- ミニ四駆のサンタクロースはどんな商品?
- サンタクロースの特徴は?
- どんな改造に使えるの?
ミニ四駆のマシンとしては初めてともなるのが、本格的なサンタクロースマシン。
ドライバー人形の完成度はもちろん、マシン全体のカラーリングもクリスマス仕様で大きな魅力になっています。
✅ミニ四駆サンタクロースのおすすめポイント
- サンタクロースのドライバー人形は完成度が高い
- VSシャーシは今でも速いシャーシ
- 他のシャーシでも使えるボディ
もちろん、採用されているシャーシが一世代前のVSシャーシというデメリットも。
そこらへんも含めて、ミニ四駆サンタクロースをレビューしていきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 ミニ四駆サンタクロース
ミニ四駆サンタクロースの商品概要
- クリスマスの主役、サンタクロースが操るスペシャルマシン
- ボディはビンテージ・レーシングカーをイメージしたマッハビュレット
- サンタクロースドライバーは組み立て・塗装ずみでセット
- シャーシは軽量・コンパクトでショートホイールベースのVS
- 「Merry Christmas」のロゴや鈴、雪の結晶などは専用ステッカー
引用元:タミヤHP
要約すると、サンタクロースを乗せたクリスマス仕様のレーシングカーになっています。
ミニ四駆サンタクロースの気になるポイント
シャーシがVSシャーシ
サンタクロースの1番気になるポイントとしては、シャーシがVSシャーシということです。
VSシャーシというと、第2次ブームの終盤に登場したシャーシ。
シャーシとしての性能は高く、MSフレキの全盛期となる前は多くのマシンでも使われていました。
しかしVSシャーシの場合、良くも悪くも気になるのがシャーシの軽さと強度。
軽いシャーシというのは速さの面ではメリットになりますが、強度の面では壊れやすいというデメリットにもなってきます。
特にマシンの速度域の上がった今のミニ四駆では、VSシャーシの強度不足が目立ってしまう場面も多いです。
2020年には、VSシャーシの後継機としてVZシャーシも登場しています。
1世代前のVSシャーシが使われているサンタクロースは、初めてのミニ四駆としてはあまりおすすめできません。
ミニ四駆サンタクロースのおすすめポイント
完成度の高いサンタクロース人形
ミニ四駆サンタクロースの魅力のひとつが、サンタクロースのドライバー人形になります。
ミニ四駆のドライバー人形は、これまでも数多く登場しています。
いろいろな種類のアニマルドライバーをはじめ、マッハビュレットなどを代表するレーシングドライバーも。
そんなドライバー人形として、サンタクロースが初登場。
サンタクロースのドライバー人形は、しっかりと塗装された完成度になっています。
最近発売されたクロススピアーとは違い、ドライバー人形の乗せ替えも可能。
初登場のサンタクロースは、顔の表情もよりリアルに造形されています。
翌年以降もサンタクロースが発売されるかは未定なので、ドライバー人形の選択肢として手元に置いておくべきなのは間違いありません。
VSシャーシも速いのは間違いない
今では使われることの少ないVSシャーシですが、シャーシとして速いのは間違いありません。
VSシャーシの特徴は、ミニ四駆のシャーシの中でも軽いこと。
ミニ四駆にとってマシンの軽さは、速さにも大きく影響してきます。
実際にMSフレキの流行が始まる前までは、VSシャーシを使ったマシンも多く使われていました。
ただし比較的古いシャーシということで、マシン改造をする上での使いづらさはあります。
シャーシの構造上、パーツの取り付けが限られてしまう部分も。
なのでB-MAXなどの無加工マシンとしては、使いづらい部分も目立ってきます。
それでも、シャーシとしての速さは間違いありません。
加工をしたパーツで改造をしていくことで、十分走れるマシンにすることは可能。
今では使われることの少ないVSシャーシですが、レッドのVSシャーシも貴重。
レッドのVSシャーシのマシンは限られているので、サンタクロースのシャーシも貴重なVSシャーシになってきます。
VSシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
ボディの互換性
ミニ四駆サンタクロースのボディについては、他のシャーシとの互換性もあります。
元のマッハビュレットのボディは、主にVSシャーシ用のボディとして発売されています。
なのでリヤモーター用のボディということもあり、載せ替えることのできるシャーシとしては限られてきます。
その中でも気になるのが、VSシャーシの後継機ともなるVZシャーシとの互換性。
実際に取り付けてみると、多少の干渉はあるものの載せ替えは可能。
少しでも改造してサンタクロースのボディを使いたい場合、VZシャーシへの載せ替えもおすすめになってきます。
ただし赤のVSシャーシから載せ替えた場合、マシン全体でのクリスマスイメージも変わります。
赤と緑のクリスマスカラーが魅力でもあるので、サンタクロースとしての完成度が変わってくる点には注意が必要です。
ミニ四駆サンタクロースにおすすめの改造
カーボン強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ)
VSシャーシのリヤステーには、3点固定タイプのリヤステーがおすすめです。
VSシャーシの欠点は、シャーシ剛性の低さ。
特に付属のリヤステーはやわらかく、2点で固定しているために走行中の衝撃で破損してしまうことも多いです。
そこでVSシャーシのリヤステーとしておすすめなのが、カーボン強化リヤダブルローラーステー。
3点固定タイプということで、VSシャーシのリヤステーを3点で固定することができます。
カーボン強化ということで強度もあり、FRPプレートを使わずに左右のローラー幅を広げることができるのもポイント。
今回使用したのは、マシンに合わせて限定商品として発売されていたホワイトカラーのリヤステー。
通常品番のブラックでも、しっかりとVSシャーシのリヤステーを取り付けることができます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ カーボン強化リヤダブルローラーステー (3点固定タイプ)
スリムマスダンパーセット
VSシャーシのマスダンパーは、フロントとリヤに取り付けています。
本来であれば、制振効果の高いサイドにマスダンパーを取り付けたかった部分があります。
しかし無加工でサイドマスダンパーを取り付けようとした場合、問題がいくつも。
まずVSシャーシのサイドステーのビス穴に合うプレートが無いこと。
加工をすれば取り付けは可能ですが、無加工となると取り付けられるプレートがありませんでした。
ARシャーシ用も何とか取り付けは可能でしたが、今度は大径タイヤと干渉してしまうという問題も。
さらにVSシャーシのサイドステーは、薄くてペラペラ。
強度もほとんど無いので、重さのあるマスダンパーを取り付けるのには不安な部分もありました。
そこで今回は、シャーシの前後にスリムマスダンパーセットを取り付け。
フロントとリヤにマスダンパーを取り付けることで、少しでもマシン全体で制振性が上がればと思っています。
ただやはり、マスダンパーの取り付け位置は制振効果の高いサイドステーが理想。
改造の限られるVSシャーシのむずかしさを感じるポイントにもなってしまいました。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ スリムマスダンパーセット
マスダンパーの取り付け位置については、こちらの記事で紹介しています。
フロントアンダーガード
フロントバンパーには、補強のためにフロントアンダーガードを取り付けています。
VSシャーシは、フロントバンパーもペラペラ。
とてもやわらかく、マシンの中でも1番衝撃の加わる部分としては不安しかありません。
そんな強度のないフロントバンパーの補強として、まずはフロントアンダーガードを取り付けています。
フロントアンダーガードの目的は、フロントバンパーのコースへの乗り上げへの対策として。
さらにフロントアンダーガードを取り付けることで、フロントバンパーの補強にもなってきます。
今回使用したのは、大径タイヤ用のフロントアンダーガード。
マシンの車高に合わせて、2種類あるうちの厚い方を取り付けています。
フロントアンダーガードは、ブレーキの貼り方によってはフロントブレーキとしても使うことが可能。
VSシャーシのフロントバンパーの補強として、欠かせないパーツにはなってきます。
商品リンク:タミヤ グレードアップ フロントアンダーガード
2段低摩擦プラローラー
フロントバンパーには、フルカウル用FRP+2段低摩擦プラローラーを取り付けています。
まずはフロントローラーの左右の幅を広げるため、フルカウル用FRPを使用。
他のFRPプレートでも取り付けは可能ですが、無加工で13mmのフロントローラー位置を下げられるのがフルカウル用だったため取り付けています。
そこへ2段低摩擦プラローラーを、LC対策などのためにも取り付け。
キット付属のプラローラーも使用できますが、強度や安定性の部分で今回は2段のプラローラーを使っています。
FRPプレートでは強度不足な部分はあるので、フロントバンパーの強度を上げるためにはフルカウルカーボンの使用もおすすめです。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ FRP フロントワイドステー (フルカウルミニ四駆タイプ)
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ 2段低摩擦プラローラー (13-13mm)
プラローラーについては、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆サンタクロース まとめ
限定のマシンキットとして発売されたミニ四駆サンタクロース、貴重なドライバー人形と合わせておすすめのマシンキットです。
ミニ四駆サンタクロースのおすすめポイント
- サンタクロースのドライバー人形は完成度が高い
- VSシャーシは今でも速いシャーシ
- 他のシャーシでも使えるボディ
まずは限定のマシンキットとして、貴重性が高いマシンになっています。
サンタクロースのドライバー人形は、これまでありませんでした。
しっかりと塗り分けもされていて、完成度も高いのでドライバー人形の選択肢としても使いやすいです。
付属のVSシャーシは、今では使われることが少なくなったシャーシ。
しかし、シャーシとしての速さは間違いありません。
普段とは違ったシャーシを使いたい場合、ちょっと手がかかるミニ四駆サンタクロースのVSシャーシを使ってみるのもおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 ミニ四駆サンタクロース
コメント