1982年から発売されてきて、人気のホビーにもなっている「ミニ四駆」。
長年発売されてきたこともあり、マシンだけでなくシャーシの種類も多くなっています。
そんな数あるシャーシの中でも、実際にいま現在使われているシャーシは限られてきます。
✅この記事の内容
- 旧シャーシ
- 方軸モーターのシャーシ
- 両軸モーターのシャーシ
この記事では、ミニ四駆のシャーシの種類について。
実際に使われているシャーシと、それぞれの特徴についても紹介します。
2024年時点で、ミニ四駆のシャーシの種類は20種類あります。
旧シャーシ
名称 | タイプ1~5 | ゼロシャーシ | FMシャーシ | スーパー1 | スーパーFM | スーパーTZ | スーパーTZ-X |
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シャーシ | |||||||
使用マシン |
方軸シャーシ
名称 | VZシャーシ | ARシャーシ | SⅡシャーシ | VSシャーシ | スーパーX | スーパーXX | FM-Aシャーシ |
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シャーシ | |||||||
使用マシン |
両軸シャーシ
名称 | MAシャーシ | MSシャーシ |
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シャーシ | ||
使用マシン |
そんな20種類あるシャーシの中でも、実際にいま使われているシャーシとしては限られてきます。
今のミニ四駆は、アップダウンの多い立体コースが主流。
そんな立体コースにおいては、マシンの安定性や制振性が必要になってきます。
さらに最新シャーシほど性能も上がってきているので、旧シャーシでは速さが及ばない部分もあるのが現実。
それでも、多くのシャーシが発売されてきたことで進化してきたミニ四駆。
歴代のシャーシをみてみると、それぞれの特徴が今のシャーシにも活かされています。
旧シャーシ
名称 | タイプ1~5 | ゼロシャーシ | FMシャーシ | スーパー1 | スーパーFM | スーパーTZ | スーパーTZ-X |
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シャーシ | |||||||
使用マシン |
昔はシャーシの性能よりマシンのデザイン
ミニ四駆が最初に発売されたのが、1982年。
そんな第1次、第2次ブームに発売されたマシンのシャーシは、「旧シャーシ」とよばれています。
第1次ブームの代表的なマシンとしては、ダッシュ四駆郎に出てくる「エンペラー」などのレーサーマシン。
タイプ1〜タイプ5シャーシ、FMシャーシなどが多く使われています。
次に第2次ブームでは、爆走兄弟レッツ&ゴーに代表されるような「フルカウルミニ四駆」が人気でした。
その時に多く使われていたシャーシは、「スーパー1」や「スーパーFM」、「スーパーTZ(-X)」など。
それぞれミニ四駆ブームがあったこともあり、当時のマシンはシャーシの性能よりもデザインによって人気が分かれていました。
今は使われることのないシャーシ
「旧シャーシ」とよばれる発売時期の古いシャーシについては、今は使われることがまずありません。
発売時期が古いこともあり、シャーシの性能としては劣ってくる部分が多いです。
シャーシの耐久面はもちろん、半端な改造では速さを出すのもむずかしくなってきます。
また今では発売終了になっているマシンも多く、入手するのも困難。
2021年には、レーサーミニ四駆として代表的なエンペラーなどが当時のシャーシとして再販。
それに合わせて当時のGUPも発売されましたが、再販された商品としてはそれくらいになっています。
シャーシの性能や入手難易度から、旧シャーシは今のミニ四駆としては実用的ではないシャーシになってきます。
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方軸モーターのシャーシ
名称 | VZシャーシ | ARシャーシ | SⅡシャーシ | VSシャーシ | スーパーX | スーパーXX | FM-Aシャーシ |
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シャーシ | |||||||
使用マシン |
リヤモーター(VZ,AR,SⅡ,VS,X,XX)
方軸シャーシのイメージといえば、リヤにモーターを搭載したシャーシになってきます。
方軸シャーシの中には、今も多くのレーサーに使われているシャーシは多いです。
特に最新シャーシの「VZシャーシ」であれば、多くのレースでも使われています。
「ARシャーシ」や「SⅡシャーシ」なども、一手間加えることで速いシャーシにすることは可能に。
ミニ四駆のシャーシといえばリヤモーターというほど、片軸シャーシというのは代表的なシャーシもなってきます。
フロントモーター(FM-A)
方軸モーターシャーシの中には、フロントにモーターを搭載したシャーシもあります。
駆動としてはリヤモーターと近いですが、使われているギヤなどの違いも。
その中でも「FM-Aシャーシ」は、シャーシとしての完成度も高いです。
シャーシとしての完成度が高いので、素組み状態でも駆動面が優れているのが大きな特徴になっています。
加工のできないB-MAXなどでも、FM-Aシャーシはよく使われているシャーシになります。
B-MAXについては、こちらの記事で紹介しています。
両軸モーターのシャーシ
名称 | MAシャーシ | MSシャーシ |
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シャーシ | ||
使用マシン |
MAシャーシ
ミニ四駆で両軸モーターが使われているシャーシには、2種類あります。
その中でも、初心者にもおすすめといわれているのが「MAシャーシ」です。
両軸モーターのシャーシとなると、方軸シャーシとはギヤなどの駆動も変わってきます。
プロペラシャフトがない分、モーターのパワーをしっかりタイヤまで伝えることが可能。
そんな駆動効率の良さをしっかり活かしているのが「MAシャーシ」。
駆動周りに手を加えなくても、最初からある程度速いシャーシになっているのが特徴です。
誰にでも扱いやすく速いシャーシということで、初心者にもおすすめなMAシャーシ。
今でも新しい車種が発売されるほど、人気のシャーシになっています。
初心者におすすめのシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
MSシャーシ
もうひとつの両軸モーターシャーシとしては、「MSシャーシ」があります。
シャーシを加工することで、いま現在多くのレーサーに使われているのがMSシャーシになっています。
MSシャーシが最初に発売されたのは、2005年。
発売時期としてはMAシャーシよりも前ながらも、今も多くのマシンに使われています。
そんなMSシャーシが多く使われている1番の理由が、「MSフレキ」です。
3分割構造となっているMSシャーシを加工することで、サスペンション性能をプラス。
アップダウンの激しい立体コースにおいて、制振性の高いMSフレキは安定したマシンに欠かせないシャーシになっています。
素組み状態では、決して初心者向けなシャーシではありません。
しかし加工してMSフレキにすることで、実用的になってくるのがMSシャーシです。
MSシャーシについては、これらの記事で紹介しています。
ミニ四駆のシャーシは全部で20種類
2024年時点で、ミニ四駆はシャーシだけでも20種類あります。
しかし20種類あるシャーシの中でも、実際にいま使われているシャーシは一部だけ。
古いシャーシは性能面や入手難易度の高さから、ほとんど使われることはありません。
それでも多くのシャーシが発売されてきたことで、進化してきたのがミニ四駆。
歴代のシャーシによって、それぞれの特徴が今のシャーシにも活かされています。
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