに比べ、実車モデルは実在するマシンがそのままキットになっているのが魅力。
スポーティなレーシングマシンとは違い、実際に搭乗して運転しやすいボディのデザイン。
さらにレクサスのキットには、これまでのミニ四駆とは違った専用のボディキャッチも付属。
実車がモデルということもあり、素組み状態ではシンプルな仕上がりに。
肉抜きや塗装などの一手間を加えることで、ドライバー人形などを目立たせるマシンに仕上げることも可能になってきます。
ミニ四駆の肉抜きについては、こちらの記事で紹介しています。
初心者向けのMAシャーシ
実車がモデルのレクサス LBX MORIZO RRのシャーシは、初心者にも扱いやすいMAシャーシになっています。
最近の実車ベースのマシンキットは、両軸モーターとなるMAシャーシのマシンがほとんど。
今回のレクサスについても、キットのシャーシはMAシャーシになっています。
もちろん実車がモデルのボディ形状ということもあり、モーターがシャーシの中央にあるMAシャーシが合わせやすいという理由はあるはず。
しかしそれ以外にも、実車がモデルのマシンはいろいろな人に手に取ってもらいやすいという面もありそうです。
MAシャーシ自体は、ミニ四駆のシャーシの中でも扱いやすく初心者向け。
さらに改造のためのパーツも充実していて、無加工での改造もしやすいシャーシなのが特徴。
最近のミニ四駆では、タミヤからも「ストッククラス」が発表されるほど無加工での改造が流行っています。

馴染みのある実車モデルに加えて、速さや改造もしやすいMAシャーシは初心者にこそおすすめなマシンになってきます。
MAシャーシやストッククラスについては、こちらの記事で紹介しています。
ディスプレイとしても最適
実車がモデルのマシンについては、ディスプレイ用としてもおすすめになります。
レクサスなどの実車モデルの場合、コースを走らせるだけが遊び方にはなりません。
自分なりに塗装などをすることでオリジナル感を出し、ディスプレイ用として楽しむこともできます。
ミニ四駆の楽しみになってくるのは、改造したマシンをコースで走らせること。
その場合シャーシのローラーステーが必要となり、見た目としてもボディからローラーステーが飛び出した完成度になってきてしまいます。
もちろんローラーが付いているからこそ、ミニ四駆らしさはあります。
しかしディスプレイ用として実車モデルのマシンを飾る場合、ローラーステーなどが無い方が見た目の印象も変わってくるという部分も。
そこでおすすめになってくるのは、ローラーステー部分をカットしたシャーシを使うこと。
特にMAシャーシは前後バンパー部分の加工もしやすいので、ディスプレイ用のシャーシとしても使いやすいです。
もちろんローラーが取り付けできないので、コースで走らせることはできなくなります。

しかしローラーステーがないだけでも実車にイメージが近くなるので、ディスプレイ用としても飾りやすくなってきます。
レクサス LBX MORIZO RRにおすすめの改造
実車系だからこそのマスダンパー
今回はマシンに合わせて、マスダンパーをできるだけ目立たないようにセッティングしています。
今のミニ四駆としては欠かせないのが、制振機能ともなるマスダンパー。
しかしセッティングに欠かせないパーツながらも、取り付けた時の見た目が気になってしまう部分です。
特に、レクサスのような実車モデルのマシンの場合はなおさら。
そこで今回は、マスダンパーを極力ボディの中に隠しすように取り付けしました。
- フロント:ボディフロント部分に隠れるように
- サイド:モーターカバーの上に取り付け
- リヤは:リヤバンパーの間に取り付け
レクサスのボディの特徴は、高さがあること。
実際にこのマスダンパーセッティングでも、コースを安定して走ることはできました。
マスダンパーの制振効果を活かそうとした場合は、もっと適切な取り付け位置があるはず。

しかし実車系ボディに合わせた取り付け方をする場合、ボディの中にマスダンパーを隠すのもひとつのセッティングになってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ スリムマスダンパーセット
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツ マスダンパー スクエア ショート
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ マスダンパー スクエア
マスダンパーの効果については、こちらの記事で紹介しています。
19mm2段プラローラー+520ベアリング
リヤローラーには、19mmの2段プラローラーを使っています。
プラローラーを使った理由は2つ。
まずはプラローラーによる、摩擦抵抗の少なさ。
プラローラーは摩擦が少ないので、アルミ製などに比べてコースに接触した時の減速もある程度少なくすることができます。
今回は2段プラローラーに、520ベアリングを合わせて使用。
素材的に耐久性に問題はありますが、ローラーとしての回転性能は上がってきます。
さらに通常品の19mm2段を使うことで、マシンのカラーに合わせることもできるのも理由。
マシンカラーに合わせたローラーを使うことで、マシン全体での統一感も出てきます。
ベアリングを使う上では、「脱脂」も必要。

特に新品の520ベアリングを使う場合は、脱脂の一手間を加えるだけで回転性能が大きく変わってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ 2段低摩擦プラローラー 19-19mm
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ 520ボールベアリング
ベアリングの脱脂については、こちらの記事で紹介しています。
黒のローフリクションタイヤ
タイヤは前後共に、ローフリクション小径ローハイトタイヤに変更しています。
タイヤのセッティングとして、最近では定番にもなってきているのが「黒のローフリ」。
これまでは限定商品で手に入れづらかった部分もありましたが、通常品が発売されたことで改造にも使いやすくなりました。
今回は着地時に跳ねやすいMAシャーシのデメリットを抑える意味でも、ローフリクションタイヤは欠かせませんでした。
少しでも跳ねづらいタイヤを使うことで、マシン全体での制振性も上げられればと取り付けています。
黒のローフリクションタイヤは、パーツとしても使いやすいです。
特に実車系マシンと合わせるとなれば、マルーン色よりも使いやいのは間違いありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm) & カーボン強化ホイール(フィン)
ローフリクションタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
MAにはリヤブレーキステー
今回のマシン、ブレーキセッティングはフロントだけになります。
本来であれば、前後にブレーキステーを取り付けた方がセッティングの幅も広がってきます。
フロントだけでマシンの速度調整ができなかった場合、リヤにもブレーキを追加することでバランスを取ることができるため。
しかし今回は、フロントにリヤブレーキステーを取り付けただけのセッティング。
ここはブレーキを貼るというよりも、接触した時にマシンのバランスを整える程度の効果になってきます。
フロントブレーキは、MAシャーシの形状に合わせてリヤブレーキステーを取り付けるだけ。
シャーシ底面の角度に合わせてリヤブレーキステーを取り付けることで、角度を確保。
バンクの角度に合わせて取り付けできるので、バンクスルーも問題ありません。
今回は、ハイパーダッシュモーターの速度域でも完走は可能。
ただしマシンの速度域を上げていく場合、フロントだけでは限界も来るはずです。

ただ実車感を残したままの改造をしていく場合、これくらいのセッティングが見た目的にもちょうど良くなってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ FRP リヤブレーキステーセット
バンクスルーについては、こちらの記事で紹介しています。
レクサス LBX MORIZO RR まとめ
実車がモデルのマシンとして発売されたレクサス LBX MORIZO RRは、完成度の高いミニ四駆になっています。
レクサス LBX MORIZO RRのおすすめポイント
- 実車に近い完成度のマシン
- 初心者向けのMAシャーシ
- ディスプレイとしても最適
実車系ボディのマシンは、無加工での改造はしづらい部分もあります。
しかしそのボディ形状を活かして、マスダンパーをボディの中に隠すなどの工夫も可能。

改造の限られる実車マシンだからこそ、改造や塗装などでオリジナル感を出すことも可能になってきます。
商品リンク:タミヤ 1/32 ミニ四駆PROシリーズ レクサス LBX MORIZO RR
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