ジャパンカップ2023が終了後、すぐに開催された「ミニ四駆GP2023ウィンター東京大会」。
東京大会ということで、本番1発勝負のレースになります。
コースレイアウトはミニ四駆GPとほとんど同じですが、JC2023同様にカルーセルチェンジャーも追加されたレイアウトとなりました。
✅この記事の内容
- ミニ四駆グランプリ2023 ウインター東京大会
- ウインター東京大会の結果
- 手応え以上に悔しい慢心
この記事では、ウインター東京大会の結果について。
当日のマシンセッティングと合わせて紹介します。
ウインター東京大会の結果は、1次予選での敗退でした。
今回のコースアウトポイントは、カルーセルチェンジャー。
これまでの大会では、問題なくクリアしていたセクションでのコースアウトとなりました。
2023年の公式大会では、ほとんどの大会に登場していたカルーセルチェンジャー。
今まで問題なかったからこそ、それ以外の部分に対策の目がいってしまったのが大きな敗因となりました。
ミニ四駆グランプリ2023 ウインター東京大会
初お披露目コースでの1発勝負
ミニ四駆GPウインターのコースレイアウトは、2023年の集大成となるレイアウトでした。
コースレイアウトのベースとなっているのは、1月と2月に開催されたミニ四駆GP2023。
「ローリングライズ」と「ローリングフォール」。
「DB」からの「アイガーEVO.上り」と、「アイガーステップ下り」という組み合わせ。
そしてミニ四駆GPでは5レーン用のLCだった部分が、ジャパンカップ2023の目玉でもあったカルーセルチェンジャーに変更されました。
なのでコースレイアウトとしては、「DB→アイガーEVO.上り→カルーセルチェンジャー」という流れに。
ただあくまでもベースがミニ四駆GPなだけであって、バンクの角度やローリングフォールなどには多少の違いも。
当日は悪天候だったため、2面予定だったコースも1面設置に。
再レース抽選もなかったため、1発勝負の東京大会というむずかしさが際立つことになりました。
ミニ四駆GPのセッティングをベースに調整
マシンセッティングのベースについては、1月2月のミニ四駆GPでのセッティングを元にしました。
2023年を通じて、もっともポイントになっていたのが「アイガーEVO.上り」。
なので、手応えのあった前回のJC東京3をベースに調整しました。
カルーセルチェンジャーについては、これまで特に苦戦したことはありませんでした。
何度かの模擬コースでの練習と前回の完走から、あえて手を加える必要もないかなと判断。
結果的に調整したのは、前回の課題ともなったバンクでの減速。
今回1ヶ所だけある30°バンクに向けて、ほんの少し調整する程度にしました。
マシン自体はミニ四駆GPの時とは変わっていますが、セッティングの部分では共有することができました。
ミニ四駆GP2023については、こちらの記事で紹介しています。
ウインター東京大会の結果
カルーセルで暴れて回収される結果に
ウインター東京大会1の結果は、1次予選での敗退となりました。
5コースからのスタートとなった、ウインター東京大会。
スタート直後のマシン速度としては劣っていたものの、最初の30°バンクについては特に減速はありませんでした。
ここに関しては、リヤブレーキを少し調整した成果は出ていたはずです。
そしてDBからのアイガーEVO.上りでは、しっかりとマシンは減速。
安定してカルーセルチェンジャーをクリアできると思っていた直後、マシンはクルクルと回転し始めてしまいました。
そして逆走する形で走りはじめ、最後はスタッフさんに回収されることになってしまいました。
カルーセルに対して無策だったのが原因
今回のコースアウトについては、間違いなくカルーセルチェンジャーに対して無策だった部分にあります。
レースの映像を振り返ってみると、あきらかにカルーセルチェンジャーの壁にマシンが弾かれて不安定な走りに。
そのままマシンが回転し始め、逆方向に走り始めるという結果になっていました。
これまで問題なかったカルーセルチェンジャーだけに、アイガーEVO.上りでの飛距離さえ調整できていれば問題ないと考えていました。
見返してみても、アイガーEVO.上りでのブレーキ調整は問題なし。
なのでカルーセルチェンジャーに対する調整をしていたら、結果は違ったかもという部分も。
5コーススタートでカルーセルでのコースアウトだったため、あっという間のレース終了となってしまいました。
手応え以上に悔しい慢心
アイガーEVO.上りへの調整は良かった
ウインター東京大会の走りを確認すると、ブレーキ調整の狙いは当たっていたようでした。
1番内側でのコースで、コーナーまでの距離が近いのが5レーン。
そんな5レーンでの飛距離を確認しても、しっかりと抑えることができていました。
その結果、アイガーEVO.上りからは狙い通りに着地した状態でカルーセルに進入。
スタート直後の30°バンクについても、特に大きな減速はなし。
ジャパンカップでのブレーキから、微妙に調整した成果は出ていました。
今のマシン状態での、アイガーEVO.上りへの調整は見えてきていました。
しかし今回はノーマークだったカルーセルチェンジャーによって、想定外の結果となりました。
典型的なコースアウトパターン
結果論として、カルーセルチェンジャーへの対策が甘かったのが大きな敗因となりました。
今回の、カルーセルチェンジャーでの不安定な走り。
レース中は、アイガーEVO.上りへの調整が原因だと思っていました。
アイガーEVO.上りで飛びすぎてしまい、マシンが浮き上がった状態でカルーセルに進入したものだと。
しかしレース後の映像を確認すると、アイガーEVO.上りでの飛距離は抑えられていました。
実際はカルーセル進入時の上りで少し浮き上がり、飛び出したコースの壁にローラーが当たって不安定な走りになっていました。
振り返ってみると、典型的なカルーセルチェンジャーでのコースアウトパターン。
そんなコースアウトを防ぐために多くのマシンでやっていたのが、フロントローラーを増やすなどの対策。
これまで問題なかったカルーセルチェンジャーに対策を考えていたら、安定して抜けていたかもという部分はあります。
それでもコースの中には、カルーセルチェンジャー以外にもコースアウトポイントはいくつもあります。
まだまだ周回数も残っていたため、それ以外でコースアウトしていた可能性も十分。
しかしレースでの後悔を残さないためには、すべての可能性に対しての対策は必要になることを学びました。
2023年最後の公式は悔いが残る結果
ウインター東京大会の結果は、1次予選での敗退となりました。
今回のコースアウトポイントは、カルーセルチェンジャー。
これまでは問題なくクリアしていたセクションでの、コースアウトという結果でした。
今まで問題なかったからこそ、それ以外の部分に対策の目がいってしまっていたのが原因。
実際に大会で使用されていたカルーセルチェンジャーが新品だったことから、来年も使われるのではという噂もあります。
2023年の公式大会が中途半端な結果に終わってしまったことから、2024年の公式大会は悔いを残さないセッティングが目標となります。
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