2025年のタミヤ公式大会、1発目となるのが「ミニ四駆グランプリニューイヤー」。
仙台大会から始まり、東京大会が開催。
今回は土曜日開催となる、東京大会Dオープンクラスに参加してきました。
✅この記事の内容
- ニューイヤーのマシンセッティング
- 2025ニューイヤー東京大会の結果
- 今大会の収穫と課題
この記事では、ニューイヤー東京大会Dの結果について。
当日のマシンセッティングと合わせて紹介します。
2025年1発目の公式大会の結果は、1次予選での敗退でした。
再チャレンジ権も当たり、2回走らせることができたニューイヤーのコース。
しかし2回とも、最内1コースの「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」でコースアウトしてしまいました。
- 1走目5コーススタート
- 1走目延々長蛇でコースアウト
- レース後再チャレンジ権GET
- 待機中限られたセッティング変更
- 2走目3コーススタート
- 2走目再び延々長蛇でコースアウト
2024年のジャパンカップから思い切って変更したセッティングが、コースアウトの原因にもなってしまいました。
この先もレイアウトとして出てくる可能性の高い、「ローリングライズ」や「ルーズロード」。
フロントアンダーローラーや壁ブレーキなどは、必要なセッティングになることを学ぶ機会になりました。
今回のマシンセッティングが、何かしらの参考になればと紹介しています。
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤー 東京大会
Wonderful Slither CIRCUIT2025
2025年最初の公式大会のコースは、「Wonderful Slither CIRCUIT2025」です。
ニューイヤー恒例の、干支をモチーフにしたコースレイアウト。
2025年は巳年ということで、蛇にちなんだセクションが数多く設置されています。
その中でも、コースアウトポイントになりそうなセクションがいくつか。
- 2連ドラゴンバックの「S-WAKE UP!!」
- スロープ(XL)
- ローリングライズ(フォール)の「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」
特にダブルDBとスロープは、マシンの速度域にも影響してきそうなセクション。
2連DBは、2週目以降の着地位置によってはコースアウトの確率アップ。
さらにXLスロープについても、試走動画などを見る限りかなりの飛距離が出ていました。
そして「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」とよばれるのが、ローリングライズ(フォール)とルーズロードの組み合わせ。
2024年のジャパンカップで猛威をふるったローリングライズ(フォール)に、コース幅が変わるルーズロードが間に追加されています。
- ブレーキの調整をして、マシンの飛距離を抑えるか。
- 2024年のジャパンカップ同様、ローラーの種類や高さでローリングライズ(フォール)を対策するか。
巳年らしいクネクネしたコースレイアウトで、マシンがどんな挙動になるかは実際に走らせてみないとわかりません。
2025年の公式大会1発目から、むずかしいマシンセッティングが必要なコースという印象でした…
ニューイヤーのマシンセッティング
ベースはジャパンカップマシン
2025年のニューイヤー東京大会に向けてのマシンは、ジャパンカップマシンをベースにセッティングを考えました。
当日のマシンセッティング
- シャーシ:MSシャーシ(MSフレキ)
- モーター:ハイパーダッシュモーターPRO
- ギヤ比:3.7:1
- タイヤ:23mm(ローフリクションタイヤ)
- フロント:ATスラダン
- リヤ:アンカー
前後のバンパーについては、ATスラダンとアンカーの組み合わせです。
フロントは、タミヤ製スライドダンパーを段下げして13mmローラーを取り付けています。
リヤは19mmローラーのアンカーで、ブレーキプレート部分だけ新しく付け替えました。
その分、フロントローラーのスラスト角をさらにキツくしてみました。
ジャパンカップマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
2連DBとXLスロープ対策
公式マシンのリヤを見直し…
実は以前から試したかった改造がありました!
それが「スキッドローラー」✨
以前グラスホッパーJr.を走らせた時に、何となく良さを感じたパーツ…マシンの安定性を上げるという部分でも、ありかなぁなんて妄想してます😁#ミニ四駆 pic.twitter.com/ioWBLvwE5b
— ムーチョ@ミニ四駆ブロガー (@mini4wdblog) January 19, 2025
2024年のジャパンカップからの変更点としては、リヤにスキッドローラーを追加したことがあります。
マシンの速度域はもちろん、ジャンプ時のマシンの姿勢も大切になるとスキッドローラーを追加しました。
スキッドローラーが有効ではないかと考えたのは、グラスホッパーJr.の試走をした時。
2連続スロープ上りに対して、大径タイヤという不利な状況でも安定した挙動を見せていたことからです。
その時の改造としては、素組み状態にGUPを足しただけ。
リヤにGUPのスキッドローラーを取り付けたことで、スロープでのジャンプも安定。
さらにジャンプ時の姿勢としても良かった印象がありました。
このスキッドローラーの効果を目の当たりにしたことで、使ってみようと考えました。
使用したスキッドローラー
今回使用したスキッドローラーについては、動画を参考にして簡易的に作れるものを採用しました。
使用したパーツとしては、カーボンマルチワイドリヤステーと520ベアリングです。
そして520ベアリングを接着し、マシンの高さに合わせて取り付けしています。
リヤスキッドローラーとしては、カーボンプレートを貼り合わせたりして作った方が強度も安定性も増してきそう。
しかし今回はとりあえず取り付けてみようと、動画を参考にしながら簡易的なスキッドローラーを取り付けました。
元々のブレーキプレートもリヤマルチから作っていたことから、かんたんに付け替えができたのも使いやすかったポイントです。
商品リンク:タミヤミニ四駆限定商品 HG カーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm) J-CUP 2024
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ 520ボールベアリング 4個セット
スキッドローラーについては、こちらの記事でも紹介しています。
2025ニューイヤー東京大会の結果
スラストだけでは延々長蛇を攻略できず
2025年1発目の公式大会は、1次予選での敗退となりました。
- 1走目5コーススタート
- 1走目延々長蛇でコースアウト
- レース後再チャレンジ権GET
- 待機中限られたセッティング変更
- 2走目3コーススタート
- 2走目再び延々長蛇でコースアウト
再チャレンジ権も当たり、結果的に2回走らせることができた2025ニューイヤー。
しかし2回とも、「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」の最内1コースでコースアウトしてしまいました。
レース前からむずかしいのがわかっていた、「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」の1コース。
最内ローリングライズからのルーズロードという、対策必須なセクションでした。
スラスト角をキツくすることでマシンに下向きの力を与え、ローリングライズ後の跳ね上がりを抑えられればと。
ニューイヤーのコースレイアウトを見ても、左周りのコーナーはほとんどなし。
ほとんどのコーナーが右回りだったので、左のフロントローラーの方が当たる回数は多いです。
なので右フロントローラーのスラストによる減速も、必要最低限にできると考えセッティングをしました。
しかしそれでも、ローリングライズではマシンが安定せず。
最内の「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」で、2回コースアウトすることになりました。
その場で対策できなかった
今回コースアウトポイントがハッキリしていたのにも関わらず、その場で対策できなかったのも悔やまれる部分になりました。
1回目のレースは、最内のローリングライズでコースアウト。
この時点で、「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」への対策が不十分だったのはあきらかでした。
そしてレース後、再チャレンジ権をGET。
参加時間までセッティング変更も可能でしたが、当日の持ち物でできるセッティング変更は限られてしまっていました。
そしてレース当日は使うことないだろうと、持ち込んでもいなかったのも大きな失敗に。
なので2回目のレースへ向けては、右のフロントにブレーキを貼り付け。
少しでもマシンの抑えになればと、ローラーに干渉しない範囲でブレーキスポンジを貼り付けて再チャレンジに臨みました。
ニューイヤーに向けたセッティングの不十分はもちろん、当日のセッティング変更の選択肢も限られてしまったのが今回の反省点です。
今大会の収穫と課題
スキッドローラーは効果あり
2回のコースアウトにはなりましたが、即席で取り付けたスキッドローラーについては効果が出ていそうでした。
スキッドローラーを取り付けた目的は、「2連DB」と「XLスロープ」での安定。
マシンがジャンプする時のマシン姿勢を、少しでも安定させるのが目的でした。
2024年のジャパンカップでは、「ダブルバウンシング」という2連続のバウンシングがありました。
実際に参加した際は、ダブルバウンシングでマシンの姿勢が乱れているのが印象に残っています。
そんな経験もあったので、今回は少しでもマシンを安定させるためにスキッドローラーを取り付けてみようという考えに。
結果からみれば、今回の2025年ニューイヤーでは2連DBは常に安定。
XLスロープでも着地が不安定になることはなく、飛距離としても問題ないマシンの挙動に。
今回のコースアウトポイントが、2回ともローリングライズだったこと。
この結果からも、個人的にはスキッドローラーについては取り付けて間違いではなかったと感じています。
特殊セクション対策のむずかしさ
「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」には、しっかりとした対策が必要だったというのが今回の反省点となりました。
「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」のむずかしいポイントは、「ローリングライズ」と「ルーズロード」の組み合わせ。
最内の1コースでは急カーブとなるため、マシンが遠心力で外側に持っていかれやすい。
さらにルーズロードではコースの壁の高さも変わるので、浮き上がった状態で突入するとそのままコースの上側に飛び出してしまいます。
そんなローリングライズの対策として、2024年に取り付けられていたのが「フロントアンダーローラー」や「壁ブレーキ」です。
- フロントアンダーローラー→マシンに下向きの力や減速
- 壁ブレーキ→ローリングライズでだけ当たる高さ
しかし個人的に、片側に寄ったいろいろなセッティングはマシンバランスを考える上ではむずかしいのではと感じていた部分も。
特に今回のような2連DBなどでは、ジャンプ姿勢を安定させるのにむずかしさが出てくるのではと。
他のレースを見ていても、「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」を抜ける際に壁ブレーキが接触してコースアウトしているマシンも何台かありました。
結果的には、もっとも対策必須だったセクションへのセッティングが不十分だった結果となってしまいました。
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤー 東京大会D まとめ
ニューイヤー東京大会Dに参加してきました!
再チャレンジ権も当たって、計2回走らせることができました👍
しかし2回とも、最内のローリングライズからのルーズロードでコースアウト…
自分なりに対策したつもりでしたが、まだまだ及びませんでした💦日曜日参加のみなさんの健闘を祈ります✨ pic.twitter.com/6wI6NZAQjz
— ムーチョ@ミニ四駆ブロガー (@mini4wdblog) January 25, 2025
2025年1発目の公式大会の結果は、1次予選での敗退。
再チャレンジ権も当たったことで、2回走らせることができたニューイヤーのコース。
しかし2回とも、最内1コースの「EnEn-Choda(蜿蜿長蛇)」でコースアウトしてしまいました。
2024年のジャパンカップから思い切って変更したセッティングが、コースアウトの原因にもなってしまいました。
今回のマシンセッティングが、何かしらの参考になれば幸いです。
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