- 初心者に1番おすすめな充電器は?
- 「X4 Advanced Mini」ってどうなの?
- 「X4 Mini」と「X4 Mini Ⅱ」の違いは?
ミニ四駆に必要な機能を備えていて使いやすいのが、ハイテックの「X4シリーズ」。
その中でも、コンパクトな大きさで多くのレーサーが使っているのがX4 Advanced mini Ⅱになります。
手ごろな価格帯や、ミニ四駆に必要な最低限の機能が備わっている点でもおすすめの充電器です。
✅X4 Advanced Mini Ⅱのおすすめポイント
- 初心者にも扱いやすいシンプルな機能
- 持ち運びに便利なコンパクトな大きさ
- 改良されているからこその「Ⅱ」
もちろんコンパクトな大きさのため、充電器としての機能は限られてしまう部分はあります。
なので充電器のスペックとしてはあくまでも初心者向けで、本格的な充電器を求めている場合には物足りないというデメリットも。

そこらへんも含めて、ハイテックのX4 Advanced mini IIをレビューします。
商品リンク:ハイテック AA/AAAチャージャー X4 Advanced mini II
AA/AAA Charger X4 Advanced Mini Ⅱ
- 本体カラー:ホワイト,ブラック
- 寸法:108 × 79 × 32.9 mm
- 重量:114 g
- 対応バッテリー:Ni-MH/Ni-Cd 単三(AA)/単四(AAA)
- 入力電源:100mA ~ 1600mA(100mAステップ)
- 放電電流:100mA~700mA(100mAステップ)
- LCD表示:電圧,容量,電流,電池内部抵抗,時間
- 電池許容範囲:最大 3000mAh
- 充電デルタピーク感度:-7mV
- トリクル充電:30 ー70mA
- 放電カット電圧:0.9V
X4 Advanced Mini Ⅱの気になる部分
電池が熱を持ちやすい
X4 mini Ⅱは、スロットが充電器と一体になっているので電池が熱を持ちやすいというデメリットがあります。
「Ⅱ」になったことで、電池ホルダー部分の作りは変わっています。
電池の下に空間ができたことで、これまでよりは空気の通りも良い作りに。
しかしそれでも、電池のスロットは充電器の基盤と一体。
本体に排熱のためのスリッドは入っていますが、それでも充電中は熱を持ってしまう場合も。
充電器を使う上では、できる限り電池に熱は持たせたくないもの。

なので使用中は、USBファンなどを使っての冷却もセットの方が安心になってきます。
あくまでも初心者向けの充電器
X4 mini Ⅱの特徴は安く最低限の機能の充電器を使えるということで、あくまでも初心者向けの充電器になってきます。
X4 mini Ⅱには、「自動充電電流調整機能」が備わっています。
この機能によって、実際に充電していると800mA程度まで電流値が下がることもあります。
また前述の電池が熱を持ちやすいというのも、電池にとっては好ましくない充電環境。
充電器の構造上避けられない部分もあるので、気になる場合は冷却用のファンを用意する必要も出てきます。

あくまでも初心者向けの充電器のため、電池の状態や充電環境が気になるようになった場合は機能や性能面で使いづらくなってきてしまいます。
X4 Advanced Mini Ⅱのおすすめポイント
初心者にも扱いやすいシンプルな機能
X4 mini Ⅱの1番の特徴は、初心者にも扱いやすい充電器ということです。
ミニ四駆をやる上で、必ず必要になってくるのが充電器。
しかし機械にくわしくない場合、数ある充電器の中からどれを選べば良いのかもむずかしいです。
さらにミニ四駆で使う充電器やニッケル水素電池は、扱い方によっては危険な部分も。
そんな中X4 mini Ⅱであれば、ある程度機能が限られています。
こだわりがある人からすれば物足りない部分ですが、初心者や充電器にくわしくない人からすればそれでも十分な性能になってきます。

機能も「充電」「放電」「リフレッシュ」とシンプルなので、初心者にも扱いやすい充電器になっています。
持ち運びに便利なコンパクトな大きさ
X4 mini Ⅱの特徴には、そのコンパクトな大きさもあります。
充電器本体の大きさを比較してみても、他の充電器より小さいサイズ。
マシンやパーツケースなどと比較してみても、ほとんど同じかそれ以下になっています。
充電器が必要になるのは、コースなどでマシンを走らせる時です。
なので、マシンや工具に合わせてのコースへの持ち運びにも苦労しません。
使用もUSBのタイプCケーブルで使えるので、専用のアダプタなども必要なし。

冷却用のファンなどが付いていないことによる大きさにもなってきますが、これも持ち運びやすく使いやすい部分になっています。
おすすめのポータブルバッテリーについては、こちらの記事で紹介しています。
改良されているからこその「Ⅱ」
X4 mini Ⅱということで、これまでの機種を改良して発売されています。
X4 Advanced Miniからの改良点
- 電流調整機能の搭載
- 充電・放電電流値の細かい設定
- 使用中の放熱性
「Ⅱ」が出るということは、前の機種がそれほど好評だったということになります。
電池のスロット部分や機能の面など、X4 Advanced Miniで改善してほしい部分が反映されているのは使いやすい部分になっています。
X4 Advanced Mini Ⅱの使い方
充電(CHARGE)
100mA~1600mAの範囲で充電可能
「CHARGE MODE」は文字通り、電池を充電するモードです。
100mAから1600mAの範囲で、充電電流の値を設定が可能。
充電電流が高いほど早く充電が終わりますが、その分電池が熱を持つ部分にも注意が必要です。
また充電終了後は、自動的にトリクル充電に。
「トリクル充電」とは、自然放電を補うために微小電流で充電を続ける機能のこと。
このトリクル充電は、電池をスロットに入れている限り続きます。

なので電池に負担をかけないためにも、充電が終わったらスロットから電池を外しておくのがおすすめです。
充電中の「熱」と「電流値」には注意が必要
X4 mini Ⅱでの充電中は、電池が熱を持ちやすいのには注意が必要です。
充電電流が大きいほど、短時間で充電を終わらせることができます。
しかし多くの電流を流すため、電池が熱を持ちやすくなる点も注意が必要。
X4 mini Ⅱ自体も、熱を持ちづらいような設計にはなっています。
また最大の1600mAに充電電流を設定しても、4本同時の充電などでは電流値が下がってきます。

「自動充電電流調整」によって、充電中の電流値が変わってくる点にも注意が必要です。
充電器におすすめの冷却用ファンについては、こちらの記事で紹介しています。
放電(DISCHARGE)
放電が必要なのは、電池管理の部分
「DISCHARGE MODE」は、電池の放電機能になってきます。
この放電時の電流値は、100mA~700mAに設定が可能。
充電している電池から電池を抜いていくのが放電ですが、基本的にコースでマシンを走らせていれば自然と放電はされています。
実際コースで使う充電器の機能としては、充電の方が主になってきます。
コースで走らせた後や、新品の電池を使い始める前などに必要な機能になってきます。
コースなどで使った電池を自宅で管理する上では、充電器の放電機能が必要となります。
電流値は低くても、放電時にも熱に注意
X4 mini Ⅱは、放電時にも本体や電池が熱を持ちやすくなっています。
しかしそれでも、実際に放電をすると本体からは発熱されています。
もちろん本体の熱は、多少電池にも伝わってしまいます。
結果として電池には、電池自体の熱と本体からの熱が伝わることに。

なので充電時と同様、電池に負担をかけないという意味では冷却用のファンなどとの併用がおすすめです。
リフレッシュ(REFRESH)
充放電をくり返して、電池の状態を管理
「REFRESH MODE」は、充電→放電→充電をくり返す機能になっています。
リフレッシュモードを使う場面としては、電池の容量を見る場合。
ニッケル水素電池は、コースなどでつぎ足し充電をしていると本来の性能を発揮しづらくなってきます。
なのでコースなどで使った後、自宅でリフレッシュさせることで電池の性能を戻すことが可能に。
充電と放電をくり返すことで、ニッケル水素電池の「メモリー効果」を解消することができます。
放電時の電流は、設定した充電電流値の値に応じて自動的に設定されることになります。
また電池をリフレッシュモードを使うことで、レース前に電池の状態を多少上げることも可能になってきます。
ミニ四駆の電池管理については、こちらの記事で紹介しています、
充放電の間の長すぎるインターバルが問題
リフレッシュモードを使う際は、完了までの時間が長いことに注意が必要です。
リフレッシュモードの機能としては、充電→放電→充電をくり返していきます。
電池に負担をかけないためにも充電と放電の間のインターバルは必要ですが、実際は電池が冷えるのに1時間も必要はありません。
たとえば、リフレッシュモードで充電と放電にそれぞれ1時間ほどかかる場合。
リフレッシュモードが完了するまでには、計5時間はかかってきてしまいます。
なので急ぎで充放電をしたい場合、充電と放電をそれぞれ設定して行った方が時間効率も良くなってきます。
またリフレッシュモード完了後も、自動でトリクル充電が始まります。

なので充電の時と同様、完了後は電池をスロットから外しておくことが必要になってきます。
ISDT C4 EVOとの比較
同じような価格帯と大きさの充電器としては、「ISDT C4 EVO」があります。
正直、機能面ではISDT C4 EVOの方がやれることが多いです。
同じ価格帯の充電器で比較した場合、機能の多い方が自由度も高くなってきます。
しかし前述の通り、充電器は使い方が重要。
その点では、X4 mini Ⅱは設定できる部分が限られるからこそ使いやすいメリットが。
まず手ごろな価格で使いやすい充電器が欲しい場合は、「X4 Advanced Mini Ⅱ」がおすすめ。

もう少し機能が欲しい場合は、「ISDT C4 EVO」が選択肢になってきます。
ISDT C4 EVOについては、こちらの記事で紹介しています。
X4 Advanced Mini Ⅱ まとめ
ミニ四駆用の充電器をどれにしようか悩んでいる場合は、「X4 Advanced Mini Ⅱ」がおすすめです。
X4 Advanced Mini Ⅱのおすすめポイント
- 初心者にも扱いやすいシンプルな機能
- 持ち運びに便利なコンパクトな大きさ
- 改良されているからこその「Ⅱ」
むずかしい設定などもないので、ミニ四駆初心者や電池にくわしくなくても扱いやすい充電器になっています。
マシンをコースで走らせる時に、欠かせないのが充電器。
X4 Adovanced Mini Ⅱは、本体の大きさもコンパクトで電源もUSBから供給可能です。

使いやすさや持ち運びのしやすさの面でも、初心者におすすめの充電器になっています。
商品リンク:ハイテック AA/AAAチャージャー X4 Advanced mini II
その他のおすすめ充電器については、こちらの記事で紹介しています。
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