タイムアタック上位やコースで速いマシンほど、ブレーキの調整をうまくやっています。
そんなブレーキの中でも多いのが、厚みが普通より薄いブレーキや溝が付いているブレーキ。
ブレーキそのままの使い方だけでなく、ひと手間加えたブレーキを使うことでセッティングの幅も広がってきます。
✅この記事の内容
- ブレーキを加工して効果は変わるのか
- 圧縮ブレーキ
- 讃岐(さぬき)ブレーキ
この記事では、ミニ四駆の加工したブレーキについて。
「圧縮ブレーキ」と「讃岐ブレーキ」、それぞれの特徴と作り方も合わせて紹介します。
ミニ四駆のブレーキは、マシンやコースレイアウトに合わせて種類や厚みを使い分けています。
もちろんGUPとしてのブレーキそのままでも、十分にマシンの制御は可能。
しかしひと手間加工を加えたブレーキを使うことで、セッティングの幅を広げることもできます。
「熱で圧縮し縮めたブレーキ」であれば、厚みが変わりますが耐久性は高くなります。
また「電熱線などで溝を付ける」ことで、同じ厚みのブレーキでも効き具合が変化。
これらの加工したブレーキの種類や厚みを使い分けることで、ブレーキセッティングの幅はさらに広がってきます。
ブレーキを加工して効果は変わるのか
ミニ四駆はブレーキの種類や厚みを使い分け
ミニ四駆のブレーキは、マシンやコースによっていろいろな使い分け方があります。
同じミニ四駆用ブレーキでも、種類によって効きの強さが変化。
また同じ色のブレーキでも、厚みによっても効き具合は変わってきます。
一般的には、そんなブレーキをマシンやコースに合わせて使い分けています。
さらにブレーキのスポンジ部分に少し加工をすることで、耐久性や効き具合を変えることができます。
同じ種類でも、効き具合が変わってくる
加工をしたブレーキの場合、同じ種類や厚みのブレーキでも効き具合が変わってきます。
ブレーキスポンジを熱圧縮させることで、スポンジの密度が変わって厚みや硬さが変化。
またブレーキスポンジ部分に溝を焼き付けることで、同じ厚みでも効き具合を良くすることができます。
特にこれらのブレーキを使い分けているのが、コースでも速いマシン。
マシンが速くなるほどブレーキの調整もシビアになってくるので、いろいろなブレーキを使い分けてマシンの速さと安定性を出しています。
圧縮ブレーキ
熱を加えて押しつぶしたブレーキ
「圧縮ブレーキ」とは、ブレーキのスポンジ部分に熱を加えて押しつぶしたブレーキのことです。
ブレーキに熱を加えて圧縮することで、スポンジ部分の密度が変化。
これによって、同じ種類や厚みのブレーキでも違いが出てきます。
まずは、圧縮することでブレーキスポンジがつぶれて厚みが変化。
基本的にブレーキは厚みのある方が効きが良いです。
しかし同じ1mm厚のブレーキでも、圧縮した方が効きが良くなってきます。
また圧縮することによって、ブレーキとしての耐久性もアップ。
走行中の摩擦によってスポンジがやぶれることも減るので、ほぼ同じ状態で使い続けることが可能になってきます。
圧縮ブレーキの作り方
圧縮ブレーキの作り方としては、ブレーキスポンジに熱を加えて押しつぶすように圧縮するだけです。
圧縮ブレーキの作り方も、人によっていろいろな方法があります。
- ライターで炙って、セッティングボードなどに押し当てる
- ライターで炙って、ドアの丁番などで挟む
- アイロンを当てながらつぶしていく
作り方については、使える道具や環境によっても変わってきます。
しかしその中でも、ライターで炙るよりもアイロンを使った方法がおすすめ。
ライターで炙る場合、どうしても熱がブレーキ全体には伝わりづらいです。
そうすると圧縮後にムラができてしまい、均一なブレーキにはなりません。
熱を全体に均等に伝えるためにも、アイロンで圧縮した方が再現性高く作ることができます。
讃岐(さぬき)ブレーキ
溝を入れることでクッション性が上がる
ブレーキに縦線などの溝が入っているのが「讃岐ブレーキ」です。
ブレーキのスポンジ部分に、溝を入れて使用する讃岐ブレーキ。
その由来としては、うどんのようにコシのあるブレーキだからなどいろいろ。
ブレーキスポンジに溝を付けることで、ブレーキのクッション性が変化。
実際に触ってみても、弾力性の違いはあきらか。
ブレーキ全面でクッションになる場合と、細かく区切られたクッションでは衝撃吸収の度合いも変わります。
この細かく区切られた部分でブレーキとして働くので、通常のブレーキとは効き具合が変わってきます。
溝の付け方でも効き具合は変わってくるので、模様や間隔を使い分けるのもひとつの選択肢になってきます。
讃岐ブレーキの作り方
讃岐ブレーキの作り方もいろいろありますが、1番かんたんで使いやすいのは「ヒートペン」を使う方法です。
讃岐ブレーキの作り方も、人それぞれで違った作り方になってきます。
- ライターで炙ったシャフトを押し付ける
- スチロールカッターで焼き付ける
- ヒートペンで焼き付ける
どの方法でも、同じような溝ブレーキを作ることは可能。
しかし作り方によって、作りやすさや安全性が変わってきます。
その中でもおすすめになってくるのは、「ヒートペン」を使う方法。
単三電池で温めた電熱線を当てるだけなので、火を使うことがありません。
電熱線の部分にだけ気を付けて取り扱えばいいので、むずかしくもない。
リューターと同じように注意しながら扱えば危ないことも無いので、おすすめの方法です。
商品リンク:ファンテック カービングヒートペンCH-1
コースに合わせてブレーキを使い分け
ミニ四駆のブレーキは、マシンやコースレイアウトに合わせて種類や厚みを使い分けます。
さらに、ひと手間加工を加えたブレーキを使うことでセッティングの幅を広げることもできます。
「圧縮ブレーキ」であれば、厚みが変わりますが耐久性は高くなります。
また「讃岐ブレーキ」にすることで、同じ厚みのブレーキでも効き具合が変化。
これらの加工したブレーキの種類や厚みを使い分けることで、ブレーキセッティングの幅はさらに広がってきます。
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