多くのマシンのリヤに取り付けているのが、「キャッチャーダンパー」。
ミニ四キャッチャーを切り出すことで、かんたんに作ることができます。
形や大きさなどによって効果も変わるので、マシン合わせての調整が可能です。
✅この記事の内容
- キャッチャーダンパーの効果
- キャッチャーダンパーの作り方
- キャッチャーダンパーの使い方
この記事では、ミニ四駆のキャッチャーダンパーについて。
キャッチャーダンパーによる効果と、実際の作り方について紹介します。
ミニ四キャッチャーから作られるキャッチャーダンパーは、今のミニ四駆の改造に欠かせないセッティングとなっています。
キャッチャーダンパーを取り付けるメリットは、大きく2つ。
- キャッチャーのしなりでマシンの制振性を上げる
- キャッチャーの動きによってマシンの姿勢制御
作り方としては、「ミニ四キャッチャー」を切り出すだけとかんたん。
しかしその形や長さ、取り付ける重さによって、マシンへの影響も変わってきます。
キャッチャーダンパーはミニ四キャッチャーを切り出すだけなので、初心者でも作りやすいマシンセッティングになっています。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.474 GP.474 ミニ四駆 キャッチャー 15474
キャッチャーダンパーの効果
着地時の制振性が上がる
キャッチャーダンパーを取り付ける理由のひとつに、マシンの制振性を上げることがあります。
コースアウトしないようにマシンセッティングするのが、ミニ四駆。
そのために提灯やギミックバンパー、マスダンパーなどを取り付けています。
そんなマシンの制振性を上げるセッティングのひとつとして使われているのが、キャッチャーダンパー。
キャッチャーダンパーのしなりによって、着地時の跳ね上がる衝撃をやわらげる効果もあります。
これをマスダンパーなどと組み合わせて使うことで、マシン全体の制振性を上げることができます。
マスダンパーの効果については、こちらの記事で紹介しています。
マシンがジャンプした時の姿勢制御
キャッチャーダンパーには、マシンのジャンプ姿勢を制御する働きもあります。
ミニ四駆の場合、リヤ側よりもフロント側がコース内に収まる方が重要。
特にDBやスロープなどでジャンプ後に、マシンのフロントがコース内に収まっているかでコースアウトするかが変わってきます。
キャッチャーダンパーの取り付け方によっては、マシンのリヤ側が持ち上がってフロントが下がるジャンプ姿勢に。
このジャンプ姿勢によって、フロントがコースに収まりやすくなってきます。
キャッチャーダンパーには着地時の制振効果と共に、マシンのジャンプ時の姿勢を制御する働きが期待されています。
キャッチャーダンパーによる姿勢制御については、こちらの記事で紹介しています。
キャッチャーダンパーの作り方
治具や厚紙を使って形を考える
キャッチャーダンパーの作り方としては、まず作りたいキャッチャーダンパーの形を考えていきます。
キャッチャーダンパーの形に、正解はありません。
好きな形にするのはもちろん、治具や型紙などを使って形どっていくのもひとつの方法。
さらに失敗を防ぐためには、厚紙などに下書きするのがおすすめ。
まずは下書きを自分のマシンに照らし合わせてみて、他に干渉する部分があれば切り取って形にしていきます。
キャッチャーダンパーの形としては、自分のマシンに合う形を考えて加工していくことが大切です。
サインペンなどで形を書き写す
次に考えたキャッチャーダンパーの形を、ミニ四キャッチャーに書き写していきます。
最初からミニ四キャッチャーに形を書いて作ることはできますが、失敗しないためには書き写していく方が無難。
マッキーなどのサインペンで、切り取りやすく書き写しておきます。
キャッチャーに残ったペンも、切り出した後にパーツクリーナーなどで擦れば落とすことができます。
この時シャーシへの取り付け穴などは、FRPプレートをガイドに合わせることでズレることもありません。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.474 GP.474 ミニ四駆 キャッチャー 15474
デザインナイフで切り出す
キャッチャーダンパーの形が決まったら、ミニ四キャッチャーから切り出していきます。
使うのは、デザインナイフやハサミなど。
ハサミでも十分切ることは可能なので、デザインナイフほど危なくもありません。
しかし細かい部分の切り出しは、ハサミではやりづらいことも。
細かなデザインになる場合は、デザインナイフがあった方が便利です。
書き写した線に沿って、切り出していきます。
この時少しの形の変化でもキャッチャーの動きが変わってくるので、注意しながら作業していく必要があります。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ No.20 デザインナイフ プラモデル用工具 74020
キャッチャーダンパーの使い方
キャッチャーダンパーの曲げ方
切り出したキャッチャーダンパーは、曲げてしならせることも可能です。
そのままの状態でも、キャッチャーダンパーとしては使用可能。
しかしキャッチャーダンパーの目的には、ジャンプ時のマシンの姿勢制御もあります。
なのでキャッチャーダンパーを少し曲げることで、マシンへの影響も変わってきます。
キャッチャーダンパーの曲げ方としては、スプレー缶などにキャッチャーを巻きつけ。
そこへドライヤーの熱を当てることで、キャッチャーを曲げることができます。
キャッチャーを少し沿った形にすることで、マシンの姿勢もフロント側を低くすることができます。
マシンに合わせた重りを取り付けていく
最後に、キャッチャーダンパーの先端に重りを取り付けていきます。
使う重りとしては、マスダンパーやセッティングウエイト、シャフトなどさまざま。
中でもセッティングウエイトであれば、マスダンパーよりも細かく重さを調整することが可能です。
同じ形のキャッチャーダンパーでも、マシンによって必要な重りの重さは変わってきます。
重りの重さによって、マシンのジャンプの飛距離や姿勢などが変化するため。
実際にマシンをコースで走らせ、制振性やジャンプ姿勢を見ながらマシンに合わせた重さに調整していくことになります。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.343 マルチセッティングウェイト 15343
ハトメで取り外しをしやすく
キャッチャーダンパーのシャーシへの取り付け部分に、ハトメを使うのもおすすめです。
キャッチャーダンパーは、マシンセッティングなどで取り外すことも多いです。
そんな時、ビスに引っかかって取り外しづらい場合も。
そんなセッティングのやりづらさを減らすために、ハトメを使うと便利。
ハトメを取り付けることで、取り外す時に引っかからないのでかんたんに取り外しが可能。
ハトメは取り付け方もかんたんなので、ちょっとした一手間として使うがおすすめです。
ハトメの取り付け方については、こちらの記事で紹介しています。
キャッチャーダンパー まとめ
ミニ四キャッチャーから作られるキャッチャーダンパーは、今のミニ四駆の改造に欠かせないセッティングです。
キャッチャーダンパーを取り付けるメリットは、大きく2つ。
- キャッチャーのしなりでマシンの制振性を上げる
- キャッチャーの動きによってマシンの姿勢制御
作り方としては、「ミニ四キャッチャー」を切り出すだけとかんたん。
初心者でも作りやすいマシンセッティングになっています。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ ミニ四駆 キャッチャー
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 ミニ四駆キャッチャー クリヤーグリーン
商品リンク:ミニ四駆キャッチャー/ブルー【ミニ四駆ステーション限定】
商品リンク:95552 ミニ四駆キャッチャー(ミニ四駆ステーション/レッド)
コメント