ミニ四駆のGUPとして販売されている中に、「中空ゴム小径タイヤ」があります。
この中空タイヤを使って作るのが、中空ペラタイヤになってきます。
普通のペラタイヤよりもかんたんに作れるので、試しにペラタイヤを使ってみたいという人にはおすすめのタイヤです。
✅この記事の内容
- 中空ペラタイヤとは
- 中空ペラタイヤの作り方
- 使う上での注意点
この記事では、中空ペラタイヤについて。
実際の作り方と、使う時の注意点も合わせて紹介します。
ミニ四駆のGUPとしてある「中空ゴム小径タイヤ」を使うことで、かんたんに中空ペラタイヤは作ることができます。
作り方としても、ゴムをホイール幅に合わせてカットしていくだけ。
なので普通のペラタイヤ加工よりもかんたんです。
薄いゴムによってジャンプ後の着地の反発力は抑えられるので、ペラタイヤとして使うことができます。
しかしかんたんに作れる分、使いづらい部分があるのも事実。
薄く加工したゴムは耐久性がないので、コースで走らせているうちに劣化。
またタイヤの素材的にグリップ力が強いので、コーナリング速度にも影響してきます。
実際、前後中空ペラタイヤというセッティングは実用的ではありません。
しかしかんたんに作れるので、試しにペラタイヤを使ってみるという点ではおすすめです。
商品リンク:タミヤ グレードアップ No.239 GP.239 中空ゴム小径タイヤ (ホイール付)
中空ペラタイヤとは
中空ゴム小径タイヤを活用したタイヤ
中空ペラタイヤとは、GUPの「中空ゴム小径タイヤ」を使って作るペラタイヤのことです。
中空ゴム小径タイヤとは、ゴムの中に空間ができている構造になっているタイヤ。
この空間がサスペンション機能となって、ジャンプ後の着地やコースからの衝撃を逃がすような働きになっています。
しかしこのタイヤが発売されたのは、かなり昔。
今では同じような制振性を高めるGUPとして、「マスダンパー」などが発売されています。
なので実際のマシンの改造で、このタイヤがそのまま使われていることはほぼありません。
そんなあまり使われることのなくなった中空ゴム小径タイヤの薄いゴム部分を使って作られたのが、中空ペラタイヤになってきます。
商品リンク:タミヤ グレードアップ No.239 GP.239 中空ゴム小径タイヤ (ホイール付)
中空タイヤだから作れるペラタイヤ
この中空タイヤでかんたんにペラタイヤを作れることから、マシンのセッティングとして使われている場合もあります。
中空タイヤは、他のタイヤと違ってゴム部分が薄く作られています。
なのでその薄いゴム部分を使ってホイールに履かせることで、ペラタイヤのようにゴム部分が薄いタイヤになります。
ペラタイヤのメリットは、ゴムを薄くすることでタイヤを軽くして反発力を抑えること。
本来のタイヤの使い方とは違ってきますが、中空タイヤを使うことで跳ねづらいタイヤにすることができます。
中空ペラタイヤの作り方
テープ幅に合わせてタイヤをカット
中空ペラタイヤの作り方はかんたんです。
まずは「中空ゴム小径タイヤ」を、付属のホイールに履かせます。
10mm幅の「マスキングテープ」や「マルチテープ」を使って、カットライン決め。
この時に、タイヤの仕上がりを確実にするためにもまっすぐにテープを貼ることが重要です。
あとはテープ幅に合わせて、タイヤをカットしていくだけ。
ワークマシンやリューターでタイヤを回しながら、デザインナイフでカットしていく方がやりやすいのでおすすめです。
ホイールのサイズとリム部分に注意
あとはカットしたタイヤを、大径以上のホイールに取り付けていきます。
中空ペラタイヤを使う場合、使えるホイールの大きさは大径サイズになってきます。
元の小径ホイールはもちろん、小径ローハイトサイズのホイールでも緩くなってしまうので注意が必要です。
また使用するホイールのリム部分を、ニッパーなどで取り付ける前に切り落としておきます。
ゴム部分が非常に薄いので、そのまま取り付けるとリム部分の方が飛び出してしまうため。
このリムによってマシンがしっかり走れないのはもちろん、コースを傷つける原因にもなってくるので注意が必要です。
あとは両面テープや瞬間接着剤を使って、しっかりとタイヤを取り付けていくだけになります。
使う上での注意点
薄すぎるタイヤは耐久性がない
中空ペラタイヤを使う上では、いくつか注意するべきポイントもあります。
そのひとつが、決して耐久性のあるタイヤではないこと。
実際に作ってみるとわかりますが、加工したタイヤは本当に薄くなっています。
普通に加工したペラタイヤよりも、ゴム部分は薄い。
なのでタイヤ径は小さくなりますが、長持ちはしません。
薄くなったゴムは耐久性がないので、使っているうちにちぎれてしまいます。
劣化もしやすいので、中空ペラタイヤを使う場合は予備タイヤの準備が必要になってきます。
今のミニ四駆コースでは使いづらい
かんたんに作ることのできる中空ペラタイヤですが、実際に今のミニ四駆の改造として使っているマシンはあまり見かけません。
そんな使われていない理由のひとつに、グリップ力の高さがあります。
元の中空タイヤの素材としては、キット付属のノーマルタイヤ寄り。
ノーマルタイヤはグリップ力の高さによる加速面では優れていますが、摩擦抵抗の大きさからコーナリングは速くありません。
なので実際に今のミニ四駆のタイヤとして使われているのは、「マルーンタイヤ」などのような硬くてコーナリングが速いタイヤになっています。
中空ペラタイヤは、かんたんに作れるという大きなメリットはあります。
しかし、前後に中空ペラタイヤを使うというセッティングが実用的ではないのも事実。
中空ペラタイヤは、あくまでもタイヤセッティングの選択肢として。
またはペラタイヤを使ってみる第1歩としては、中空ペラタイヤは悪くないタイヤになってきます。
ペラタイヤデビューにおすすめ
GUPの「中空ゴム小径タイヤ」を使うことで、かんたんに中空ペラタイヤは作ることができます。
作り方もかんたんで、ゴムをホイール幅に合わせてカットしていくだけ。
薄いゴムによってジャンプ後の着地の反発力は抑えられるので、通常のタイヤと比べればペラタイヤとして使うことができます。
しかしかんたんに作れる分、使いづらい部分があるのも事実。
薄く加工したゴムは耐久性がないので、コースで走らせているうちに劣化してきます。
タイヤの素材的にグリップ力も強いので、コーナリング速度にも影響。
なので実際、前後中空ペラタイヤというセッティングは実用的ではありません。
中空ペラタイヤはかんたんに作れるので、試しにペラタイヤを使ってみるという点ではおすすめです。
商品リンク:タミヤ グレードアップ No.239 GP.239 中空ゴム小径タイヤ (ホイール付)
コメント
気になっていたので助かりました!ありがとうございます!