今のミニ四駆に欠かせないのが、ポリカボディ。
ボディとして、プラボディに比べて軽いのはもちろん。
スプレー塗装をすることで、オリジナルなボディに仕上げることができます。
✅この記事の内容
- ポリカ用スプレーの使い方
- 塗装前の準備
- ポリカボディのスプレー塗装手順
- 塗装後の仕上げ
この記事では、ポリカボディのスプレー塗装について。
塗装前の準備や、スプレー塗装のやり方について紹介します。
ポリカボディのスプレー塗装は、しっかり手順を踏めばむずかしくありません。
- ポリカボディの洗浄
- 必要に応じてマスキング
- 濃い色をボディの裏側から塗装
- マスキングをはがしながら明るい色
- 最後に裏打ち
- 透明な保護フィルムをはがす
- ステッカーなどで仕上げ
スプレー塗装で重要なのは、一度に塗ろうとしないこと。
しっかり距離を取って、薄く塗り重ねていくことで失敗は少なくなります。
またポリカボディの場合は、プラボディとは手順が逆になる点にも注意。
色を入れる順番だけでなく、塗料を吹きかけるのもボディの裏側になってきます。
スプレー塗装が初めての人や苦手な人には、ポリカボディのラップ塗装というかんたんな塗装方法もおすすめです。
ポリカボディのラップ塗装については、こちらの記事で紹介しています。
ポリカ用スプレーの使い方
ポリカボディで使用するスプレー
ポリカボディのスプレー塗装の場合は、ポリカボディ用を使用していきます。
ミニ四駆のボディ塗装で多いのは、ポリカーボネート製のボディ。
プラボディに比べて軽いので、多くのマシンに使われています。
そんなポリカボディの塗装の場合使うのは、ポリカ用のスプレー。
プラボディ用のスプレーとは違い、「PS」で始まるのがポイントになります。
ポリカボディの塗装では、ポリカボディ用のスプレーを使う点に注意が必要です。
スプレーを使う時の注意点
塗装用の缶スプレーを使うときは、扱い方にも注意が必要です。
缶スプレーの使い方については、どのスプレーでも注意点は同じになってきます。
1番大切なのは、スプレー使用前によく振ること。
使っていない状態のスプレー缶の中では、塗料が下の方に溜まっている状態。
なので使用前に缶を振って、塗料を撹拌させる必要があります。
塗装前に缶をよく振って、中の塗料を混ぜ合わせることが重要になってきます。
さらに塗装ムラをなくすためにも、スプレーの拭き始めと拭き終わりは塗装する部分から外して吹き付けないようにしていきます。
スプレー塗装の基本
ポリカボディのスプレー塗装では、吹き付ける時の距離と速さが大事になってきます。
吹き付け方としては、ボディから20cm程度スプレーを離して吹き付け。
スプレーの距離が近すぎると、吹き付けた部分の塗料が垂れてきてしまいます。
逆にボディから遠すぎてしまっても、ボディに付着する前に乾燥。
塗り付けも悪くなるので、塗装した表面が荒れてしまいます。
スプレー塗装する際は、適度な距離でボディから離れた場所からスタート。
そして塗る面の上を通過するように、スプレーを進めていきます。
スプレー塗装は、一度に全部塗ろうとせずに重ね塗りが基本。
薄く何度も塗り重ねていくイメージで塗装していきます。
塗装前の準備
塗装前にボディをカット
ポリカボディの塗装をする際は、先にボディのカットをしておくのがおすすめです。
ポリカボディをマシンに使用する場合、塗装だけでなくマシンや改造に合わせたカットも必要。
シャーシやパーツに干渉する部分を切り落とすことで、マシンとしての見た目もすっきりと仕上げることができます。
ポリカボディの場合は、塗装前にボディをカットをする方がカットラインも見やすいです。
カットラインが見えることで、シャーシにも合わせやすくなります。
塗装済みのポリカボディの使用などではない限り、塗装前にカットを終わらせておくのがおすすめです。
ポリカボディのカットについては、こちらの記事でも紹介しています。
塗装前にしっかり洗浄
スプレー塗装を始める前に、ポリカボディを一度キレイに洗っておくことも大切になってきます。
新品で開封直後のポリカボディでも、小さなゴミや手の脂などが付いています。
製造過程での小さなゴミや汚れが、よく見ると付着している場合も。
なのでそのまま塗装を始めてしまうと、キレイな仕上がりにはなりません。
塗装の仕上げを良くするためにも、スプレー塗装の前に中性洗剤などでボディを洗浄。
洗った後も、水滴の跡などが付かないようにしっかり乾燥させることが大切です。
テープやステッカーでマスキング
ボディの洗浄が終わったら、ボディの塗分けをするためのマスキングをしておきます。
ポリカボディにデザインをつけたい場合に必要となるのが、マスキング。
マスキングテープを切り出し、塗り分けする部分や模様に合わせて貼り付けておきます。
キャノピー部分のマスキングの場合、付属のステッカーをそのまま使うのもおすすめ。
また今はマスキング用のステッカーも売られているので、そちらを使うことでむずかしさを減らすこともできます。
重要なのは、マスキングした部分は綿棒などでしっかりと貼り付けておくこと。
スプレー塗装をした時に、塗料が滲み込まなくする必要があります。
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ポリカボディのスプレー塗装手順
1,ボディの裏側から濃い色で塗装を始める
ポリカボディのスプレー塗装は、普通のプラボディなどとは違い裏側から塗装していきます。
最初は、「ブラック」などの濃い色から塗装を始めていきます。
今回の塗装では、「ラメフレーク」も使用。
その場合ブラックより前に吹きかけておき、そこからブラックを入れていきます。
スプレー塗装全般の注意点として、一度に塗ろうとしないこと。
薄く何度も重ねて塗っていくことを意識してスプレー塗装を行なっていきます
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商品リンク:タミヤ ポリカーボネートスプレー No.53 PS-53 ラメフレーク 86053
2,マスキングを剥がして明るい色
濃い色の塗装が乾いたら、マスキングをはがしながら明るい色を入れていきます。
この場合も、マスキング部分だけを塗ろうとしないことが大切。
マスキング部分だけを塗ろうとすると、塗料が厚くなり失敗の原因に。
塗装のムラをなくすためには、一箇所に塗料を偏らせすぎないことが大切。
塗装する部分の上を通過するように、スプレーを動かしていきます。
明るい色をグラデーションにしていく場合も、濃いめの色から順番に塗っていきます。
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3,裏打ちしてポリカボディの裏透けをなくす
ポリカボディの場合、最後に裏打ちをすることで仕上がりも変わってきます。
同じフロストレッドでも、裏打ちするカラーによって見た目が変化。
明るめに仕上げる場合は、ホワイトやシルバーなどの明る目の色。
逆に暗めに仕上げる場合はブラックなどで裏打ちすることで、ポリカボディの色透けも抑えられます。
フロストカラーの場合、フロスト系の色を使ってあえて裏打ちしないという方法もあります。
裏打ちする色によって仕上がりの色が変わってくるので、仕上げたいイメージでカラーを選ぶことが必要です。
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商品リンク:タミヤ ポリカーボネートスプレー No.41 PS-41 ブライトシルバー 86041
ポリカボディの裏打ちカラーについては、こちらの記事で紹介しています。
塗装後の仕上げ
透明な保護フィルムをはがす
スプレー塗装が完了ししっかり乾燥させた後は、透明な保護フィルムをはがしていきます。
ポリカボディの表面には、透明な保護フィルムが貼られています。
このフィルムのおかげで、塗装した時のボディ表面への塗料の付着も守られている状態。
なので塗装が終わってステッカーなどで仕上げる前に、フィルムをはがしておく必要があります。
はがし方としては、ボディの端から薄い1枚をはがしていくだけ。
このフィルムにスプレーの塗料も付着しているので、はがすことによってボディ表面の色合いも大きく変わってきます。
ステッカーなどでボディを仕上げる
最後にステッカーなどを貼って、ポリカボディを仕上げていきます。
ポリカボディ付属のステッカーは、粘着力が強め。
なのでシワが発生しやすいので、可能であれば1回でしっかりと貼ることが望ましいです。
ステッカーでのドレスアップなどが終わったら、実際のマシンにボディを合わせていきます。
ボディのカットの際に取り付ける位置も合わせておくことで、完成もスムーズになります。
ポリカボディの固定については、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディのスプレー塗装 まとめ
ポリカボディのスプレー塗装も、しっかり手順を踏めばむずかしくありません。
- ポリカボディの洗浄
- 必要に応じてマスキング
- 濃い色をボディの裏側から塗装
- マスキングをはがしながら明るい色
- 最後に裏打ち
- 透明な保護フィルムをはがす
- ステッカーなどで仕上げ
スプレー塗装で重要なのは、一度に塗ろうとしないことです。
しっかり距離を取って、薄く塗り重ねていくことで失敗を少なくできます。
またポリカボディの場合は、プラボディとは手順が逆になる点にも注意。
色を入れる順番だけでなく、塗料を吹きかけるのもボディの裏側です。
塗装におすすめのポリカボディについては、こちらの記事で紹介しています。
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