チューンマシンとして改造をしているVZシャーシ。
実際にいろいろなコースで走らせる中で、改善点が見えてきました。
今回はそれぞれの課題に対して、マシンのセッティングを見直しています。
✅この記事の内容
- LCを考え、フロントローラーを変更
- リヤバンパーを替えると、ローラー位置も変わる
- リヤアンカーのガタつきを解消
この記事では、チューンマシンのセッティングについて。
LC対策のためのローラー配置や、リヤ回りの見直しについて紹介します。
今回のチューンマシンの変更点は3つです。
- LC対策としてのローラー配置
- リヤバンパーに変更
- アンカー抑えの改良
いろいろなコースを走らせる中で、チューンマシンといえどそれなりにLC対策が必要なことがわかりました。
今回はフロントローラーのスラスト調整ではなく、ローラーの取り付け位置での調整をしてみました。
またコーナー直後のジャンプでの不安定さも、課題として目立っていました。
そこを改善するため、リヤバンパーを見直し。
当初はマシンの強度を上げながら軽くするため、ほとんどをカーボンで作成。
その中で、リヤアンカーは通常品の「カーボンフロントワイドステー」を使用していました。
しかし「フルカウルカーボン」も再販されたことで、あらためてフルカウルカーボンでリヤアンカーを作成。
合わせてアンカー用の抑えも改良したことで、ガタつきも無くなり、ローラー位置を下げることもできました。
LCを考え、フロントローラーを変更
チューンマシンでも苦戦したLC
まず課題になっていたのが、チューンマシンでもLC対策は必要だということでした。
アトミックやトルクチューンモーターでも、コースレイアウトによってはLC攻略がむずかしかったからです。
チューン系の速度域であれば、そこまでLCに苦戦しないだろうと考えていましたが実際は違いました。
コースレイアウトやLC進入時の速度によっても変わりますが、決して安定はしていませんでした。
フロントローラーのスラスト角をきつくすることで、LCを攻略できる部分はあります。
しかしその場合、他のセクションにも影響が出てきてしまいます。
なので、スラスト角の変更以外でLCを攻略しやすくなるセッティングが必要になりました。
フロントローラー位置を見直し
チューンマシンのLC対策として、フロントローラーの取り付け方を変更しました。
これまでは下段が9mm、上段が8mmの通常の位置で取り付けていた「2段アルミローラー」。
今回はそんなローラーの取り付け方を、逆付けにしています。
これによってローラー位置は高くなりますが、LCで最後までしっかりローラーが当たるようになります。
またさらに安定させるため、左上段のスタビだけ変更しています。
「830ベアリング」に替えたことで、こちらもしっかりコースを捉えられるようになっています。
接触するローラーが増えた分、摩擦抵抗は多くなってきます。
しかしスラスト角をきつくはしていないので、トータル的に見ればマシンの速度にそこまで大きな影響はなさそうです。
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リヤバンパーを替えると、ローラー位置も変わる
左右に振られながらのコーナー直ジャンプ
チューンマシンの走りの中で気になったのが、コーナー直ジャンプでのマシン姿勢でした。
コースによっては出てくる、左右に振られながらのコーナー直後にDBなどのジャンプ。
この場合、マシンのジャンプ姿勢がいまいち安定していませんでした。
リヤがアンカーになっていることもあり、多少の姿勢の乱れであればコース内には収まってはいました。
しかし大きく姿勢を乱すと、コースに収まり切れずにコースアウト。
コーナー直ジャンプでも、安定したマシン姿勢になるようなセッティングも必要でした。
フルカウルアンカーで、ローラー位置を下げる
今回は、リヤアンカーを変更することでマシンの安定性向上を考えました。
これまでのリヤアンカーは、「カーボンフロントワイドステー」をアンカーとして使用していました。
その理由としては、強度を上げながら軽いマシンにするため。
その場合、通常品のためカーボンの方が使いやすかった部分があります。
しかしその分、リヤのローラー位置はフルカウルプレートの時に比べて前寄りになっていました。
しかし「フルカウルカーボン」が再販されたことによって、フルカウルカーボンを使うハードルも低くなりました。
なのであらためて、フルカウルカーボンでリヤアンカーを作ることに。
アンカーとしての作り方は何も変わりませんが、ローラー位置が下がることでジャンプでも安定するのではと変更しています。
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リヤアンカーのガタつきを解消
気になったのは、リヤアンカーのガタつき
リヤアンカーをフルカウルカーボンに替えたことで、アンカーのガタつきも気になりました。
これまでとアンカーの作りは変わっていません。
むしろ以前はフルカウルFRPのリヤアンカーだったので、そこまで大きな変更は無いはず。
しかしこの多少のガタつきによって、マシンの走りに支障が出ないかも引っかかる部分になってきます。
なのでリヤアンカーとしてしっかり機能するように、リヤアンカーの構成も合わせて見直しました。
カーボンの端材を瞬着で貼りつけ、ヤスリがけ
今回はリヤアンカーのガタつきを抑えるため、カーボンの端材を利用しています。
これまでは、「マルチブレーキセット」のパーツを使ってアンカーの抑えとしていました。
それだけでもアンカーの抑えにはなっていましたが、それでもまだ若干の余裕が。
これによって、リヤアンカーのガタつきが出てしまっていた部分がありました。
なので余っていたカーボンプレートの端材を、「マルチブレーキセット」のパーツの形に合わせて加工。
それを瞬間接着剤で貼り付け、アンカーに引っかからないようにヤスリがけをして使用しています。
抑えに多少厚みが出たことによって、アンカーのガタつきを抑えることができています。
商品リンク:タミヤ グレードアップ No.399 GP.399 MSシャーシ マルチブレーキセット 15399
コースを走らせたときの課題からセッティング
今回はチューンマシンの3点を変更しました。
- LC対策としてのローラー配置
- リヤバンパーに変更
- アンカー抑えの改良
チューンマシンでもしっかりと対策が必要だとわかったLC。
今回はフロントローラーのスラスト調整ではなく、ローラーの取り付け位置でのLC対策をしてみました。
またコーナー直後のジャンプでの不安定さを改善するため、リヤバンパーを見直し。
マシンの強度を上げながら軽くするため、マシンのほとんどをカーボンで作成。
その中でリヤアンカーも、「カーボンフロントワイドステー」を使用していました。
しかし「フルカウルカーボン」も再販されたことで、リヤアンカーも見直し。
アンカー用の抑えにもカーボンの端材を使ことでガタつきも無くなりました。
これによってローラー位置も下がり、コーナー直などでのマシンの安定性向上を狙っています。
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