ミニ四駆をはじめる上で欠かせないのが、「マシンキット」。
それでも今のミニ四駆は、シャーシやボディによって何十種類ものマシンキットがあります。
この記事では、いまミニ四駆をはじめるのならこのキットで間違いないというものを厳選。
中でも初心者におすすめなのは、「スターターパック」になってきます。
✅初心者におすすめのマシンキット
ぼく自身、ミニ四駆をはじめたばかりの頃は、
どのマシンを選べばいいんだろう?
と悩んだ経験があります。
なのでこの記事では、
「ここで紹介するキットなら大丈夫!あとは好みのデザインで選んで!」
という部分まで落とし込んでいます。
さらに記事の中では、ミニ四駆をはじめる時に買うものやスターターパックの違いについても紹介しているので参考にしてください。
ミニ四駆をはじめる時に買うもの
キット(マシン)
まず必要になってくるのが、ミニ四駆のメインともなってくる「マシンキット」です。
マシンといっても、ボディデザインやシャーシ、各マシンの特徴によって種類はさまざま。
なので1番選択肢が多く迷ってしまうのは、マシン選びになってきます。
そんな数あるマシンの中から選ぶ場合、まずは自分が気に入ったマシンを選ぶのが1番。
それでも選びきれなかった場合は、最新のマシンや初心者向けなシャーシから選ぶのが良いです。
1番選択肢が多くて悩んでしまう、ミニ四駆を始めるためのマシン選び。
まずは気に入った1台を選んで、とにかくミニ四駆を組み立てて始めてみるのがおすすめです。
初心者におすすめのシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
工具
ミニ四駆の組み立てには、「工具」が必要になってきます。
まずマシンの組み立てに必要となってくるのが、パーツを切り離すための「ニッパー」。
そしてローラー類を取り付けるためには、2mmビス対応の「プラスドライバー」が必要になります。
他にもいろいろマシン改造していく上では、ヤスリやピンセット、場合によってはリューターなども必要に。
ただマシンの組み立てをする上では、ニッパーとプラスドライバーがあれば十分。
パーツの切り離しについては、仕上がりを気にしないのであれば手作業でも可能。
なので最悪、プラスドライバーだけ用意できればミニ四駆の組み立ては可能になってきます。
おすすめの工具については、こちらの記事で紹介しています。
電池
組み立たマシンをコースで走らせるためには、「電池」も必要になってきます。
ミニ四駆で使う電池は、単3電池が2本。
最近のマシンキットはモーターが付属しているのがほとんどなので、あとは電池があれば組み立てたマシンを走らせることができます。
ミニ四駆用の電池にも、使い捨ての「アルカリ電池」と充電してくり返し使える「ニッケル水素電池」があります。
まず組み立てたマシンを走らせるのであれば、アルカリ電池でも十分。
ただ最終的には、充電で繰り返し使えることのできるニッケル水素電池を用意するのがおすすめになります。
充電器も機能によって価格帯もさまざまですが、初心者でも扱いやすい充電器がそろっています。
おすすめの充電器については、こちらの記事で紹介しています。
パーツ
ミニ四駆の楽しみとしては、「パーツ(GUP)」によるマシン改造があります。
ミニ四駆をコースで走らせるほど、もっと速いマシンにしたいという欲が出てくるもの。
- もっとマシンを速くしたい→モーターの変更
- コースアウトしてしまう→FRPやマスダンパーの追加
- 速度を抑えたい→ブレーキの追加
使うマシンや走らせるコースによって改造が変わってくるのが、ミニ四駆のむずかしい部分。
マシンに必要なパーツの追加によって、自分のマシンをどんどん進化させていくことができるのがミニ四駆になってきます。
改造におすすめのパーツについては、こちらの記事で紹介しています。
おすすめはスターターパック
スターターパックとは
ミニ四駆をはじめるためには、マシン以外にもいろいろと用意するものがあります。
そんな中で、「これからミニ四駆をはじめる人」に最適なマシンキットなのが「スターターパック」です。
スターターパックとは、マシンとパーツ、組み立て用の工具がセットになったオールインワンタイプのマシンキット。
3種類のシャーシとボディによって、特徴も変わってきます。
通常のマシンキットの場合、セットになっているのはマシン本体とノーマルモーターくらい。
改造パーツや組み立て用のプラスドライバーなどは、別で準備する必要があります。
スターターパックでは、マシンだけでなくパーツと工具もセット。
なので、とても初心者向けなキットになっているのが大きな特徴です。
スターターパックが初心者向けな理由
マシンとパーツがセット
スターターパックでは「マシンとパーツがセット」になっていることで、組み立てから改造まで行うことができます。
ミニ四駆の改造では、いろいろな改造用パーツが必要になってきます。
マシンの速度アップのためのモーターはもちろん、コースアウトしないための改造も必要に。
しかしパーツを準備するほど、費用がかかってきてしまいます。
さらにシャーシやマシンによって適合パーツも変わってくるので、失敗しないためには下調べも必要。
しかしスターターパックでは、各シャーシに適したパーツがセット。
取り付け方の説明書もあることで、初心者でも悩むことなく取り付けが可能になります。
マシンの組み立てから改造まで一通りの流れになっていることで、初心者でもはじめやすいのがスターターパックの特徴です。
コスパが良い
スターターパックでは必要最低限なパーツがセットになっていることで、コスパが良いのが大きなメリットになってきます。
スターターパック | GUPでそろえた場合 | |
---|---|---|
マシン(ラウディーブル) | 2420円 | 1210円 |
アトミックチューン2モーター | 0 | 462円 |
スーパーハードタイヤ | 0 | 286円 |
ブレーキセット | 0 | 396円 |
マスダンパー(6×6×14mm) | 0 | 440円 |
FRPフロントワイドステー | 0 | 286円 |
FRPリヤワイドステー | 0 | 330円 |
合計 | 2420円 | 3410円 |
※バランスタイプで比較した場合(税込)
スターターパックとパーツを買いそろえる場合で比較すると、約1000円もの差が出てきます。
もちろん、買いそろえるパーツによっても違いはあります。
しかしスターターパックの方が、コスパが良いのはあきらか。
マシンとパーツがセットになっているのは、費用面でも大きなメリットになってきます。
プラスドライバーが付属
スターターパックの中には、「ミニ四駆用のプラスドライバーがセット」になっているものもあります。
ミニ四駆の組み立てで必要になるのが、ニッパーとプラスドライバー。
パーツの切り離しは手作業でも可能ですが、ビス留めについてはプラスドライバーがないと不可能に近いです。
MAとARのスターターパックの中には、2mmビス用のプラスドライバーが付属しています。
グリップ部分はコンパクトですが、ミニ四駆の組み立てや改造には問題ない使い心地。
組み立て用のプラスドライバーが付属していることで、スターターパックひとつでマシンの組み立てをはじめることができます。
スターターパックを比較
MA パワータイプ | AR スピードタイプ | FM-A バランスタイプ |
MAシャーシ | ARシャーシ | FM-Aシャーシ |
トルクチューン2モーター | レブチューン2モーター | アトミックチューン2モーター |
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スターターパックMA パワータイプ(ブラストアロー)
スターターパックの中で、もっともパワー(トルク)重視のマシンが「MAシャーシのパワータイプ」です。
MAシャーシのスターターパックは、初心者にも1番におすすめできるマシンキット。
他の2種類のスターターパックとの違いのひとつが、両軸モーターを使うMAシャーシという部分。
駆動関係のむずかしさもないので、MAシャーシは初心者向けのシャーシともいわれています。
MA パワータイプのメリット
- 初心者にも使いやすいMAシャーシ
- 立体コースに最適なトルクチューン2モーター
- ドライバーもセットでそのまま組み立て可能
MA パワータイプの気になるポイント
- ボディやシャーシの重さがある
初心者にも使いやすいMAシャーシのマシンというのが、1番のポイント。
スターターパックの中でもどれが良いか選べない場合は、MAのパワータイプを選んでおけば間違いありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆PROシリーズ ミニ四駆スターターパック MA パワータイプ ブラストアロー
スターターパックAR スピードタイプ(エアロアバンテ)
もっともスピードに特徴があるのが、「ARシャーシのスピードタイプ」になります。
リヤモータータイプのARシャーシということで、1番ミニ四駆らしいデザインのマシン。
付属のモーターも、回転数が高く最高速の伸びやすいレブチューン2モーターになっています。
AR スピードタイプのメリット
- 最高速の伸びやすいレブチューン2モーター
- サイドマスダンパーによって制振性が高い
- ドライバーも付属で組み立てしやすい
AR スピードタイプの気になるポイント
- レブチューン2は立体コースに不向き
ARシャーシに付属のパーツ類も、マシン改造をしていく上では使いやすいパーツ。
しかしセットのモーターがレブチューン2モーターということで、トルクの必要な立体コースとの相性はあまり良くありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆REVシリーズ スターターパックAR スピードタイプ (エアロ アバンテ)
スターターパックFM-A バランスタイプ(ラウディーブル)
スピードやパワーでのバランスが特徴的なのは、「FM-Aシャーシのバランスタイプ」になります。
実車系のラウディーブルボディながらも、アトミックチューン2モーターでバランスが良いのが特徴。
フロントモーターのFM-Aシャーシで、どんなコースでも走らせやすいマシンになっています。
FM-A バランスタイプのメリット
- バランスのとれたアトミックチューン2モーター
- 駆動効率の良いFM-Aシャーシ
- 他2つとは違った取り付け方もポイント
FM-A バランスタイプの気になるポイント
- プラスドライバーが付属していない点には注意
最新のFM-Aシャーシ採用のマシンということで、ギヤ周りの駆動効率の良さなどは使いやすい部分。
細かいパーツの取り付け方や、プラスドライバーが付属していない部分が他の2種類とは違ってくるポイントになります。
商品リンク:タミヤミニ四駆REVシリーズ スターターパッ FM-A バランスタイプ (ラウディーブル)
けっきょく初心者向けなキットは?
初心者におすすめは「MAのスターターパック」
初心者におすすめできるキットは、「MAシャーシのスターターパック」になります。
スターターパックで使用されているシャーシは、3種類。
中でもMAとFM-Aの2種類は、初心者におすすめなシャーシにもなっています。
さらに両軸モーターのMAシャーシの場合、FM-Aシャーシと違ってギヤ周りのむずかしさがありません。
方軸モーターのFM-Aシャーシの場合、ギヤ周りの調整としてプロペラシャフトも関係してきます。
なので、駆動の調整が必要となる場合も。
コースを走らせる上でむずかしさのないMAシャーシは、初心者が扱うシャーシとしてもおすすめ。
改造もしやすいので、ずっと使い続けることもできます。
方軸シャーシなら「FM-Aのスターターパック」
方軸シャーシのマシンとしては、「FM-Aのスターターパック」もおすすめです。
方軸モーターのシャーシのため、ギヤ周りの扱いやすさとしてはMAシャーシに及びません。
しかしMAよりも最新のシャーシということもあり、しっかりと仕上げればマシンとしても速くなってきます。
さらにMAシャーシとの違いは、シャーシの重さ。
ミニ四駆の速さは重さも関係してくるので、しっかりとした作りのMAシャーシよりも軽いのはメリットにもなってきます。
最新のシャーシはパーツの取り付けがしやすく、改造の幅も広い。
汎用性の高いFM-Aシャーシの場合、スターターパック後の改造でも使いやすいです。
初心者におすすめのマシンキット まとめ
初心者におすすめのマシンキット
- 加速重視なら→「MAスターターパック」
- スピード重視なら→「ARスターターパック」
- バランス重視なら→「FM-Aスターターパック」
もちろん、スターターパック以外のマシンを選んでミニ四駆をはじめるのもOK。
ただし改造効率やコスパの良さでは、スターターパック以上のものはありません。
スターターパックと似たようなキットに、アドバンスパックもあります。
ただしこちらはセット内容が中級者以上向けになっているので、初めての場合はむずかしさも。
なのでミニ四駆をはじめる時のマシン選びで迷ったときは、スターターパックを選んでおけば間違い無し。
あとは、好みのパーツで改造を進めていけば良いだけになってきます。
アドバンスパックについては、こちらの記事で紹介しています。
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