ミニ四駆で必要となってくるのが、マシン改造のためのパーツの追加です。
どうせマシンを速くするのであれば、できるだけ効率の良い改造をしていきたいもの。
しかし1500円という限られたパーツの中で、必要となるパーツは何なのかがむずかしいです。
✅この記事の内容
- 最初に必要なパーツは、キャップスクリューと皿ビス
- 直FRPを使って、フロントのブレーキプレートを取り付け
- スーパーX用FRPで、引っかかり防止プレートを取り付け
この記事では、B-MAXマシンに追加した1500円分の改造について。
実際にコースで走らせたことで感じた、マシンの改善点。
引っかかり防止やブレーキプレートの取り付けについても紹介します。
ミニ四駆を改造する時に大切になってくるのは、自分のマシンに今何が必要なのかを知ることです。
実際にマシンをコースで走らせる中で、足りない部分や必要な部分が出てくるはず。
そこに対して新しいパーツを追加していくことが、重要になってきます。
今回追加した、1500円分のパーツはこちらです。
最初のパーツ代では収まらなかった、キャップスクリューや皿ビス。
さらにマシンをシェイクダウンしたときに感じた、ブレーキや引っかかり防止のためのプレートも追加しています。
座グリ以外の加工ができないB-MAXレギュレーションの中では、プレートの取り付け方にも工夫が必要でした。
結果的に、引っかかり防止としてのプレートの取り付けは1段下げることになりました。
しかしこれによって、ブレーキが課題だったマシンにとっては、リヤブレーキとしても使える形ともなっています。
最初に必要なパーツは、キャップスクリューと皿ビス
必要だったのが、ビス類の見直し
ビス類の改造の必要性は、B-MAXマシンを作る時から感じていました。
フロントローラーの取り付けに使っている、ビスの強度面の不安。
シャーシとFRPプレートを取り付けている、ビス頭の飛び出しなど。
最初のパーツ代ではB-MAXマシンが走れるように、一通りのパーツを取り付けるのが目的でした。
なので追加となる今回のパーツ代1500円の中に、必要となってくるビスを含めて考えていきました。
キャップスクリューで強度アップと、湯呑スタビとして取り付けが可能に
まずフロントとリヤのローラーの取り付けに必要だったのが、「キャップスクリュー」でした。
キャップスクリューのビスは、通常のステンレス製のビスの1.5倍の強度。
なのでマシンを走らせていて負荷のかかる、ローラー取り付け用のビスは替える必要があると考えていました。
マシンを走らせる中での負荷だけでなく、コースアウトした時にビスが曲がったりすることを防ぐ意味でも。
なので前後ローラーの取り付け用ビスを、通常のビスからキャップスクリューへ変更しました。
それに合わせて、ハイマウントチューブスタビの取り付け方も変更。
セットになっていたロックナットのおかげで、これまでの湯呑スタビのような取り付けが可能になりました。
現代ミニ四駆に必要な、座グリ加工と皿ビス使用
そしてもう1つ変更が必須だったのが、皿ビスです。
現代ミニ四駆では、人やコースを傷つけない意味でも必要となっている皿ビス加工。
座グリ加工には、タミヤから出ている「2mm皿ビス穴加工ビット」を使用しています。
この加工と皿ビスによって、プレートなどからネジ頭が飛び出ることもありません。
さらに皿ビス加工をしたことで、プレートの加工ができないB-MAXレギュにおいてはマシンのセッティングもしやすくなりました。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ No.130 2mm 皿ビス穴加工ビット 電動リューター用 プラモデル用工具 74130
直FRPを使って、フロントのブレーキプレートを取り付け
フロントブレーキが必要だったという経験からの改造
ビス類の次に見直しが必要だったのが、前後のブレーキでした。
特にフロントには、ブレーキを貼り付けられるようなプレートが必須。
B-MAXマシンのシェイクダウンの時に、ブレーキセッティングの必要性を感じたからこそです。
もしフロントにブレーキを取り付けることができていたら。
マシンの走りをもう少しコントロールできていたのではという、経験からの考えです。
そのために「FRPマルチ補強プレート」を使って、フロントブレーキ用のプレートを取り付けました。
皿ビス加工をすることで、ブレーキも真っ直ぐに貼り付け可能
ブレーキ用プレートの取り付けでも必須になってくるのが、皿ビス加工です。
座グリ加工をして皿ビスを取り付けることで、ブレーキスポンジも真っ直ぐに貼りつけることができます。
シャーシと取り付けるFRPプレートの穴を、座グリ加工。
そこから25mmの皿ビスを、シャーシを貫通させるように取り付けています。
そのビスへ、フロントのマスダンパーもいっしょに取り付けています。
スーパーX用FRPで、引っかかり防止プレートを取り付け
引っかかり防止があれば防げたコースアウト
B-MAXマシンのシェイクダウンで必要性を感じたのは、引っかかり防止プレートの存在です。
タイヤとローラーの間が、コースの壁に引っかかることを防止するためのプレート。
最初のパーツ代では収まりきらなかったのもあり、今回のパーツで追加しました。
使用したのは「スーパーXシャーシ用のFRPプレート」。
引っかかり防止プレートとして、いろいろなシャーシでも使われているのがこのFRPプレートになります。
今回はこのFRPプレートを座グリ加工して、引っかかり防止プレートとして皿ビスで取り付けました。
B-MAXレギュの中での改造のむずかしさ
引っかかり防止プレートを取り付ける上で、マシンのセッティングに合わせて付け方を考える必要がありました。
最初はリヤのブレーキステーといっしょに、シャーシに取り付けようと。
しかし取り付けようとしてみると、プレートの位置がタイヤギリギリ。
さらにプレートとリヤローラーとの間隔が開きすぎるため、引っかかり防止の意味も無いので断念。
そしてプレートの穴を1つ後ろ側で取り付けようとする場合、リヤブレーキステーを取り付けているビスとも干渉。
本来であればプレートを削るなどの加工をして、干渉しないように調整すれば良いだけの取り付け。
しかしB-MAXレギュの中で作るマシンでは、引っかかり防止プレートの取り付けだけでも工夫が必要でした。
引っかかり防止とブレーキ用のプレートにもなる取り付け
パーツの取り付けを考えた結果、引っかかり防止プレートをブレーキ用のプレートとしても使えるような取り付けになりました。
リヤブレーキステーを、皿ビスでシャーシに付けられれば出て来なかった問題。
しかし1番短い8mmの皿ビスでも、上側のボールリンク用のビスを取り付けることができませんでした。
なのでリヤブレーキステーはこれまで通り、トラスビスでシャーシに固定。
そしてトラスビスのネジ頭に干渉しないように、皿ビスに1.5mmのナットを挟んで、そこへ引っかかり防止プレートを取り付けました。
これによってトラスビスとの干渉を避け、引っかかり防止プレートを取り付け。
さらに高さが1段下がったことで、プレートにブレーキも貼れるようなセッティングとなりました。
パーツ1500円分でも、マシンの問題は解決できる
今回の改造で追加した、1500円分のパーツはこちらになります。
最初のパーツ代では足りなかったのが、現代ミニ四駆で必須となる皿ビス。
そしてマシンを走らせていて負荷のかかる、ローラー取り付け用のビスにキャップスクリューを。
フロント用のブレーキプレートの追加と、引っかかり防止の取り付け方の工夫によって、マシンのブレーキセッティングの幅も広がりました。
ミニ四駆の改造で大切なのは、今の自分のマシンに足りない部分、必要な部分を知ること。
実際にコースを走らせて、気付いた部分を補強していくのがミニ四駆になってきます。
今回は1500円分という限られたパーツでしたが、それだけでもマシンの問題点を改善していくことは可能です。
限られたパーツの中でも、マシンの走りを変えるためのセッティングはできます。
コメント