今のミニ四駆コースに欠かせないのが、「ブレーキセッティング」。
ミニ四駆のブレーキといっても、ブレーキによって種類や厚みもいろいろあります。
大切なのは、そんなブレーキの種類や使い方を把握すること。
これによって、コースでのマシンセッティングの幅も広がってきます。
✅この記事の内容
- ブレーキスポンジの種類
- おすすめのブレーキは?
- ブレーキセッティングのコツ
- ブレーキの効かせ方
この記事では、ミニ四駆のブレーキについて。
ブレーキの種類と、その中でもおすすめのブレーキ。
さらにセッティングのコツや効き方の違いについても紹介します。
ミニ四駆のブレーキの中でのおすすめはこちら。
DBやスロープなど、立体コースが主流の現代ミニ四駆ではブレーキが欠かせません。
そんなブレーキだからこそ、種類や使い方によって大きく差が出てきます。
ミニ四駆のブレーキの役割としては、マシンの速度制御やジャンプ姿勢のコントロール。
またブレーキの厚みや貼る位置などによっても、マシンの走りは変わってきます。
まずブレーキを使い始める目的は、マシンの速度制御。
白ブレーキは効きが強いので、マシンの速度をしっかり抑えることができます。
そしてブレーキセッティングに慣れてきたら、青ブレーキも併用。
マシンの速度制御だけでなく、ジャンプ姿勢の制御などもブレーキの役割になってきます。
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ブレーキスポンジの種類
ブレーキスポンジの色による強さ
ミニ四駆のブレーキは、ブレーキスポンジの種類や材質によって効き具合が変わってきます。
2024年現在、タミヤから市販されているスポンジブレーキは5種類。
緑 | 青 | 黒 | 白(赤) | 灰 | |
---|---|---|---|---|---|
画像 | |||||
厚み | 約3mm | 約1,2,3mm | 約2mm | 約1,2,3mm | 約2mm |
効き具合 | 弱い | 弱い | 普通 | 強い | 強い |
※ブレーキの種類で比較した場合
それぞれのブレーキの色によって、効き具合も変わってきます。
実際に手に取ってみることで、それぞれのブレーキの硬さや滑りやすさの違いがあきらか。
このブレーキスポンジの材質による硬さや滑りやすさの違いが、ブレーキの効きに影響してきます。
2023年に赤→白に変更
2023年1月から、赤ブレーキは白ブレーキに変更されています。
これまでは「赤ブレーキ」として発売されてきたブレーキも、2023年からは「白ブレーキ」として発売。
ただタミヤ公式の情報としては、これまでの赤ブレーキと同じ扱いになっています。
しかし実際に使ってみると、触り心地としては従来の赤よりは白の方が滑りやすい印象。
この材質による違いによって、ブレーキとしての効き具合にも違いを感じます。
FRPリヤブレーキステーセットに付属のブレーキも、現在は白ブレーキに変更。
ブレーキとしての違いはありますが、これからは白ブレーキに合わせたマシンセッティングが必要になってきます。
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おすすめのブレーキは?
まずは効きの強い「白ブレーキ」
ミニ四駆用のブレーキとして、まずおすすめになってくるのは「白ブレーキ」です。
ミニ四駆を始めた当初に必要となってくるのが、マシンの速度制御。
速度超過でコースアウトしないためには、マシンの速度を抑える必要があります。
マシンの速度を抑えるためには、より効きの強いブレーキが必要。
なのでいくつかあるブレーキの中でも、白ブレーキが効きが強いのでおすすめです。
効きの強さでいえば、灰色のブレーキも効きが強いです。
しかし灰色ブレーキは、ブレーキスポンジの厚さが2mmだけ。
白ブレーキであれば1〜3mmまであるので、マシンやコースに合わせた調整もしやすくなってきます。
ミニ四駆のブレーキを取り付ける場合、まずは効きの強い白ブレーキから使い始めるのがおすすめです。
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使い慣れたら「青ブレーキ」もおすすめ
白ブレーキに続いておすすめになってくるのは、「青ブレーキ」です。
青ブレーキは、白ブレーキに比べてもブレーキとしての効きは弱いです。
なので速度制御の部分だけみると、そこまでの効果はありません。
しかし青ブレーキの場合、白ブレーキではできない微調整が可能。
青ブレーキを当てることで、マシンの多少の減速はもちろん。
ブレーキの当て方によっては、マシンのジャンプ姿勢を整えることもできます。
青ブレーキの使い方としては、速度制御よりも流して走るイメージ。
多少の減速はするものの、青ブレーキでマシンの姿勢制御や安定性を増す走り方にすることができます。
白ブレーキ同様、3種類の厚さがあるのでマシンに合わせて調整しやすいのもポイントです。
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ブレーキを加工して使う
おすすめのブレーキとしては、ブレーキスポンジを加工した使い方もおすすめです。
ミニ四駆のブレーキには、加工することで効き具合を変える使い方も。
そのひとつになってくるのが、「圧縮ブレーキ」。
アイロンなどで熱圧縮することで、ブレーキスポンジを縮ませてブレーキの効きを上げるやり方です。
ブレーキ自体の厚みは薄くなりますが、同じブレーキでも効き具合が大きく変わってきます。
他にも電熱線でラインを入れてブレーキの効きを強める、「讃岐ブレーキ」も。
同じブレーキでも、使い方を工夫することでマシンの走りに大きく影響してきます。
加工ブレーキについては、こちらの記事で紹介しています。
ブレーキセッティングのコツ
バンクスルー
ブレーキセッティングをする上で大切になってくるのが、「バンクスルー」です。
「バンクスルー」とは、角度のあるバンクセクションだけブレーキを当てないようにする調整。
スロープやDBなどではブレーキを当てて、マシンの速度を制御。
しかしバンクでブレーキが当たると大きな減速になってくるので、バンクの角度では効かないようにブレーキの調整をする必要があります。
バンクスルーの方法としては、バンクとスロープの角度の違いを利用。
バンクとスロープでは傾斜角(R)が違っているので、ブレーキ用のプレートやブレーキ自体を斜めにすることで調整することができます。
バンクスルーは、ミニ四駆のブレーキセッティングをする上では必要な調整になってきます。
バンクスルーについては、こちらの記事でも紹介しています。
剥がれないブレーキの貼り方
コースでマシンを走らせる時、貼ったブレーキが剥がれないようにすることも大切になってきます。
ブレーキを剥がれにくくする方法には、人によっていくつもの方法があります。
- 両面テープでしっかり貼り付ける
- マルチテープでブレーキの先端を隠す
- ブレーキの角をハサミで切り落としておく
せっかく貼ったブレーキが剥がれてしまうと、マシンの速度制御も姿勢の制御もできなくなってしまいます。
また剥がれかけたブレーキの状態で走ると、大きな減速の原因にも。
コースで走らせる時には、ブレーキが剥がれないようにしっかりと固定していくのも大切になってきます。
ブレーキの貼り方については、こちらの記事で紹介しています。
ブレーキのこまめなチェック
ブレーキの効きを落とさないためには、コースで走らせた後のブレーキの確認も大切になります。
マシンがコースで走った後、ブレーキはコース内のホコリやゴミが付着。
ミニ四駆のブレーキは、くり返し使うほど汚れて効き方も変わってきます。
ブレーキとして機能させるためにも、こまめなチェックが必要です。
そんな汚れたブレーキも、多少の汚れであれば拭き取って落とすことが可能。
コースで走らせながら、ガリウムクリーナーやユニクリーナーなどで汚れを拭き取ることが大切です。
ただ、マシンの安定した走りのために使っているブレーキ。
ずっと使い続けて汚れている場合は、新しいものに貼り替えるのがおすすめです。
おすすめのクリーナーについては、こちらの記事で紹介しています。
ブレーキの効かせ方
ブレーキの厚さによる違い
ミニ四駆のブレーキは、スポンジの厚さによって効き具合が変わってきます。
ブレーキがもっともよく効くのは、コースに対して「面」で当たった時。
これはブレーキが厚い方がコースにしっかり当たり、摩擦を起こしてくれるため。
逆に薄いブレーキの場合、コースに対して「点」で当たってしまうことになります。
よく使われる白や青のブレーキには、1mm,2mm,3mmのように3種類の厚みがあります。
このスポンジブレーキの場合、厚みのある方が効き具合としては強くなってきます。
使ってるブレーキの種類によっても変わりますが、厚みだけで考えた場合はブレーキは厚い方が効きが強くなってきます。
ブレーキの高さによる違い
ブレーキを取り付ける高さによっても、ブレーキの効き具合は変わってきます。
シャーシの高さに対して、低いブレーキを取り付けている場合。
地上高1mmギリギリにブレーキの高さを持ってくる方が、ブレーキはしっかり効いてきます。
逆にブレーキに高さがある場合。
ブレーキがコースと当たりづらく、コースのレイアウトによっては効く場所と効かない場所も出てきてしまいます。
このようにブレーキステーの高さを変更することで、ブレーキの効き具合を変えていくことも可能。
マシンの「速度を落としたい」のか「姿勢を制御したい」のかでも、ブレーキの高さ調整は変わってきます。
ブレーキを貼る位置による違い
ミニ四駆のブレーキは、ブレーキを貼る位置によっても効き具合が変わります。
ミニ四駆でブレーキがよく使われるのは、フロントかリヤ。
フロントとリヤで比較した場合、フロントブレーキの方がよく効いてきます。
フロントブレーキの場合は、これからマシンが進む方向へのブレーキ。
ブレーキがコースに接触してから、マシンが進んでいきます。
それに対してリヤブレーキは、マシンが進んでいる中でコースに接触。
マシンが進む力を抑えるという意味では、リヤ側よりもフロント側の方が効果が大きいです。
これと同じように、同じリヤ側でもブレーキの効きに違いが。
シャーシに近い位置と遠い位置でもブレーキの効き方は変わってくるので、ここもコースに合わせてのセッティングになってきます。
おすすめのブレーキ まとめ
ミニ四駆のブレーキの中で、おすすめになってくるのはこちらです。
DBやスロープなど、立体コースが主流の現代ミニ四駆ではブレーキが必須。
そんなブレーキだからこそ、種類や使い方で大きく差が出てきます。
まず最初にブレーキを使い始める目的は、マシンの速度制御。
なので白ブレーキであれば効きが強いので、マシンの速度をしっかり抑えることができます。
そしてブレーキセッティングに慣れてきたら、青ブレーキも併用。
マシンの速度制御だけでなく、ジャンプ姿勢の制御などもブレーキの役割になってきます。
商品リンク:ブレーキスポンジセット (1/2/3mm ホワイト) 15492
商品リンク:ブレーキスポンジセット マイルド 1/2/3mm ブルー 15512
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コメント
1mm青ブレーキの消費量が多いのは自分だけじゃないハズw
わかりますw