チューン系モーターやライトダッシュモーターに使われているのが「銅ブラシ」。
銅ブラシの場合、9v電池を使うかんたんな方法で慣らすことが可能です。
実際に慣らし前後で回転数に違いは出てきますが、どこまでが正解なのかはわからない部分。
だからこそ、もっと良い慣らし方もあるのではと考えてしまいます。
✅この記事の内容
- 銅ブラシの慣らし方を見直し
- 慣らし方を変えてみる
- 銅ブラシモーターを慣らした結果
この記事では、銅ブラシモーターの慣らし方について。
前回の結果を踏まえ、少し方法を変えることで慣らし後の結果も変わるのかを検証してみます。
銅ブラシモーターの慣らし方は「高電圧で短時間」。
この方法で、前回の銅ブラシ慣らしはそれなりの結果を得られました。
しかしモーター慣らしの正解は人それぞれ。
ある程度結果が出ていても、やり方を変えればもっといけるのではと考えてしまいます。
今回は、本慣らしの前にひと手間加えてから高電圧で慣らしを実行。
その結果を、慣らし前後で比較してみました。
アトミックチューン2 | トルクチューン2 | ライトダッシュ | |
---|---|---|---|
慣らし前 | 19218 | 18733 | 17522 |
慣らし後 | 22285 | 21479 | 21237 |
前回 | 17522→21721 | 15907→18733 | ー |
モーターの回転数については、個体差もあるので比較がむずかしい部分。
特に今回のLDモーターは、慣らし前から期待がしづらいモーターでした。
しかし回転数の伸び率だけ比較した場合、どのモーターもそれなりの結果を得ることはできました。
あとは実際にコースで走らせた時、慣らし方によって走りも変わってくるのかが気になる部分になってきます。
銅ブラシの慣らし方を見直し
一般的な方法は、前回の慣らしで経験
銅ブラシの慣らし方については、前回のモーター慣らしから何となくの方法はわかっていました。
銅ブラシに必要なのは「高電圧で短時間」。
9vの乾電池を使うことで、かんたんに高電圧をかけることができます。
銅ブラシの場合は、ブラシを削るというよりグリスを飛ばすイメージ。
前回はこの慣らし方で回転数も上がっていたので、間違いではなかったはずです。
慣らし方によって結果は変わってくるのか
※AT/TT/LD
それでも決して、銅ブラシの慣らし方が正解だったとは言いづらいです。
モーター慣らしの正解については、人それぞれだからこそ。
前回も回転数の上がり方だけみれば、結果は出ていました。
しかし、慣らし方によってはもっと回転数が上がったのではと思う部分も。
同じ銅ブラシでも慣らし方を変えることで、もっと効果があらわれるのではと考えてしまいます。
そのためには、実際に自分で経験してみるしかない。
今回は同じ銅ブラシの、「ライトダッシュモーター」も合わせて慣らしをしてみました。
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慣らし方を変えてみる
最初は低めの電圧でブラシの形を作る
今回の慣らし方の手順としては、前回とほとんど変わりありません。
慣らしの前後で「オイル」を注し、熱を持たせないように慣らしを開始。
モーター慣らし前後の回転数の測定や慣らしには、「THUNDER(サンダー)」を使用しています。
今回は、最初に少し削ってから高電圧をかけてみようと。
モーターのブラシを削る目的は、削ることでコミュテーター部分との接触面を増やすこと。
ブラシの接触面が増えることで、電気も流れやすくなってきます。
なので今回はいきなり高電圧でいかずに、最初は低めの電圧でブラシを削って形を作っていくことにします。
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接触面ができてから高電圧で削っていく
ある程度ブラシの接触面ができた状態で削り始めることで、ブレもなくブラシが削れるのではというのが今回の目的です。
いきなり高電圧で削り始めた場合、ブラシとコミュテーターの接触面にもブレや誤差が生じそう。
もちろん目に見えている訳ではありませんが、ある程度形を作ってから削っていく方が効果がありそうな印象です。
最初に低い電圧でブラシの形を作りそこから高電圧で一気に削っていく方が、安定して均等にブラシが削れていくのではと考えました。
銅ブラシモーターを慣らした結果
慣らし前後の回転数を比較
※AT/TT/LD
慣らし前後の回転数を比較してみても、回転数は上がっていました。
アトミックチューン2 | トルクチューン2 | ライトダッシュ | |
---|---|---|---|
慣らし前 | 19218 | 18733 | 17522 |
慣らし後 | 22285 | 21479 | 21237 |
前回 | 17522→21721 | 15907→18733 | ー |
どのモーターも、平均して3000以上は回転数が上昇。
前回の平均も同じくらいだったことからも、それなりに結果は出ていたことになります。
ただライトダッシュモーターについては、慣らし前の段階からチューン系より回転数が低かった個体。
回転数の上昇はみられましたが、ダッシュ系モーターという印象はない結果になりました。
もちろんモーターは、数値だけでなく実際にコースで使ってみなければわかりません。
あとは実際にコースで走らせることで、慣らし方による違いも出てきそうです。
最初に低電圧で削った分、安定性に期待
今回の結果もモーターによる個体差はあるので、あくまでも参考程度にはなってきます。
回転数の伸び率を比較しても、9vの乾電池だけの結果と変わりはありません。
しかし最初に低い電圧でブラシを少し削ったことで、回転数の安定性には差が出てきそうです。
銅ブラシモーターは「高電圧で短時間」という慣らし方は変わりません。
しかしちょっとひと手間加えるだけでも、慣らしたモーターの性能は変わってきそうです。
慣らし方による違いは、走り方の比較も必要
銅ブラシモーターの慣らし方は「高電圧で短時間」。
この慣らし方を、今回は少しやり方を変えて実践してみました。
今回は本慣らしの前に、ひと手間加えてから高電圧で慣らしを実行。
アトミックチューン2 | トルクチューン2 | ライトダッシュ | |
---|---|---|---|
慣らし前 | 19218 | 18733 | 17522 |
慣らし後 | 22285 | 21479 | 21237 |
前回 | 17522→21721 | 15907→18733 | ー |
その結果慣らし前後の回転数の伸び率は、前回と変わらずしっかり上がっていました。
モーターの回転数については、個体差もあるので比較がむずかしいです。
特に今回のLDモーターについては、慣らし前から期待できないモーターでした。
しかし回転数の伸び率を比較した場合、どのモーターもそれなりの結果を得ることはできました。
あとは実際にコースで走らせた時、慣らし方によって走りも変わってくるのかが気になる部分です。
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